こんな時は触られるのを嫌がっているかも…
犬は、飼い主をはじめ、多くの人に撫でてもらったり触ってもらったりすることを好むと言われることが多いです。しかし、元々警戒心の強い動物なので、知らない人や仲良くない人に触られることを苦手とする子も非常に多いです。
また、飼い主や大好きな人であっても、タイミングやその時の状況によっては「触られたくない」と思っていることも多いです。では、どのような時は触られることを嫌がる傾向にあるのでしょうか。
- ごはんを食べているとき
- トイレをしているとき
- 眠っているとき
このように、何かに夢中になっているときや、無防備なときに突然触られることは、基本的に犬は嫌います。したがって、上記のようなタイミングで不必要に触ることは控えましょう。
触られるのを嫌がっている時はどんな仕草を見せる?
上記のようなタイミングで触れられることを嫌う犬たちですが、大好きな飼い主だからという理由で、嫌だけれど我慢することもあります。犬が実は触られるのを嫌がっている時、以下のような仕草や行動を見せています。
- 前足で顔を掻くような仕草
- あくびをする
- 唸る
- ぶるぶるっと体を震わせる
このような仕草が見られたら、わかりやすい行動でなくても嫌がっているサインなので、無理に触ることはやめてあげましょう。
犬が触られるのを嫌がっている時の心理とは
では、犬が触られるのを嫌がっている時、どのような心理によって嫌がっているのでしょうか。代表的な心理をいくつか紹介します。
「邪魔をしないでほしい」
最初にご紹介したとおり、タイミングによっては犬が集中しているとき、あるいはリラックスしたいときなので、「邪魔をしないでほしい」という心理から嫌がることがあります。
特に、ごはんや睡眠中などは、野生の頃から犬にとって非常に重要な習慣です。尚且つ、無防備な状態なので、重要な出来事と警戒心が合わさっているタイミングなのです。
このような時に不用意に触れてしまうと、驚いてしまったり、不安から集中して食べられなかったり、休めなかったりと犬は不快に感じてしまいます。
「知らない人は怖い」
犬によって警戒心の強さは異なりますが、多くの犬は、初めて会った人に突然触られることを嫌います。これは、その人がどのような人で、安全であるかどうかがわからないために恐怖を感じているからです。
「知らない人だから怖い」「まだ信頼していない人だから不安」といった心理状態から、触られることを嫌がる、あるいはわかりやすく拒否することは珍しくありません。
まだ慣れていない人の場合は、まずは手の匂いを嗅がせ、犬が興味を持ったり、少し慣れてきたなと感じてから、優しく様子を見ながら体の側面を触ってあげましょう。間違っても、抱きしめたり、頭を撫でてはいけません。
「もしかして僕に攻撃しようとしてる?」
犬が警戒心の強い動物であることはお話ししてきましたが、それゆえに、触られる方向や場所によっては「敵か!?」「もしかして敵意を抱いてる?」と勘違いさせてしまうこともあります。
例えば、犬が見えない背後から突然触ったり、正面から突然頭を触ったりする行為は、犬にとって強い恐怖を感じる行為です。
背後から触られると「敵に襲われている!」と瞬時に警戒心が強まりますし、正面から頭を触られると、自分よりも大きい人間に頭を鷲づかみにされる感覚に陥り、恐怖を感じてしまいます。そのため、嫌がったり不安そうな表情を見せたりするのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は犬が触られるのを嫌がっている時の心理を紹介しましたが、もしも1日中飼い主に触られることを拒否している場合は、体に異変を感じている可能性もあります。一度病院で診察してもらうことも検討しましょう。