当てはまったら生活を見直して!太りやすい犬種3選
犬種によって、「こんな性格の子が多い」「運動能力が高い」などの遺伝的要素があります。中には、「この犬種はこの病気にかかりやすい」という要素があるので、犬を飼っている方は事前に知っておくと生活習慣の見直しに役立ちますよ。
そこで今回は、特に太りやすいと言われている犬種を紹介していきます。愛犬が当てはまっている方は、日頃から生活習慣に気を付けましょう。
1.ミニチュアダックスフンド
ネット上の画像を見ていると、ぽっちゃりとしたミニチュアダックスフンドの画像をよく見かけませんか。それは、ミニチュアダックスフンドが他の犬種よりも肥満になりやすいからです。
実は、元々狩猟犬であったミニチュアダックスフンドは、小型犬に分類されながらも多くの運動量を必要としています。しかしながら、胴長短足、小型犬という要素から、「あまり運動量が必要ない」という先入観を持っている人も比較的多いです。
そのため、他の小型犬と同じくらいの散歩量しか行わず、尚且つかわいいからとおやつを与えたりしていると、運動不足な上にカロリー摂取過多となるため、肥満になってしまうのです。
2.ラブラドールレトリーバー
日本国内でも家庭犬として人気の高い大型犬の1種です。ラブラドールレトリーバーは、穏やかで賢い犬種です。しかし、食いしん坊な犬が多い傾向もあり、食べるだけ食べさせてしまうと肥満になってしまいます。
さらに近年、ラブラドールレトリーバーは『TNF遺伝子』と『POMC遺伝子』を持っていることがわかり、これらは『肥満遺伝子』と呼ばれています。つまり、先天的に肥満になりやすい遺伝子を持っているということです。
そのため、肥満になりやすい遺伝子を持っているラブラドールレトリーバーが、ごはんをたくさん食べてしまうと、当たり前ですが他の犬種よりも肥満になりやすいのです。
3.ビーグル
ビーグルはスヌーピーのモデルになった犬種としても有名ですが、小さく可愛らしい見た目とは裏腹に、小型犬の中でも非常に多くの運動量を必要とする犬種です。また、狩猟本能から無駄吠えも多く、初心者には向いていないと言われることも。
そんなビーグルですが、食欲旺盛な犬が多いことでも有名です。そのため、飼い主がごはんを食べていると欲しがり、「かわいいから」「吠えるから」という理由で与えてしまう飼い主も少なくありません。
また、ミニチュアダックスフンドと同様に、小型犬だからというイメージで、必要な運動量を行っていないと、運動不足になってしまいます。これらの要素が重なりやすく、実際に重なってしまうと、ビーグルはすぐに太ってしまいます。
太る原因に…肥満にさせてしまうNG生活習慣とは
ここまで特に太りやすい犬種を紹介してきましたが、その他にもコッカースパニエルやパグなど、太りやすい犬種は多く存在します。太りやすいと言われている犬種はもちろん、そうでない犬種も日頃から肥満にならないよう生活習慣に気を付ける必要があります。
では、どのような生活習慣が愛犬を肥満にさせてしまうのでしょうか。以下にいくつかNG生活習慣を列挙するので、当てはまっていないか確認してみましょう。
- 散歩に行く頻度が低い、または1回の散歩量が少ない
- 1回の食事量が多すぎる
- おやつを与え過ぎている、またはごはんの代わりに与えている
心当たりはありませんでしたか。「やってしまっている」と思った方は、今すぐこれらの生活習慣を見直し、改善していきましょう。
肥満は万病の元とも言われるほど、さまざまな病気や怪我の原因となります。予防できる病気は予防し、愛犬に元気な状態で長生きしてもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回紹介した犬種は太りやすいと言われていますが、その他の犬種であっても、生活習慣が乱れていれば太ってしまいます。肥満はヘルニアなどの病気の元になりやすいので、日頃から飼い主が気を付けてあげましょう。