1.睡眠不足になる
愛犬の寝顔や寝相が愛おしすぎて、ついついちょっかいを出して起こしてしまう。もしくは、寝ているところを見計らって頭や身体に装飾品をのせたりして、面白おかしい「映える」シャッターチャンスを無理やり狙ってしまう。そんなイタズラをしている飼い主さんはいませんか?
1日の多くの時間を眠って過ごすわんこですが、その睡眠時間のほとんどは「浅い眠り」の状態です。そのため「寝ているうちにイタズラしちゃおう」と思って愛犬に手を出したら、すぐに起きてしまったなんて経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
寝ている愛犬へのイタズラは睡眠妨害に他なりません。大切な愛犬が睡眠不足になってしまっては可哀想ですよね。寝顔はそっと見守るだけにとどめ、イタズラはしないようにしましょう。
2.愛犬からの信用を失う
愛犬と「トッテコイ」遊びをしている最中、おもちゃやボールを投げたふりをして身体の後ろに隠し、消えてしまったおもちゃを必死に探している愛犬の姿を見てからかったなんて経験、ありませんか?
こんなバレバレのイタズラにも素直に引っかかってしまうピュアな愛犬の姿は可愛らしく、ついついクセになってしまうかもしれませんが、やりすぎには要注意です。
こういったイタズラをくり返していると、愛犬からの信用を失うことにもなりかねないからです。わんこは素直でピュアですが、学習能力も非常に高い生きものです。あまりにやりすぎると「この人はどうせまた隠すだけだ」「この人との遊びは信用できない」と思うようになってしまい、遊びにノッてこなくなってしまいます。
それどころか、それまで築き上げてきた愛犬との絆にすらヒビが入ってしまう恐れさえあります。可愛くてもからかうのはほどほどにしておきましょう。
3.愛犬のストレスになる
わんこは基本的に人間にかまってもらうのが大好きな生きものです。ですが時にはひとりになりたいときや、放っておいてほしいときもあるもの。一緒に暮らしていくに当たっては、その距離感はとても大切です。
また人間であっても、あまりにしつこくイタズラをされたりからかわれたりしては不快な気分になりますよね。わんこも同様です。たとえそれが愛ゆえによるものであっても、あまりにしつこいイタズラはわんこのストレスとなってしまいます。
ストレスが限界まで溜まると、わんこの行動や体調にさまざまな影響が現れます。無駄吠えや破壊行動といった問題行動が増えたり、胃腸の調子を崩して下痢や嘔吐をくり返すこともあるので注意が必要です。
4.咬傷事故に発展する恐れがある
人間からイタズラばかりされていると、わんこは飼い主さんへの信用をなくすだけでなく、全ての人間に対して不信感を抱いてしまう可能性があります。
すると警戒心が自ずと強くなり、撫でようとして手を伸ばして来た人に対しても牙を剥いたり、ひどいときには噛みついてしまったりする場合があります。咬傷事故に発展してしまうとわんこ自身も、相手も飼い主さんも全員が不幸になってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?飼い主さんはちょっとした出来心のつもりでも、愛犬にはその冗談が通じないということをご理解いただけたのではないでしょうか。イタズラは愛犬が忘れた頃にほどほどに行うのが、お互いの幸せのためですよ。