飼い主が寝ているときに愛犬が吠えてしまうときの心理3選!
家族みんなが寝静まった深夜。突然愛犬が「ワンワンワン!」と吠え始めてしまうと、気になって寝ていられませんよね。
特に深夜の時間帯は周辺も静まり返っていて、愛犬の吠える声は騒音にもなってしまいます。愛犬が原因となるご近所トラブルに発展する可能性もあるので、飼い主さんにとってはストレスになる愛犬の問題行動だと思います。
犬にとって「吠える」という行動はごく自然なことであり、また理由なく吠えることはありません。愛犬が飼い主さんの寝ている時に吠えてしまう心理を突き止めて、止めさせる方法を実行してみましょう。
1.不安や寂しさ
迎え入れたばかりの子犬の頃には不安や寂しさから、飼い主さんが寝ている時に吠えてしまうことが良くあります。
もちろん成犬になっても普段から不安感が強い性格の子は、深夜のちょっとした物音などで目が覚めて不安を感じ吠えてしまうことも。
犬は本来群れの仲間と共に生活をする生き物なので、ひとりぽっちの時間に不安を感じるのは当然のことなのです。
家族全員が寝静まり、フッと「今自分はひとりだ…」と感じると不安で吠えてしまうようです。
2.体調不良を感じている
犬は体調不良を感じている時、吠えて飼い主さんに知らせすることがあります。我が家の愛犬は日頃は深夜に吠えることはないのですが、年に数回突然吠えることがあります。
普段吠える子ではないので気になって見に行くと、決まってお腹の調子が悪く下痢をしていました。出すもの出してしまえば痛みも治まるようで、そのまま寝ていましたが汚れたトイレで排泄を繰り返すことが出来ず吠えて知らせていたのだと思います。
体のどこかに痛みや不調がある時にも吠えてしまうことがあるので、一概に「無視をするしつけ」が良いとは言えないようです。
3.ストレスを感じている
犬は「お腹が空いた!」や「お散歩に行きたい!」と感じている時も、吠えて飼い主さんにアピールすことがあります。
ご飯を与える量が不十分、またお散歩にあまり行けていない場合はこれらがストレスの原因となってみんなが寝静まった深夜に吠えてしまうことも。
逆に「適切な量のご飯を与えている」また「十分な運動量をとっている」とう場合は、愛犬のワガママで吠えている可能性もあります。深夜に吠えてしまった時、愛犬の要求に応えてオヤツを与えたり、遊び相手になったことはありませんか?
「吠えると飼い主さんが構ってくれる」と学習してしまったワンちゃんもいるはずなので見極めが必要になります。
止めさせる方法は?
もしあなたの愛犬が「マガママ」で吠えているのであれば「無視」をして「吠えても良いことはない」と学習してもらい止めさせるのもひとつの方法かもしれません。
しかし「ワガママ」以外の心理で吠えているのであれば、それ以外の方法で「吠えないようになる」工夫をしてあげましょう。
安心感を与える
不安や寂しさを感じ飼い主さんが寝ている時に吠えてしまう子は、同じ部屋で寝るというのもひとつの解決策になると思います。
特に迎え入れたばかりの子犬は新しい環境に来て不安でいっぱいです。新しいお家や家族に慣れるまでは寝るときも一緒に過ごして安心させてあげましょう。
また成犬になっても不安や寂しさで吠えてしまう子は、寝床の環境をリラックスできるように整えるのも大切です。居心地の悪い寝床だとしっかり寝ることが出来ず、何度も目が覚めて深夜に吠えてしまうことに繋がります。
個体ごとに好みはあると思いますが、フカフカなタオルやクッションなどを寝床に置いてあげるとリラックスしやすいよう。特に飼い主さんのニオイがついたものだとなお安心してくれるでしょう。
ストレスを解消する
どんなに寝床の環境を整えても日中の運動不足がストレスになってしまうと、深夜にしっかり寝ることが出来ず吠えてしまうことも。特に毎日お留守番が長い子は、飼い主さんの在宅中に活動しようとするので吠えてしまう傾向が強いです。
飼い主さんが寝ている深夜に目が覚めて吠えてしまうことが続く子は、運動量を増やしてみましょう。お散歩の時間を長めにするのも良いですし、手の空いた時間に出来るだけたくさん遊んで愛犬の運動欲求を満たしてあげましょう。
またお腹が空いて吠えてしまう子もいるので空腹になる時間を作らないようにするのもひとつの方法です。フードの量が適正な場合は1日に与える量は変えずに回数を増やすなど、空腹にならないよう工夫してみて下さい。
まとめ
飼い主さんが寝ている時に愛犬が吠えてしまうのは、愛犬にも飼い主さんにも良いことではありません。当然ですが互いが安眠することは出来ませんよね。しかも時間帯が深夜であれば尚更困ったものです。
犬の睡眠時間は人と比べるととても長いですが、その長い睡眠時間のほとんどが浅い眠りとなっています。しっかりと脳や身体を休ませることが出来る深い眠りはほんのわずかな時間なのです。
様々な理由で寝ることが出来ず、吠えてしまうのであれば、貴重な深い眠りの時間も確保されえていないかも…。それは愛犬の健康にとっても良いことではありません。
愛犬の好奇心や運動欲求を満たす日常生活をおくり、安心してリラックスできる寝床を用意しぐっすり寝ることが出来るよう工夫してあげましょう。