犬と遊ばなくなったときに考えられる5つのリスク
仕事が忙しくて愛犬と遊ぶ時間が作れない、という飼い主さんも多いかと思います。ゆっくり遊んであげられない日が続くと罪悪感が湧いてきますよね。
犬にとって飼い主さんと遊ぶ時間は、たまらなく嬉しいひと時です。飼い主さんから遊んでもらえなくなると、時には犬に問題が起きてしまうこともあります。
ここでは、犬と一緒に遊ばなくなったときに考えられる5つのリスクについて解説いたします。ぜひ犬にとって遊ぶことの大切さを改めて考えてみてください。
1.ストレスがたまる
犬も人間と同じように、楽しく遊ぶ時間がないとストレスが溜まります。はしゃぎながら遊ぶ愛犬の姿はとてもほほえましく、喜んでいるように見えますよね。大好きな飼い主さんと楽しく過ごす時間は、犬にとってストレス解消につながっているのです。
もし愛犬に長時間のお留守番をさせている飼い主さんは、愛犬と遊ぶ時間を設けてあげましょう。犬は群れで暮らす習性を持つためお留守番が苦手です。猫ならお留守番中も気ままに過ごせますが、犬はそうではありません。
「お留守番もしているのに遊んでくれないなんて」と愛犬に不満を持たせないためにも、ぜひ時間を作って遊んであげましょう。
2.運動不足になる
犬は遊びながら体をたくさん動かすので、遊ぶ機会が減ると運動不足になってしまいます。簡単なボール遊びやロープの引っ張り合いでも、犬にとっては大切な時間です。犬は遊びの中で本能を発揮し、それが大きな刺激にもなりストレス解消にも役立っています。
仕事や家事で忙しい飼い主さんは、おそらく散歩に連れ出すことで目いっぱいなのでしょう。しかしいつもの散歩コースばかりでは運動不足になってしまい、肥満になってしまう可能性が出てきます。
愛犬の肥満で悩まないためにも、十分な遊び時間を作って健康維持を目指してください。
3.信頼関係が薄れる
愛犬と飼い主の信頼関係には、日々のコミュニケーションが大きくかかわっています。忙しい日々を過ごしている中でふと愛犬を見たら、いつもと様子が違っていた…なんていう経験はないでしょうか。犬も人間のようにストレスが溜まれば、ふてくされたような態度をとることがあります。
犬と遊ぶ時間は信頼関係を築く上でとても大切です。遊びの中で「まて」「ふせ」といったしつけトレーニングは、ぜひ間を開けずに行っていきましょう。
4.思考力が失われる
犬と一緒に遊ぶメリットは、考える力を養えることです。飼い主さんが犬と一緒に遊ばなくなると、大切な思考力が失われてしまいます。飼い主さんの指示に反応をしたり、判断をすることで、犬に大きな刺激を与えることができるのです。
刺激を受ける機会がない犬はストレスばかりが溜まってしまい、破壊行動や無駄吠えをしたり、やたら体の一部を舐めてしまうなどの問題行動が見られるようになります。
5.自立心が育たなくなる
飼い主さんが犬と一緒に遊ばなくなると、寂しい気持ちが積もってしまいます。留守番をすることに大きな不安と恐怖を感じてしまい、飼い主さんが外出することをあからさまに嫌がるようになることもあります。
「行っちゃいやだ!」とワンワン吠えてしまうようになったら、危険信号です。そこで「うるさい!」と叱ってしまうと逆効果になるのでご注意を。ぜひ安心感を与えることに専念をして、遊ぶ時間を持てるよう生活の見直しをしてくださいね。
まとめ
愛犬と毎日たっぷり遊びたい!と思いつつも、実際はうまくいかないものですよね。もし愛犬に異変を感じたらストレスサインだと受け止めましょう。1日30分でもかまわないので、愛犬と飼い主さんがたっぷりスキンシップを取れる時間を作ってくださいね。