犬が『迷惑』と感じている飼い主の行動4選

犬が『迷惑』と感じている飼い主の行動4選

もしかしたらその行動、愛犬の迷惑になっているかも?今回は【犬が飼い主さんにやめてほしいと思うこと】について解説いたします。愛犬と良好なコミュニケーションを取って、お互いに信頼関係を築いていきましょう。

1.矛盾した接し方

上目遣いの子犬

犬は成功や失敗の体験から学ぶ

犬は成功や失敗の体験によって、日々さまざまなことを学習しています。犬は言葉を話せないので、仕草や吠える声などで飼い主さんに意思を伝えようとします。そのため、自分の要求が通るまで吠え続けたりジャンプして飛びかかってきてしまったりすることもあります。飼い主さんとしては過度なアピールに困ってしまいますよね。

矛盾した接し方は犬を混乱させる

「前はこうしたらおやつがもらえたのに!」そのような心の声が聞こえてきそうな瞬間があります。どうして愛犬が過度なアピールをしてくるのかというと、以前その方法で成功したことがあるためと考えられます。

以前吠えたりジャンプしたら要求が叶ったという経験があるのに、今回はそれをしても要求が叶わない場合「もっと派手にアピールしないと気付いてもらえないのかも?!」と勘違いしてしまうのです。

一貫したしつけをしよう

「ダブルスタンダード」とは二律背反や二重基準という意味で、同じことをしても許される人と許されない人がいることや、その時その時によって基準が変わるといったものです。

もしその方法でのアピールをやめてほしいのであれば、愛犬が過度な態度をとっても要求を通さないようにするのが効果的です。ある時は叱って、ある時は許して要求を叶えるというダブルスタンダードの態度は、愛犬が最も混乱してしまう接し方です。

2.眠っている時にかまう

目をつむるチワワ

犬の睡眠時間は長い

成犬の場合は1日に12~14時間ほどの睡眠時間が必要です。人間のように深い睡眠をあまりとらないため、ウトウト浅い睡眠を長めにとるのが犬の睡眠です。子犬や老犬の場合はこれよりも長い睡眠時間をとります。時間だけ見ると、犬は1日の大半を眠って過ごしていることになります。

無防備な睡眠中にはビックリしたくない

犬は野生の警戒心を強く残していますので、基本的に「驚くこと」が苦手です。ビックリするということは、突然身の危険を感じるということだからです。

そのため最も無防備になっている睡眠中にいきなり触ったり抱き上げたりすると、愛犬はビックリして緊張状態になりやすくなります。スヤスヤ眠っている愛犬はとても愛しいのですが、愛犬が寝ている時にはそっとしておいてあげる方が良いでしょう。

3.無理な撮影

カメラを向けられる犬

「ストレスサイン」に注意

カメラロールが愛犬の写真でいっぱいの飼い主さんは多いことと思います。愛犬との日々を逃さず記録しておきたいですよね。しかしここで注意したいことは、その撮影が愛犬を困らせていないかということです。

愛犬が撮影にノリノリの場合は問題ありませんが、

  • 白目が見える「くじら目」
  • あくび
  • 自分の鼻を舐める
  • 逃げようとする

などの「ストレスサイン」を出している場合には、その撮影が愛犬の負担になっている恐れがあります。また炎天下での撮影や窮屈な洋服を着させての撮影も、愛犬の体調を崩す原因となるために注意が必要です。

カメラへの恐怖症

わんちゃんによっては「カメラレンズ」「シャッター音」などに恐怖症を持っている子も少なくありません。カメラレンズは大きな目玉のように見えて恐怖してしまうことが考えられますし、私たちにとっては特に大きな音でもない「カシャ」というシャッター音を聞くだけでガタガタと震えはじめてしまう子もいます。愛犬の心に負担がかかっていないかを確認しながら撮影をしましょう。

4.「良い香り」にされる

ベッドにいるフレンチブルドッグ

愛犬用のベッドを洗濯したり愛犬をシャンプーすることで、愛犬の清潔さを保つことはとても重要です。ここで注意したいのが、柔軟剤や芳香剤、香りの強いシャンプーを避けた方が良いということです。

私たちにとっては、体臭よりも香水や柔軟剤の香りの方が「良い匂い」に感じます。しかし犬にとって、自分や相手の体臭はとても重要なものです。洗剤やシャンプーによって自分の匂いが消えてしまうと、愛犬はとても居心地が悪くなってしまいます。愛犬用の洗剤やシャンプーは無香料のものを選び、できるだけ愛犬の安心を守ってあげることが大切です。

まとめ

不機嫌な顔のゴールデンレトリバー

犬と人間は違う種族なので、私たちにとっては平気なことでも犬たちにとっては不快に思うこともあるでしょう。愛犬に「やめてほしいな」と思われてしまったら、飼い主さんとしてはとても悲しいですよね。

犬と人間は違う種族にもかかわらず意思疎通を図ることができるのは、お互いに信頼関係を築いているためです。その信頼関係を良好に保つために、愛犬が不快に思っていないかを知ろうとしてあげることがとても大切です。

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