犬が喜ぶ褒め言葉
1.ありがとう♡
あなたはどんな時に愛犬に「ありがとう」と言葉にして伝えていますか?たとえば、帰宅した時にあなたのことを出迎えてくれる愛犬に「ありがとう」と言葉にしてみましょう。
お留守番を頑張ったことを「えらいね」「お利口さんね」と褒められることよりも「ありがとう」と感謝されることの方が犬は喜びます。何故なら、飼い主さんや家族の留守中、家を守ったからです。お留守番を退屈に思う犬もいますが、“この家を守らなければ!”という強い使命感も持っています。
「誰か来た?」「何もなかった?」など、お留守番中の様子を聞いたり、安全を確認し合ったりなどもすると良いです。飼い主さんから仕事を任されたような気持ちになり、退屈だったお留守番がやりがいのある仕事に変わり、退屈でストレスを抱えるようなこともなくなるでしょう。
2.かわいい♡
たとえば、ブラッシングをした後、「できた!今日もかわいいね♡」と褒めてあげましょう。すると、犬は自分自身のことを誇らしく思うことができます。お散歩の時もいつもより堂々と歩く様子がわかるかもしれません。ブラッシングが苦手な子にも「かわいい♡」と褒めてあげることで苦手を克服することができるきっかけになります。
トリミングが苦手な子にもお迎えに行った時に「かわいい♡」と褒めてあげることで、次のトリミングの時には“飼い主さんが喜んでくれるなら頑張ってこようかな”と、暴れたりすることなくお利口さんにシャンプーやカットができるきかっけになります。犬が男の子なら「かっこいい~♡!」でも良いと思います。
3.上手!
たとえば、ボールやフリスビーや投げたおもちゃをキャッチする遊びを覚えてもらいたい時は、キャッチすることができた時に「上手!」と思いっきり褒めてあげましょう。
他にも何か芸を覚えさせたい時にも「上手!」と褒めてあげると良いです。褒めてあげたい時の“しつけ”と“遊び”の使い分けとしても良いと思います。待て・戻れ・放せなどのしつけを行う時の褒め言葉は「お利口さん」、遊びや芸を覚えてもらう時の褒め言葉は「上手」のようにです。
4.お利口さん!
犬は飼い主さんからだけではなく、どんな人にも「お利口さん」と褒めてもらうことが好きです。そういえば、トリミングを行ってくれたトリマーさんからも「とってもお利口さんにできましたよ」と褒めてもらいますし、注射を打ったり治療をした後も獣医さんから「お利口さんにできたね」と褒めてもらいますよね。
病院の待合室で吠えたり鳴いたり動き回ったりしてしまう犬もいますが、愛犬がジッと待つことが出来た時は「お利口さんだったね」と褒めてあげましょう。“ふふふん♪ぼくお利口さんだもん”と、犬が自分自身を誇らしく思うことができます。
まとめ
愛犬が飼い主さんに言ってもらいたい「犬にとっての最高の褒め言葉」には、
- ありがとう
- かわいい
- 上手
- お利口さん
などがありますが、短くてシンプルな言葉で褒めると伝わりやすいと思います。
犬は人間の言葉を理解することはできません。ですから、ただ褒め言葉を言っても伝わりません。犬に言葉の意味を理解してもらいたい時は、「かわいいね」「お利口さんだね」の言葉と共にあなたの心からの気持ちが込められていなければなりません。こんなことはありませんか?
知り合いの方から「かわいいね」「お利口さんだね」と褒めてもらった時、相手によって愛犬の態度が違うんです。おそらく、その人の気持ちを読み取り、心から褒めてくれているのか、何となく声をかけただけなのかを聞き分けることができるのだと思います。
犬は人間の言葉の意味は全く理解することができなくても、その言葉に込められた感情を確実に読み取ることができます。帰宅した時は、お留守番させてごめんね…という気持ちではなく、家を守ってくれたことを心から感謝する気持ちを込めて「ありがとう」と言ってみましょう。“明日も私に任せて!”と、明るい表情を見せてくれるはずです。