犬が「うるさいなあ…」と思っているときの仕草や態度
1.耳を後ろに倒している
耳を後ろにキュッと倒している仕草や態度は、大きな声や音に警戒し、うるさいなあと思っているときの犬の様子です。表情にも注目してみてください。うるさいと感じるほどの大きな声や音にビックリしているはずです。
2.目を見開いている
目をギョッと見開いている仕草や態度は、あまりの騒がしさに驚き、うるさいなあと思っているときの犬の様子です。ひたすら耐える犬もいますが、今すぐにでも逃げ出したい気持ちでいるはずです。
3.体をブルブルさせる
体をブルブルとさせる仕草や態度は、嫌なことを振り落としたい気持ちと、うるさいなあと思っているときの犬の様子です。賑やかな家族の様子に加わる犬もいますが、しきりに体をブルブルさせているときは、もう少し声のボリュームを抑え、テレビの音や音楽の音も控えめにしてあげると良いです。
4.しきりにあくびをする
しきりにあくびをする仕草や態度は、その状況に飽きてしまって退屈なわけではなく、うるさいなあと思っているときの犬の様子です。
さっきまで一緒に遊んでいた犬が部屋の隅に行って、しきりにあくびをすることがあります。遊び疲れて眠くなってしまったように感じられますが、実はうるさい状況から少し離れたくなったからなのです。しきりにあくびをすることでストレスを軽減させようとしています。
5.マズルにシワを寄せて唸る
マズルにシワを寄せてヴ~ッと唸る仕草や態度は、あまりにも騒がしい状況にイライラしてしまい、うるさいなあと思って苛立ちを隠せないでいるときの犬の様子です。
そのまま騒がしい状況が続けば、近くに寄ってきてワンッ!(うるさいなあ!)と一喝されてしまうかもしれません。それでも騒がしくしていると飛びかかってくることもあるかもしれません。
6.静かで暗い場所に隠れる
静かで暗い場所に隠れる仕草や態度は、うるさいなあと感じる状況から身を隠してしまいたいときの犬の様子です。リビングでの家族団らんの時間、いつの間にか愛犬がいなくなっていることはありませんか?
探してみると玄関のマットの上で寝ていたり、暗い洗面所のマットで寝ていたり、誰もいない静かな部屋でくつろいでいることがあります。家族団らんの温かく幸せな時間も犬にとっては少しばかりうるさく感じてしまったようです。特に幼い子供さんがいらっしゃるご家庭では、よく見られる仕草や態度です。
犬は賑やかなことが嫌いなの?
犬は基本的には賑やかで騒がしいことが苦手です。警戒心を感じたり、ストレスを感じたり、何だか緊張して落ち着かなくなってしまうからです。そのため、自分の身を守るための仕草や態度をとります。穏やかに対応することができる犬もいますが、うるさいなあと感じる状況に我慢することができず、攻撃的になってしまう犬もいます。
日本犬は子供が苦手?
幼い子供は急に大きな声をあげたり、走り回ったり、騒がしくしてしまうことがあります。日本犬はうるさくて騒がしい子供が苦手な傾向にあります。あまりにもしつこくされると幼い子供が相手でも攻撃してしまうこともあります。うるさいことに苦手意識のある犬であれば、騒がしくなりやすい子供との過ごし方にも配慮が必要です。
まとめ
犬がうるさいなあと思っているときにする仕草や態度は、
- 耳を後ろに倒している
- 目を見開いている
- 体をブルブルさせる
- しきりにあくびをする
- マズルにシワを寄せて唸る
- 静かで暗い場所に隠れる
こんなにもあからさまで分かりやすいです。犬は嘘がつけない動物なので、仕草や態度にハッキリと出てしまうのです。