1.かつお節
ドッグフードにはお肉がメインなものが多いので、たまにはお魚で気分を変えるのもおすすめです。
かつお節のメリットは
- トッピングしやすい形状
- 香りが高く嗜好性が高い
- 新陳代謝を促進する効果
などです。
かつお節をそのままふりかけても良いですし、出し汁を使用することもできます。ドライフードの場合はよく混ぜ込まないと「かつお節だけ食べてフードを残してしまう」ということもありますので、よく混ぜ込むか粉末にすると良いでしょう。
注意ポイント
- 慢性腎不全
- 尿路結石や結晶尿
- 魚アレルギーがある
などの場合は獣医師に相談してから与えるようにしましょう。かつお節に含まれる塩分はそれほど高くないものの、気になる場合は減塩タイプのものを使用すると安心です。
2.納豆
人間にとって栄養価の高い納豆は、犬にもトッピングにおすすめの食材です。犬は味覚というより嗅覚によって食欲が出るので、納豆のように匂いの強い食材を使うと食いつきが良くなると期待できます。
納豆のメリットは
- 血液サラサラ効果
- 血糖値の上昇を抑える
- 抗酸化作用
- 食物繊維が豊富
- 腸内環境を整える
などたくさんあります。
本来犬は肉食性の高い雑食ですが、大豆は植物性のタンパク源です。しかし納豆は大豆を発酵させて作られるため、納豆菌によって適度に分解された状態です。そのため大豆をそのまま食べるよりも大豆タンパクを消化しやすくなっています。
愛犬には「ひきわり」がオススメ
ひきわり納豆は通常の納豆と違い、皮を取り除いて細かくしてから発酵させます。そのため粒納豆よりも愛犬の消化に優しいでしょう。しかしひきわり納豆は粒納豆に比べてリンやカリウムが豊富ですので、尿路結石などで食事指導があるわんちゃんは獣医師に相談してから与えてください。
注意ポイント
納豆にはタレや調味料をかけず、そのままトッピングしましょう。大豆アレルギーがある子もいますので、愛犬の様子を見ながら少しずつ与えてみてください。
3.うずらの卵
通常の卵も良いですが、たまにはうずらの卵をトッピングしてみると新鮮ですね。うずらの卵は鶏卵よりも小さいのですが、同じ量で考えるとカロリーや栄養価が高いところが特徴です。特に多いのがビタミンB12で、鶏卵の全卵の5倍近く含まれています。
豊富なビタミンB12によって
- 貧血の予防
- 神経の働きを整える
- 筋肉のコリを和らげる
などの効果が期待できます。
通常の卵だと1個丸々は愛犬に与えるには多過ぎますが、うずらの卵なら愛犬に与える時の量を調節しやすいところもメリットですね。
注意ポイント
うずらの卵を愛犬に与える際には
- しっかり加熱すること
- 与え過ぎないこと
- 卵アレルギーに注意すること
です。
「生で与える方が良い」という意見もありますが、サルモネラ菌による食中毒のリスクを軽減させるためによく加熱して与える方が良いでしょう。また鶏卵のアレルギーがある場合には、うずらの卵にもアレルギーを起こす恐れがありますので注意しましょう。
まとめ
今回は愛犬ごはんのトッピングにおすすめな食材を3つご紹介しました。
トッピングをする際にはトッピング分のカロリーを計算し、主体のフードの量を減らすようにしましょう。そして食べ慣れない食材にはアレルギー反応や下痢症状などが起こる恐れもありますので、愛犬の体調をみながら少しずつ与えるようにしましょう。
そして愛犬の体質に不安があったり持病によって食事指導がある場合には、かかりつけの獣医師に与えても良いかどうかを相談しておくようにしましょう。
総合栄養食を食べている場合、基本的にトッピングは必要不可欠なものではありません。総合栄養食は栄養バランスを計算して作られているため、トッピングありきのごはんにしてしまうと栄養バランスが崩れてしまう恐れがありますので注意しながら与えてください。