犬が大好きな人にしか見せない甘え行動とは
犬は飼い主さんに甘えるのが大好き!でも、よく観察していると、甘え方にもいろいろありますよね。今回は、犬が大好きな人にしか見せない甘え行動をいくつか紹介していきます。皆さんの愛犬は、こんな甘え行動を見せていませんか。
1.前足を軽く乗せて見つめる
ソファーに座りながら寛いでいると、軽く片方の前足を膝の上や太ももの上などにちょこんと乗せてくることはありませんか。「何かな?」と思い視線を向けると、ジッと嬉しそうにこちらを見つめてくる…これも愛情のこもった甘え行動です。
この行動は、子犬が母犬に対してすることもある行動で、「かまってほしいな」「一緒に遊んでほしいな」という願いのこもった甘え行動です。
しかし、強引にグイグイと引っ張るような行動には、少々わがままな意図が含まれているので、毎回要求に応えることは控えましょう。
2.膝や足の上に顎を乗せてくる
「飼い主さんにぴったりくっついていたい♡」という可愛らしい理由で、自分の顎を飼い主の膝や太ももなど足の上に乗せてくる行動を見せることはありませんか。
この行動も信頼しており、尚且つ体温を感じていたいと思う大好きな相手にしか見せない甘え行動の1つです。まるで赤ちゃんのように寄り添ってくる姿は、親になったような愛おしさがこみ上げてきますよね。
このような甘え行動を見せてくるときには、ぜひ優しく撫でたりマッサージをしてあげて、より絆を深めてくださいね。
3.顔をペロペロと舐める
「かまってほしい」「遊んでほしい」「お腹が空いたよ~」など、甘えるような気持ちを飼い主に伝える際、顔や口周りをペロペロと舐めてくる犬は多いですよね。
実はこの行動は、子犬が母犬に対して甘えたり、ごはんをねだったりする時に見せる行動とまったく同じです。つまり、顔周りを舐めてくる場合、飼い主のことをお母さんのような存在だと認識しているということになります。
お母さんのような存在ということは、「安心感がある」「信頼している」「大好き」といった愛犬からの愛情が三拍子揃っているとも言えます。深い愛情表現の1つとして受け入れましょう。
しかし、口を直接舐められてしまうと、ばい菌が口内に侵入する恐れがあるので、極力口を直接舐められないよう、ガードするべきでしょう。
4.ゴロンと目の前でお腹を見せる
トコトコと近寄ってきたと思ったら、目の前にやってきて突然床にゴロンと寝転び、お腹を無防備なまでに見せてくる…。皆さんの愛犬も、そんな愛らしい行動を見せてきませんか。
犬にとって柔らかいお腹は弱点です。急所であることを本能的に犬も理解しているため、信頼している人でなければ、まず見せることはありません。
また、目の前にわざわざやってきて、ゴロンとお腹を見せる行動には、「撫でて~」という甘え行動の意味合いも含まれています。お腹を撫でてほしいという行動には、「大好き」という愛情も含まれているので、大好きな人にしか見せない行動と言えるでしょう。
5.顔に自分の顔を擦り付ける
飼い主のことを大好きな犬の中には、顔周りを舐める他にも、飼い主の顔周りに自分の顔や頭を擦り付けるような行動を見せる犬もいます。
これは「甘えたい」という気持ちと同時に、「大好きだよー!」という強い愛情を伝えている時の行動でもあります。大好きが高じて顔や頭を擦り付けるという行動に出てしまっているのです。
他にも飼い主の体に執拗なまでに顔や頭を擦り付ける犬もいます。こうした行動も甘えと愛情表現が同時に行われている行動の1つです。
まとめ
今回は犬が大好きな人にしか見せない甘え行動を紹介しました。皆さんも1つは愛犬によくされる甘え行動があったのではないでしょうか。日々、何気なく見せている行動の中には、愛情が込められている行動が多々あります。ぜひそれらの行動に対しては、こちらも愛情返しをしましょう。