『鼻ぺちゃ犬』がなりやすい病気6選!どんなことに気を付けて過ごすべき?

『鼻ぺちゃ犬』がなりやすい病気6選!どんなことに気を付けて過ごすべき?

鼻が低い「鼻べちゃ犬」にはなりやすい病気がいくつかあり、放っておくと危険なケースも中にはあります。ここではかかりやすい病気6選とともに、注意すべき点をまとめてご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

鼻ぺちゃ犬とは?

シーズー

そもそも「鼻ぺちゃ犬」とは通称の名前です。本来の名称は「短頭犬種(たんとうけんしゅ)または「短頭種(たんとうしゅ)」といい、頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短いのが特徴です。顔が全体的に平らに見えることから、「鼻ぺちゃ犬」という愛称で呼ばれています。

鼻ぺちゃ犬はその特徴から、一般的な犬種より病気になりやすい面があります。短頭種は飛行機搭乗を断られるケースもありますが、その理由も健康面へのリスクが懸念されるからです。短頭種の代表的な犬種は以下のとおりです。

「病気になりやすい犬種」

  • パグ
  • ブルドッグ
  • フレンチブルドッグ
  • シーズー
  • ボクサー
  • ペキニーズ
  • ボストンテリア
  • ブルテリア
  • キャバリアキングチャールズスパニエル
  • ブリュッセルグリフォン
  • チャウチャウ
  • チベタンスパニエル

このような犬種が病気になりやすいとされています。

鼻ぺちゃ犬がなりやすい病気6選

パグ

身体的な特徴を持つ鼻ぺちゃ犬は、その構造から身体的な負担がかかりやすいです。ここでは、鼻ぺちゃ犬がなりやすい病気6選と注意点についてお話していきます。

1.鼻腔狭窄

鼻ぺちゃ犬が特にかかりやすいのが「鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)」。「短頭種気道症候群」のひとつで、鼻ぺちゃ犬によく見られる病気です。

鼻の穴をよく見ると一般的な犬よりも狭いですよね。狭いということは空気を吸い込みにくいということです。

いびきをかいたり、少し走っただけでハアハアと息があがってしまう子は鼻腔狭窄を疑ってください。暑い夏は熱中症にかかりやすいので十分注意をする必要があります。

2.喉頭虚脱

「喉頭虚脱(いんとうきょだつ)」とは、息を吸うときに「披裂軟骨(ひれつなんこつ)」と呼ばれる喉の一部が気管に入り込んでしまう病気です。鼻ぺちゃ犬を中心に多く見られる病気で、咳込んだり「ゼーゼー」といった苦しい呼吸の症状を見せるのが特徴。

症状が悪化すると呼吸困難に陥ってしまうため、重篤な場合は咽頭室粘膜を切除をするケースもあります。

3.喉頭室外反

鼻ぺちゃ犬は呼吸器官に負担をかけやすい犬種です。のど周辺を痛めやすく「咽頭室外反(いんとうしつがいはん)」という、炎症によって咽頭室と呼ばれる部分が腫れてしまう病気にかかることがあります。

炎症によって気管を狭めてしまうため、呼吸が荒い、息が苦しそうといった症状が出るのが特徴です。

4.気管低形成

「気管低形成(きかんていけいせい)」とは、生まれつき気管が狭まっている病気で鼻ぺちゃ犬によく見られます。気管が狭いため十分な空気を吸うことができず、苦しそうな呼吸をを見せるのが特徴です。

暑さに弱く、かなり浅い呼吸をしたりあえぎ声のような音を出す呼吸をしたときはかなり危険な状態なので早急に動物病院へ連れて行く必要があります。

5.角膜損傷

鼻ぺちゃ犬は鼻が平らなので障害物に当たりやすく、目に損傷を受けやすいです。目が大きくてクリクリしている犬はとても可愛いですが、物が当たらないように注意しなければなりません。

万が一角膜に傷をつけてしまうと、ひどい場合は「角膜損傷(かくまくそんしょう)」を引き起こし角膜の透明度がなくなり見えなくなってしまうことがあります。家の中に危険な物を置かないよう配慮してあげてください。

6.軟口蓋過長症

鼻ぺちゃ犬は鼻から気管に空気が入る部分に、「軟口蓋(なんこうがい)」と呼ばれる筋肉が邪魔をしてしまう「軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)」になりやすいです。

息を吸い込みにくく、肺まで空気が行き届かないことも。気道に負担がかかりやすく重症化しやすいリスクがあります。少しでも異変を感じたら早めに獣医師に相談をしましょう。

まとめ

散歩中のフレブル

愛すべき鼻ぺちゃ犬は、生まれつきの構造から普通の子より病気にかかりやすいです。息があがりやすいので暑さには十分注意してあげてください。獣医師にアドバイスを受けながら健康を保ってあげてくださいね。

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