犬の散歩で他の犬とすれ違った時にしてはいけないNG行為3選
相手の様子を気にせず、犬の好きにさせる
すれ違う相手の犬や飼い主さんの様子を全く気にかけず、自分の愛犬が相手の犬に向かって近寄って行っても、それを制止せずに犬の好きにさせます。
相手の犬が脅えていようと、威嚇して激しく吠えていよう気にせず、相手の飼い主さんがその場から早く立ち去ろうとしていることにも全く無関心で、犬同士だから上手に挨拶できるはずと安易に考えます。
激しく吠えても制止しない
自分の犬が、相手の犬や飼い主さんに向かって激しく吠えても、それを制止しません。自分の犬の吠える声の違いで、好奇心から吠えているのか、相手の犬に脅え、警戒して威嚇して吠えているのか、その違いを聞き分けることが出来ません。
犬同士の挨拶を無理強いする
自分の犬が挨拶したがっている様子を見て、相手の犬が目を合わさなかったり、本気で威嚇しているにも関わらず、自分の犬にも相手の犬にも犬同士の挨拶を無理強いします。
ほかの犬とすれ違った時の対処法
ほかの犬と出会ったら、その犬の様子をよく観察する
人が好きだけれど犬はキライ、男の子だと上手に挨拶できるのに女の子には吠える、シニア期の犬には友好的だけれど、子犬はキライ…など、犬の性格も好みも千差万別です。さらに、犬同士にも相性が合う、合わないということもありますので、人間が犬同士の挨拶を無理強いする必要はありません。
もしも、自分の犬が相手の犬に対して挨拶をしたいという欲求が強いのなら、まず、お互いの犬同士が敵意を持っていないかをよく観察しましょう。
もちろん、人間同士のマナーとして、犬の意思だけではなく、相手の飼い主さんにも「挨拶させてもらっていいですか?」と尋ねます。常に「どうぞ、大丈夫ですよ」と快く許してくれることばかりではなく、「うちの子は人見知りで上手に挨拶出来ないんです、ごめんなさい」と言われるかもしれません。
食べ物で気を引く
相手の犬と飼い主さんが迷惑がっている様子であるにも関わらず、ご自分の愛犬が相手の犬に非常に強い執着を見せたときは、食べなれたおやつなどを見せて気を引きます。
効果が見られたら褒める
飛びつかない、吠えない、興奮しない、という飼い主さんの指示を覚え、散歩と途中でほかの犬と出会っても興奮せずに落ち着いていられるようになり、上手に挨拶できる兆しが見えたら、声と表情に「よくできたね、えらいね」という感情を表して、愛犬をしっかりと褒めてあげましょう。
強い信頼関係を築いている飼い主さんに褒めてもらえることは、愛犬にとってなによりもうれしいことです。その「うれしい経験」を積み重ねて刻まれる記憶によって、さらに愛犬の社会性は高まり、他の犬とトラブルを起こす可能性は低くなっていきます。
まとめ
飼い主さんにとっては、自分の愛犬が一番大切で特別に想うのは当然のことです。人に飼育されている犬同士がお互いに怪我を負うようなトラブルになってしまうのは、飼い主さんの責任です。
そんなトラブルを起こしたり、巻き込まれないようにするためには、愛犬の行動を制御できることが前提ですが、なによりも愛犬と散歩をする際に他の犬と出会ったときは、相手の犬や飼い主さんをよく観察する習慣をつけることが大切です。