1.とにかく犬が好き!
まずは何よりも心の底からわんこが好きなことです。どういうこと?と思うかもしれませんが、もし「でもちょっと怖いな」「噛まれたらどうしよう」という気持ちが心の中に少しでもあると、わんこは心を許してくれません。
これには実は科学的な根拠があり、わんこは人間の汗の匂いから「緊張」の感情を嗅ぎ取ることができるのです。自分に対して緊張している相手に対しては「もしかしたら何か企んでいるのでは?」と勘繰って、警戒してしまうことがあります。
2.目線の高さを合わせてくれる
私たち人間も、身体の大きな人から見下ろすように話されたら少し怖いと感じますよね。わんこもそれは同じです。特に小型犬にとっては、人間は自分の身体の何十倍も大きな生きものです。
立ったまま見下ろされたら、警戒心を抱かざるをえません。小さな子どもに話しかけるとき、しゃがみこんで目線を合わせますよね。同じようにわんこに話しかけるときにもしゃがんで目線の高さを合わせることを心がけましょう。
3.匂いを嗅がせてくれる
目線の高さを合わせたら、次は「はじめまして」の挨拶が必要です。それは自分の匂いをわんこに嗅がせてあげること。お互いの匂いを嗅ぐことは、わんこの世界では名刺交換と同様の役割を果たしています。このときポイントとなるのは、わんこの鼻先に手の甲を下から差し出すこと。
手のひらには別のものの匂いが付いていることも多いので、その人の純粋な匂いを嗅ぐためには手の甲が一番と言われています。また手を上から差し出すと「殴られる!?」と警戒されてしまうので、下から差し出すのも重要です。こうすればわんこも「挨拶の手順をわかってる礼儀正しい人だな」と思って、心を許してくれますよ。
4.穏やかで落ち着いている
わんこは小さい子どもが苦手という話を聞いたことはありませんか?小さな子どもは急に大声を出したり大きな動作をしたりと、わんこにとって予測不可能な行動をとるため、警戒されやすいせいだとされています。
これは大人でも同じこと。声が大きかったり動きが大きくて乱暴な人よりも、穏やかで落ち着いている人の方がわんこも安心感を覚え、心を許してくれるまでに時間がかかりません。
5.高い声で話す
わんこのしつけの基本に「誉めるときは高い声で、叱るときは低い声で」という鉄則があります。これはわんこが高い声には好印象を抱くという科学的根拠に基づいたものです。わんこが男性よりも女性になつきやすい、もしくは男性を警戒しやすいというのもこのためと考えられています。
そのため高い声で話す人に対して、わんこはより心を許しやすくなります。男性が高い声でしゃべるのは抵抗があるかもしれませんが、可愛いものを見ると声が高く上ずってしまうのはある意味自然なことですよね。わんこが大好きという気持ちを隠さず、恥ずかしがらずに高い声で接してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこと仲良くなるためにはファーストインプレッションがとにかく大切です。最初に警戒されてしまうと、警戒を解いてもらうためには時間がかかってしまいます。今回ご紹介したポイントを踏まえ、わんこに心を許してもらえる接し方を実践してみましょう。