犬の散歩における『他人への配慮』
1. なるべく人のいない時間帯を選ぶ
日中は大人から子どもまで出歩くため、散歩中に人と遭遇する確率がぐーんと高くなります。筆者宅では犬たちが人見知りなので、曜日によっては薄暗くなってから散歩に連れ出すようにしています。人に会わない分、犬のペースに合わせて歩けるのが利点です。
2. 不用意に近付けない
犬が興味本位で他人に近付きたがったとしても、その人が犬好きなのかどうか、見た目だけでは判断出来ません。表立って迷惑がる人はあまりいないものの、トラブル防止の観点で、不用意に近付けるのは好ましくありません。
3. リードを短く持つ
犬が苦手な人にとっては、犬と同じ道をすれ違うだけでも緊張してしまう場合があります。そのため、相手に不快な思いをさせずに済むよう、人とすれ違うときには犬のリードを短く持ちます。狭い道では一旦立ち止まって、相手が通り過ぎるまで待ちましょう。
犬嫌いな人、嫌いになった理由は?
犬にトラウマがある
過去、犬に噛まれたり追い掛けられたりした経験があると、トラウマが残ってしまうんです。その犬と他の犬が同じことをするとは限りませんが、一度植え付けられたトラウマは鮮明に記憶されます。
おしっこをかけられた
散歩中近所の人に会って立ち話をしていたりすると、飼い主の気を引くためか、犬が人の足元にマーキングしてしまうことがあります。犬に悪気はないと思いますが、かけられた側としては気分は良くないですよね…。
犬が怖く、苦手意識がある
小さい頃から犬を飼っていた人には、大抵犬好きが多いです。犬がいる環境に抵抗がなく、慣れ親しんでいるからです。一方で、犬と関わる機会がない人は、どう接したら良いか分からず、怖いと感じてしまうようです。見ているだけなら平気なのに、触るのは苦手という人もいます。
『犬アレルギー』の症状とは?
犬と接触することで起こる免疫反応の中に「犬アレルギー」があります。犬アレルギーは誰でも突然発症する恐れがありますので、以下自覚症状があり、心配な方は病院で検査して貰って下さい。
《主な症状》
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
- 蕁麻疹
- 目の腫れ、かゆみ など
犬嫌いと犬アレルギーは別物なので、犬が好きでも犬アレルギーになる可能性はあります。重度になると、めまいや下痢など更に症状が悪化し、日常生活にも影響を及ぼします。完治は難しいと言われており、症状を緩和する治療法は投薬が一般的です。
まとめ
犬を飼う身としては、世の中の0.0001%でも多くの人が犬好きになってくれると嬉しいとは思いますが、現実ではそうはいきません。理想と現実ではどうしてもギャップがあります。
私自身、子どものときは大型犬が苦手でした。親戚の家でシベリアン・ハスキーを飼っており、散歩に連れて行ったところ、リードを強く引っ張られてトラウマになってしまったのです。でも、今では大型犬全般が大好きですし、克服出来るトラウマもあると思います◎
とはいえ、犬好き・犬嫌いはお互いが強制して直すべきことではないので、各々の考えを押し付けるのはやめましょう。「いろんな考えを持つ人がいて当たり前」の気持ちを常に忘れずに…!