シニア犬がつらそうに散歩する理由
シニア犬が散歩することを億劫にするようになった時、つらそうに散歩するようになった時、次のような理由が考えられます。
- 後ろ足に力が入りづらくなってきた
- 視力や聴力などの機能の衰えで上手く感覚がつかめず不安だ
- 体力の衰えですぐに疲れてしまう
- 体温調節が上手くできず暑い
見た目は若くしていても筋肉や体力や機能は少しずつ衰えてきています。毎日の散歩を何よりの楽しみにしていた犬だって、つらそうに散歩する様子が見られるようになります。
本当は元気に歩きたいと思っています。衰え始めた体を思うように動かすことができずにいます。犬はそれが老化現象であることを理解できません。散歩することを不安に思っています。シニア犬になった愛犬の健康を維持するためにも散歩を欠かすわけにはいきません。そのためにやるべき対応があります。
シニア犬がつらそうに散歩する時やるべき対応
1. 歩行補助ハーネスを装着して散歩する
シニア犬がつらそうに散歩する時は歩行補助ハーネスを試してみましょう。後足用と前足用があります。犬は後足の筋力が衰えやすいため、つらそうに散歩する時に後足を動かしづらそうにしている様子が見られることがあります。後足が動かしづらくなると躓きやすく怪我の原因になることもあります。
後足が衰えると歩く時に前足に負担がかかりやすくなることもつらそうに散歩する理由になります。歩行補助ハーネスを装着することで筋力が衰えやすい後足のサポートをしてあげましょう。
後足を補助することで負担がかかりやすい前足の負担を減らしてあげることが可能です。また、歩行補助ハーネスを装着して散歩することでシニア犬の筋力の低下を防ぎつつ筋力の維持にも繋げましょう。
2.声をかけながら散歩する
シニア犬がつらそうに散歩する時は、飼い主さんの優しい声かけのサポートが必要です。飼い主さんの声を聞くことで犬は安心して散歩することができます。シニア犬は視力や聴力などの機能の衰えによって上手く感覚がつかめなくなります。
音やニオイや肉球で感じることを頼りに散歩するのですが、機能の衰えで思うように情報が得られなくなると不安になります。私たち人間が夜の静かな暗闇の中を歩く感覚と同じです。
探りながらゆっくりと歩くような気持ちです。上手く感覚がつかめずにつらそうに散歩する時は、優しく声をかけながら歩いてみましょう。
3.休憩しながら散歩する
嬉しそうに勢いよく家を出たものの、やはりシニア犬ですから体力の衰えによって疲れやすいです。若い頃のように散歩の始めから終わりまでずっと同じペースで歩くことは難しいでしょう。
だんだんとつらそうに散歩するようになり、立ち止まってはまた歩き、道端に座り込んでしまうこともあります。立ち止まって休憩。座り込んで休憩。安全な場所へ移動してのんびり休憩。そうやって何度でも休憩しつつ散歩しましょう。
4.体温調節をしながら散歩する
体が冷えた時は体温を上げる。体が発熱した時は体温を下げる。当たり前に備わった機能ですがシニアになると体温調節が上手くできなくなります。散歩する時、だんだんと体が熱くなりますね。しかし、上手く体温を下げることができず、つらそうに散歩することがあります。
とくに暑い季節は要注意です。寒い季節にも日差しを浴びながら散歩する時、防寒服を着て散歩する時、体が熱くなり体温が上昇してしまうことがあります。パンティングがそのサインです。日陰で休憩するなどし、体温調節をしながら散歩しましょう。
まとめ
シニア犬がつらそうに散歩する主な原因は筋肉や体力や機能の衰えです。今以上に衰えてしまわないためには散歩によって体を動かさなければなりません。散歩を続けるためには飼い主さんのサポートが必要です。
- 歩行補助ハーネスを装着して散歩する
- 声をかけながら散歩する
- 休憩しながら散歩する
- 体温調節をしながら散歩する
このような愛情サポートをぜひお願いします。