犬が『息苦しい時』にする仕草や行動8選

犬が『息苦しい時』にする仕草や行動8選

全力で走った後は犬も息切れのように荒い呼吸になりますが、これが安静時にも起こっていたら心配です。また犬が息苦しい時のサインには分かりづらいものもあり、見逃してしまうと重篤な状態になる恐れがあります。愛犬の呼吸のトラブルを早期発見するために、犬が息苦しい時に見せる様子や異常な呼吸の様子について知っておくことはとても大切です。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

様子の異変3つ

口を開けているダルメシアン

1.伏せや座ったままで横にならない

呼吸が苦しい時、横に寝る体勢よりも身体をまっすぐにしていた方が楽に感じることがあります。そのため呼吸が苦しい時の犬は寝転ばず、座った状態や伏せの状態でいようとすることがあります。また体調不良の辛さによって、同じ体勢で動かずじっとしていることも多いです。

2.呼吸に異変がある

息が苦しくなると、呼吸の様子にも異変が見られます。

  • 胸を大きく動かす
  • 鼻がヒクヒクしている
  • 呼吸回数が増える
  • 浅く速い深く大きい
  • 吸う時吐く時に苦しそうな様子
  • 呼吸音がする

このような呼吸の異変がある場合は、何らかの原因によって呼吸が苦しくなっている疑いがあります。

犬の1分間の呼吸数は小型犬の場合25回前後、大型犬は15回前後が目安です。普段の愛犬の呼吸数を把握しておくと異変に気付きやすくなります。病気の原因によっては息を吐く時に苦しそうに感じたり、息を吸う時に苦しそうに感じたりと違いが見られることもあります。

3.咳や逆くしゃみがある

咳やくしゃみと聞くと風邪を想像しますが、呼吸が苦しくなった時にも犬にこれらの症状が見られることがあります。咳は呼吸器系のトラブルや心臓のトラブルによって「息を吐く時」に見られる症状です。

「逆くしゃみ」とは、通常のくしゃみとは逆で「息を吸いながら起こる発作」です。一見するとくしゃみだと分からないような様子で、呼吸困難のようにも嘔吐の前のようにも、しゃっくりのようにも似ています。

逆くしゃみの原因ははっきりとわかっていませんが、アレルギーも原因の1つと考えられています。逆くしゃみ中の犬は呼吸の発作のように見えますが収まるとケロッとしていることが多く、命にかかわるものではないと考えられています。

ただし逆くしゃみは中高齢で突然し始めることはほぼなく、若い頃から逆くしゃみをしている子がほとんどです。そのため中高齢の子が突然逆くしゃみのような発作を始めた場合は、逆くしゃみではない可能性が高いので受診すると安心です。

異常な呼吸5つ

茶色い犬の鼻

1.鼻の穴や周りがヒクヒクする

愛犬の鼻の穴の横の部分、私たちで言う小鼻の部分を「鼻翼」と言います。鼻から息を吸う時に鼻翼が大きくなり、息を吐く時に元に戻る呼吸を「鼻翼呼吸」と言います。愛犬が鼻をヒクヒクさせながら呼吸をしている時は、呼吸がしにくくて一生懸命空気を吸おうとしている疑いがあります。

2.口を開けている

犬はパンティングという浅く荒い口呼吸によって体温調節をしますが、安静時にパンティングをしている時には呼吸が苦しい疑いがあります。犬は緊張した時や不安な時にもパンティングをするため、呼吸困難による口呼吸があることも知っておく必要があります。

3.座ったまま顎を上げて胸が大きく動く

お座りの状態で前脚を開き、鼻を上に向け首を伸ばすような姿勢でする呼吸を「起座呼吸」と言います。起座呼吸時は胸部を大きく動かして呼吸しています。呼吸がさらに苦しくなってしまうため、横になったり違う体勢になることを嫌がることがあります。

4.浅く速い呼吸

回数が多く、速くて胸があまり動かないような浅い呼吸のことを「浅速呼吸」と言います。肺にトラブルがある時にこの浅速呼吸が見られることがあります。

5.ガーガー・ゼーゼーという呼吸音

呼吸をする際に「ガーガー」「ゼーゼー」というような呼吸音がする場合にも、気管のトラブルの疑いがあります。「ガーガー」という音の時には気管虚脱の疑い、「ゼーゼー」という音の時には気管支炎の疑いがあります。

このように愛犬の呼吸の様子に異常が見られる時は、早めに受診するようにしましょう。獣医師でないと原因の見極めが難しいため、個人判断をせずに獣医師に相談してみましょう。発作のように一時的な異変の場合は、動画を撮っておくと獣医師に説明がしやすいです。

まとめ

聴診器を当てられるチワワ

犬は基本的に鼻呼吸をするため、普段は愛犬の呼吸を意識することは少ないかもしれません。愛犬が眠っている時に胸やお腹が上下するのを見て、愛犬の呼吸を改めて感じることもありますよね。

呼吸が苦しいことは愛犬にとっても辛く、命にかかわる場合もあります。特にマズルが短い短頭種と呼ばれる犬種は呼吸にまつわるトラブルが多い傾向がありますので、少しでも異変を感じたら受診すると安心です。

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