飼い主の真似をする理由って…?
1. 大好きな相手の真似をしたいから
相手の真似をして同じ行動を取ることを「ミラーリング」と言います。飼い主に親近感を抱いているからこそ見られる、心理学的特徴です。
ミラーリングは好きな相手に示す愛情表現とも捉えられるため、飼い主に対する気持ちの表れと考えて良いでしょう。
2. 飼い主に共感しているため
ペットとして人間と共生していく中で、犬は飼い主の行動を自分のことのように感じ、共感するようになります。飼い主の心境の変化を敏感に感じ取り、同調行動を取るのです。その様子は顕著であり、犬の心拍にも変動が見られます。
3. 良好な関係が築けている証
毎日の触れ合いは、犬と飼い主の絆を深めていきます。真似をする行為は、良好な関係が築けている証と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、人間は見慣れたものを選ぶ傾向にあるようで、自分と似ている犬を家族に迎える、というのは比較的よくあることなのだとか…!顔も行動も似ているなんて、なんだか本当の親子のようですね♡
犬がよく真似する仕草
では、ここから実際に犬がよく真似する仕草について、いくつか例を挙げていきます。ご自宅に犬がいる方は、愛犬の姿を思い浮かべながら、理由と合わせて考えてみて下さいね♪
- 伸びをする
- 首をかしげる
- ため息をつく
- テレビを見る
- 枕を使って寝る
上記以外にも「あくび」や「舌なめずり」といった仕草を真似することもあるようです。皆さんの愛犬は、いくつ当てはまりましたか?多頭飼いの場合には、同居する犬の真似をしている姿を見られるかもしれません。
犬は感情を察するのが得意な動物
飼い主が悲しいとき
飼い主が落ち込んでいたり、悲しくて泣いているときは、隣にそっと寄り添ってくれるのが犬の良いところです。その表情は何処となく悲しげで、飼い主を優しく慰めてくれているように思えます。
飼い主が喜んでいるとき
嬉しい出来事があって飼い主が笑顔でいると、犬もニコニコ笑顔を見せてくれます。喜びを分かち合える素敵なパートナーです。表情の変化が分かり難い動物もいる中で、個人的には「犬」が一番表情豊かな動物だと感じます。
番外編:鏡の中の自分、犬にはどう映る?
少し話は変わりますが、鏡に映った自分の姿を犬はどのように認識すると思いますか?
自分の真似をするそっくりな犬がいる!と思うのか、自分の姿と正しく理解するのか、一体どちらなのでしょうか。
結論としては「自分と分からず、別の犬」と認識する犬が大半なのだそうです。その反応は千差万別で、吠える・驚く・飼い主に助けを求めるなど…犬の性格によって異なります。
筆者宅の愛犬は、鏡の後ろを何度か確認し、誰もいないことを不思議に思っている様子でした(笑)。反転しているせいで、余計に混乱するのかもしれないですね。
まとめ
犬は飼い主のことを毎日よく観察しています。良いことも悪いことも飼い主と一緒に感じながら、日々成長し続けているのでしょう。たまには飼い主の皆さんが愛犬の真似をして、遊んでみるのも面白いかもしれませんよ…☆早速今日から始めてみて下さいね!