犬のしつけでよくある失敗5選
- 吠えやまない
- 散歩中、引っ張る
- トイレトレーニングが身につかない
- 留守番中に破壊活動をする
- 拾い食いをする
どうすれば上手に教えられるの?
吠えやまない
吠えている対象物から気を逸らします。その際、おやつなどを使ってはいけません。おやつを使うと「吠えていたらおやつがもらえる」と勘違いをするからです。
散歩中に歩いている人や犬に吠える場合は、吠えそうになったタイミングで愛犬の名前を呼び、飼い主さんに注意をひきつけます。きちんと飼い主さんの方へ向き直ったら笑顔で思い切り褒めてあげましょう。
あるいはしっかりと「マテ」が出来るコなら、吠えている最中に名前を呼び、しっかりとアイコンタクトをしたのち、「マテ」の指示を与えて動きを制します。
それが上手に出来たら、「吠えずにマテ出来たね、えらいね」と心から笑顔で愛犬を褒めます。根気が必要ですが、「吠えずに我慢したら、飼い主さんに褒めて貰える」ことを愛犬が理解してくれるまで、頑張って繰り返しましょう。
散歩中、引っ張る
犬が強引にリードを引っ張ったら、飼い主さんは立ち止まって動かないようにします。再び歩き出すときは、飼い主さんのペースに合わせて歩くようにし、また引っ張り出すと止まるという動作を繰り返します。
トイレトレーニングが身につかない
犬は、猫のように勝手に排泄場所を覚える動物ではありません。ですから、親が子どもに教えるように、犬のトイレトレーニングは飼い主さんも愛犬と一緒に努力する必要があります。
犬の体の大きさに見合ったトイレか、愛犬の排せつのタイミングを把握しているか、愛犬が排せつする場所をある程度特定しているか、などはしっかりと観察し、準備を整えたうえでトイレトレーニングを進めていきます。
留守番中に破壊活動をする
留守番中に破壊行動をするのは、飼い主さんから離れて過ごすことに対して大きなストレスを感じることが引き金となって起こる問題行動です。愛犬に留守番をさせる時には、フリーにせずにクレートやケージに入れる習慣を試してみましょう。
拾い食いをする
まずは散歩中、愛犬の動きから目を離さず、拾い食いをしないように注意を払います。そして、拾い食いをしそうになったら、「マテ」と制止し、その指示に愛犬がきちんと従ったら、しっかりと褒めてあげます。
拾い食いの癖は、食中毒を引き起こしたり、喉や食道、胃などを痛める異物を飲み込んだりして、命に関わるような重大事になる恐れがあります。愛犬の命を守るためにも、しっかりと根気よく拾い食いをしないようにしつけましょう。
まとめ
「どうして、うまくいかないの?」と焦ったり、飼い主さんが一生懸命になるあまり努力が空回りしているかのよう思えて、愛犬に対して腹が立ってしまう…ということも時にはあるかも知れません。
けれども、怒りや焦りに任せてしつけをしても、決して上手くいきません。感情に任せて叱られるよりも、しっかりと見守られ、出来ることを褒めてもらい、出来ないことを責められずに励まし続けてくれた方が成長し、進歩します。
そして、なによりも大事なのは愛犬と強固な信頼関係を築くことです。飼い主さんに褒められてうれしい、と愛犬が感じるようになれば、きっと飼い主さんが「覚えてほしい」と思っていることを上手に出来るようになるはずです。