犬はおもちゃに好みがあるの?
あなたの愛犬はおもちゃで遊ぶことが好きですか?上手におもちゃでひとり遊びができる子もいれば、飼い主さんと一緒でなければおもちゃで遊ばない子もいるはずです。
愛犬と一緒におもちゃで遊ぶことはただ単純に楽しいだけでなく、飼い主さんとのコミュニケーションや愛犬のストレス発散、また遊びを通してしつけを行うこともできるので「愛犬のお気に入りのひとつ」は見つけておきたいところ。
せっかく用意したおもちゃでも遊んでくれなければ意味がないですよね。まったく遊ばず見向きすらしてくれないおもちゃは、愛犬の体の大きさや性格に合っていないのかもしれません。
体のサイズに合っていない
愛犬の体のサイズに合っていないおもちゃは興味を示さないことがあるようです。
特に小型犬に大きすぎるおもちゃは、扱いに困ってしまい遊べないことがあると思います。最低限、愛犬自身が口で咥えて持ち運べる程度の大きさのおもちゃを選んであげましょう。
そして愛犬自身は興味を示すかもしれませんが、小さすぎるおもちゃは誤飲に繋がる危険性があるため注意してください。口の中に丸ごとおさまってしまう物は何でも丸飲みしてしまう可能性があります。愛犬の大きさに合わせた適切なサイズのおもちゃを用意してあげましょう。
性格に合っていない
犬はとても個性豊かな生き物。もちろん個体ごとに性格もバラバラです。持って来い遊びが好きな子もいれば引っ張りっこ遊びが大好きな子もいて、性格によって好きなおもちゃも異なるようです。
その他、ニオイや素材がお気に召さないと遊んでくれないこともあると思います。実際におもちゃを用意して遊ばせてみなければはっきりとした好みは分からないので、複数のおもちゃを用意して反応を見てみましょう。
犬が好きになる『おもちゃの特徴』4選!
1.音が鳴るおもちゃ
犬用のおもちゃには音がピーピーと鳴るものがたくさん販売されています。特徴としてはピーピーやキュッキュッなど少し高い音が鳴るおもちゃが多いですよね。これはもちろん犬が好む特徴だからこそ。
この少し高い音は弱って息絶え絶えになっている動物の鳴き声に似ているのだとか。犬の祖先は狩りを行っていた野生動物です。どうやらこの高い音が犬の狩猟本能を刺激して、野生の本能に火がつき興奮して遊んでくれるようです。
2.香りがついているいおもちゃ
香りがついているおもちゃも夢中になって遊んでくれるワンちゃんが多いはず。
皆さんご存知の通り犬は「ニオイを嗅ぐ」ことで多くの情報収集をしています。ご飯を食べる時も「味覚」ではなく「嗅覚」でご飯を楽しんでいるほど。噛むごとに美味しい香りが広がる香りつきのおもちゃはとても嗜好性が高く長時間噛み続けることもあるでしょう。
ベーコンやチキン、果物など香りの種類も豊富です。愛犬好みの美味しい香りと耐久性や安全性に優れたおもちゃを選んであげましょう。
3.不規則な動きをするおもちゃ
犬は「不規則な動き」をするものに興味を持つことも多々あります。おもちゃに関しても丸いボールより卵型など不規則な動きをするおもちゃが好きな子も多いよう。
犬が予想もつかない不規則な動きは狩猟本能が刺激され「捕まえたい!」という感情が沸くようです。
捕まえられそうで捕まえられない動きが犬の心を捉え、飽きることなく長時間ひとり遊びする個体もいます。動きが不規則なだけに家具などにぶつからないよう気をつけて遊んでもらいましょう。
4.噛み心地が良いおもちゃ
犬は噛むことが大好きです。特に子犬の頃に乳歯から永久歯へと生え変わる時期は口腔内に違和感があるため何でも噛もうとしてしまいます。そんな噛むことが大好きなワンちゃんには噛むためのおもちゃを用意してあげましょう。
噛み心地に関しては個体ごとに好みが分かれるところだと思いますが、噛む力が強い子が硬すぎるおもちゃを噛むと歯が割れてしまう危険性がありますし、逆に柔らかすぎるヌイグルミなどは一瞬にして破壊される可能性もあります。
天然ゴム製のおもちゃは安全性や耐久性も高いのでおすすめです。天然ゴム製で香り付き、そのうえ不規則な動きをしてくれるおもちゃであれば夢中になってくれるかもしれません。
まとめ
犬がおもちゃで遊ぶことは運動不足やストレスの発散に繋がりますが、やはり飼い主さんとのコミュニケーションに役立つのが嬉しいところだと思います。
どうしても愛犬を見ていられない時やお留守番中には、ひとり遊び用のおもちゃを用意してあげるのも良いですが、コミュニケーション不足にならないよう飼い主さんも楽しく一緒に遊べるのがベストですよね。必要に応じておもちゃも使い分けると良いかもしれませんね。