犬に絶対してはいけない寒さ対策1:火傷の恐れのある器具を使う
犬にしてはいけない寒さ対策としてまず紹介するのが「火傷の恐れのある器具を使う」です。例えば灯油ストーブや電気ストーブなどの熱源に直接触れることが出来る物です。
寒さ対策として使う分には良い物ですが、飼い主さんが近くにいるときのみに使用するという条件でなければ危険です。間違えて接触してしまったらヤケドをしてしまう場合や、イタズラ好きのワンちゃんであれば倒してしまうことによって火事になってしまう恐れがあります。
そのためワンちゃんの寒さ対策として、部屋を暖めるために使用するなら、器具をワンちゃんが触れることの出来ない場所に置くか、飼い主さんがいる時のみに使用するようにしてください。
犬に絶対してはいけない寒さ対策2:靴下を履かせる
ワンちゃんに靴下を履かせることもしてはいけない寒さ対策です。理由として、ワンちゃんの肉球は様々な情報を捕らえていて、靴下を履かせることによって嫌がりストレスを感じてしまうからです。
また、慣れない靴下を履いて歩くと足を滑らせてしまい靭帯や関節を痛めてしまうこともあります。
人間の感覚だと寒さ対策に良いのかもしれませんが、このような理由からワンちゃんに対してはしてはいけない行為です。
犬に絶対してはいけない寒さ対策3:カイロを与える
カイロは人間にとっては手軽で便利な物ですが、ワンちゃんに与えてしまうと危険です。噛み千切って中身を誤食してしまう恐れや、低温火傷の原因にもなったりするからです。
カイロを与えるならば、お湯を使用する湯たんぽなど害のないものを与えるとワンちゃんも安心して暖まることが出来ます。
ただし湯たんぽを使用するときには温度には十分気を付けてください。
犬に絶対してはいけない寒さ対策4:エアコンのみ使用する
エアコンは暖房として使用すると部屋全体の空気が暖まり均一な温度に保つことができることから有効な対策ですが、使用法を間違えてしまうとワンちゃんに害を与えてしまう恐れがあります。
エアコンで暖ためられた空気というのは上に行くため、人間よりも低い位置で過ごすワンちゃんにとっては人間が暖かいと感じでもまだ寒いと感じていて、あまり効果が見られないような様子をすることがあります。
そのためエアコンの暖房を更に強くしてしまいがちですが、そうすると室内の空気がかなり乾燥するので、皮膚が乾燥してかゆみが出るなど影響を及ぼしてしまいます。
このような理由からエアコンを使用するならば、加湿器やペット用のホットカーペットを使用するなどして、犬目線で快適かどうかを考えてみてください。
犬に絶対してはいけない寒さ対策5:コタツに入れっぱなしにする
こたつは暖かく穴のような形状をしているため中に入ることが大好きなワンちゃんも多いと思います。しかし、長時間こたつの中にいると、脱水や熱中症、低温火傷を引き起こしワンちゃんに害を与えてしまうかもしれません。
自分で調節して、出たり入ったりすることができるのであれば問題ありませんが、体が不自由であったり自分で判断することができないワンちゃんには、飼い主さんが定期的に電源を切ったり温度調節をするなどの対策をするようにしてください。
低温に設定していてもこたつの外と比較すれば十分暖かいですので、できるだけ高温にしないようにしておくのもよいでしょう。
まとめ
このように一見良さそうに感じられる対策であっても危険であったり、ワンちゃんの身体に害を与えてしまうことなどがあることが分かりました。寒さが苦手なワンちゃんが冬を過ごすということは大変辛い時期を過ごさなければいけないということです。
この問題を解消出来るのは一緒に暮らす飼い主さんの役目です。後の事を考えて危険でないと判断した場合や、ワンちゃんの身体に害を与える恐れがないということを確認してから最善の寒さ対策をするようにしてください。
