犬の知能はどのくらい?
個体差はありますが、犬は人間の2歳~3歳くらいの知能を持っているとされています。犬を“人間みたい”と表現することがありますが、愛犬と接していて、まるで人間とやり取りしているみたいだと感じたことがあるのではないでしょうか。
人間の2歳~3歳くらいの知能を持つとされる犬ですが、犬種によっては飛びぬけて高い知能を持つ犬もいますよね。盲導犬や警察犬などの働く犬たちです。人間の2歳~3歳の幼い子供に目の不自由な人をサポートしたり行方不明者を探し出したりすることなどできるでしょうか。
犬によっては人間の5歳以上の知能を持っているともされており、あまりにも高い知能によって飼い主さんの指示に従わなくなってしまうことがあるようです。
犬はどのくらい賢いのか
- ボーダーコリー
- プードル
- ジャーマンシェパードドッグ
- ゴールデンレトリバー
- ドーベルマン
特に賢いとされている犬種です。盲導犬や警察犬として働く犬たちです。忠誠心・服従心・作業能力・自己犠牲・任務遂行能力などの言葉がよく当てはまるのではないでしょうか。
200~250の言葉を覚えて理解することができる
全ての犬種が200ほどの言葉を覚えることができ、理解しているとされています。また、より高い知能を持つ犬種であれば250ほどの言葉を覚えることができ、理解しているとされています。特別な訓練を受ければさらに多くの言葉を覚え、理解することも可能であるとされています。
犬には善悪の判断が難しい
犬の賢さは誰もが知る通りですが、人間とは明らかに違うところがあります。大脳波質が発達している人間には理性があり、欲望や感情などの気持ちをコントロールすることができます。
しかし、大脳波質があまり発達していない犬にとって欲望や感情などの気持ちをコントロールすることは難しく、自ら善悪の判断をすることができません。そのため、しつけや特別な訓練が必要なのです。
犬は動物の中で何番目に頭が良いのか
とあるランキングによると、犬は動物の中で7番目に頭が良いとされているようです。
1番目:チンパンジー
2番目:イルカ
3番目:ゾウ
4番目:オウム
5番目:ブタ
6番目:ラッコ
7番目:犬
8番目:カラス
9番目:ネズミ
10番目:タコ
どの動物の賢さを考えてみても納得のランキングなのではないでしょうか。3番目に賢いとされるゾウは、人間には聞こえることのない低い音を発することで仲間とコミュニケーションを取っているとされています。
賢さは神経細胞の数で決まる!?
10番目に賢いとされるタコですが、脳の神経細胞の数が多いほど賢いとされており、人間の神経細胞が160億ほどであるのに対し、タコの神経細胞は5億あるとされています。また、犬の神経細胞も5億ほどであるとされています。
愛犬を「賢い!」と感じる瞬間
座り込めば抱っこしてもらえる
お散歩のとき、歩きたくなくなったら座り込む犬がいますね。地面に寝転がる犬もいます。そうすることで飼い主さんから抱っこしてもらえることを理解しているからです。
おやつの隠し場所の前で待つ
おやつが欲しいときは、「この引き出しを開けてよ」と言わんばかりにおやつの隠し場所の前で待ちます。なぜか隠し場所を変えてもすぐにバレてしまうんですよね。
病院へ連れて行かれることがわかる
“病院”という言葉は一切言っていないのに、お出かけを拒否することがありますね。楽しいお出かけであれば、喜んでキャリーバッグやクレートに入り、喜んで車に乗るのに…。
まとめ
犬はどのくらい賢いのか、お分かりいただけましたか?犬は動物の中で7番目に頭が良いとされていることがわかりましたね。愛犬とお散歩をしていると、「どっちが散歩させられてるのかわからんなぁ」と言う人がいらっしゃるのですが、私たち人間が犬にコントロールされているのでは…?という日が来るかもしれません。
愛犬の遊び相手になってあげているつもりでも、実は私たち飼い主が愛犬に相手をしてもらっているような、そんな感覚はありませんか?
《参照》
https://zatsugaku-mystery.com/smart-animal/