上手に教えれば、芸達者になれるかも♡
犬の芸は別名「トリック」とも呼ばれます。絶対出来ないと困る!という訳ではありませんが、飼い主と一緒に楽しみながら覚えられれば、共に達成感を味わうことが出来ます。芸達者な犬を目指し、じっくり時間をかけて教えていきましょう。
覚えてくれたら嬉しい!犬の芸5選
1. おまわり(スピン・ターン)
飼い主が合図を出したら、ぐるっとその場で一回転する芸です。右回転を「ターン」、左回転は「スピン」と呼ばれますが、やりやすい方向から始めてみましょう。犬も目が回ってしまうので、連続してのおまわりは控えてあげて下さい。
2. あご乗せ
手のひらに犬があごを乗せてくれる芸です。あごを乗せてじっと見つめられたら、あまりの可愛さに抱きしめたくなると思います♡この芸を習得すると、人間に触られることに慣れてくれるため、顔周りのお手入れをするときに役立つというメリットがあります。
3. 顔隠し(フェイス)
マズルに片方の前足をかけ、顔を隠す芸です。「あちゃ〜…」と顔を隠しているようなポーズは、おちゃめでとっても癒されます♪最初のうちは、顔に息を吹きかけて教えることもあるのだそうです。
4. 鼻パク
犬のマズルの上に餌を置き、飼い主の「よし!」の指示で餌を飛ばし、パクッと食べる芸です。犬のバランス力と集中力が鍛えられます。食べるときは一瞬なので、飼い主もしっかり見ていないと見逃してしまいますよ〜!
5. ベル鳴らし
レストランなどに置いてある「チンッ」と音の出るベルを床に置き、前足で鳴らす芸です。ベルは500円〜1,000円前後で購入出来ます。犬自身が自分で音を鳴らせるので、楽しんでくれているように見えます。
犬に芸を習得させるには?
ごほうびには「おやつ」が基本
芸が成功したら、ごほうびにおやつをあげるのが基本です。「芸をする=おやつを貰える」と認識出来れば、自然と芸が身に付いていきます。摂取カロリーが増えるため、低カロリーのおやつを準備しておきましょう。
繰り返し教える
よっぽどの天才犬でない限り、1回で芸を習得することはほとんどないと思います。短時間の練習を数日間に渡って続けることが、成功に繋がる秘訣です。犬が飽きてしまう前にやめるのがポイントです。
練習は集中できる環境で!
練習中は、テレビやラジオは消しておくようにしましょう。気が散るのを避けるため、おもちゃも片付けておいた方が良いです。
楽しむことを忘れない
飼い主が喜んでくれると、犬ははりきって芸を覚えようとします。うまく出来ないからと言って、怒ったり叱ったりするのは絶対に禁物です。ゲーム感覚のつもりで、遊びながら楽しく教えてあげて下さい。
まとめ
芸を教えるときは「褒めるタイミング」が最も重要です。犬のヤル気を引き出せるかどうかは、飼い主にかかっています。頭をたくさん使うので、認知症予防にも効果的!
ちなみに、複数の芸を組み合わせると、難易度の高い技を完成させることが出来ます。初級の芸を覚えたら、中級・上級の芸にも挑戦してみて下さい♪