犬は飼い主が帰ってくる時間を予知できるの?
結論:予知している可能性がある
「あと少しで家族が帰ってくる!」とでもいわんばかりに愛犬がソワソワしだし、少し経った後に家族が帰ってくる。そんな少し不思議な光景を目にしたことがある飼い主はたくさんいることでしょう。まるで飼い主が帰宅するのを予知しているかのような犬の行動……もしかすると本当に予知しているのでしょうか。
結論から先にいいますと……。『予知しているのかもしれない』といえます。どうやら犬はいくつかの方法で飼い主の帰宅を予想することができるようです。また、犬によってはある方法で予知をすることもあるそうですよ。
テレパシーを感じている可能性
少しオカルト的な話になってしまいますが、犬は『テレパシー』を感じることで飼い主や家族の帰宅を予知することができるそうです。テレパシーは犬と飼い主の信頼関係が強いほど感じやすくなるといわれていて一番仲の良い家族にだけ。
もしくは仲の良い家族2人、3人までテレパシーを感じ取ることができ、家族の帰宅を予知することができる場合があるそうです。
ちなみに犬がテレパシーを感じるときは、飼い主が「家に帰ろう」と思った瞬間に感じとっているケースが多いようです。実際に世界中でたくさんそのような犬の姿が確認されていたり検証の報告がされていたりするそうですよ。
全ての犬が飼い主からテレパシーを感じとれるかどうかは分かりませんが、犬によってはテレパシーを感じとって飼い主の帰宅を本当に予知しているのかもしれませんね。
飼い主の毎日の習慣を見て帰ってくる時間を予想してる
犬が飼い主の帰ってくる時間を予知しているかのような行動を行うときは、予知をしているのではなく、毎日の習慣によって飼い主が帰ってくる時間を予想(把握)していることも考えられます。
例えば朝6時半に起きて、8時前に家を出る。そして6時くらいに帰宅する。といったように毎日同じ行動を行っている飼い主はたくさんいることでしょう。
そういった習慣化された飼い主の行動を犬はハッキリ観察していることが多く、その結果として「そろそろ飼い主が帰ってくる時間だなぁ」と犬が飼い主の帰宅を予想してドアの近くに待つ。ソワソワしだす。といった行動をすることがよくあります。
このような犬の予想する行動は飼い主の帰宅時間だけでなく『散歩の時間』や『ご飯をもらえる時間』にも見られる場合がよくあり、実際に散歩に行く時間になるといつもソワソワしだす。という愛犬の姿を見たことがある飼い主は数多くいることでしょう。
ちなみに犬は楽しみにしていることや想いが強いものほどその時間を予想(把握)する傾向にあるといえます。ですので、愛犬が特定の家族に対して帰ってくるのを楽しみに待っているのでしたら、その人のことを大切に想っているといって間違いなさそうですね。
飼い主が帰ってくると分かるそれ以外の理由
においを感じ取っている
犬は『テレパシー』や『習慣』以外の方法でも飼い主が帰ってくる。もしくは帰ってきたと分かることがあります。例えば、犬は嗅覚がとても優れているので飼い主のにおいを感じ取って「もうすぐで飼い主が帰ってくる!」と分かることも珍しくありません。
なんでも犬はにおいが伝わりやすい風下の位置にいる場合、数百メートル先にいる飼い主のにおいを感知できる。という実験結果が報告されていたりします。状況によっては飼い主が自宅から数百メートルくらいの場所まで帰ってきたときに犬が飼い主の帰宅に気づくことがあるそうですよ。
音を聞いている
犬は嗅覚が優れている動物として知られていますが、同時に聴覚が優れている動物としても知られています。そんな犬は条件次第で1km離れた位置の音を感知することができるといわれいて、飼い主の乗る車やバイクなどの音を聞き分けることで飼い主の帰宅に気づくことが少ならずあるそうです。
実際に私の愛犬は、家族が乗る車やバイクの音を聞き分けているようで、家の近くでそれらの音が聞こえると嬉しそうにしっぽを振りながらドアの前で待っていたり、ダンスをするかのようにソワソワすることが多かったりします。おそらく同じような経験を持つ飼い主はたくさんいるのではないでしょうか?
家族の反応で気づく
犬は家族の反応によって「飼い主はこれから帰宅するんだな」と気づくこともよくあります。例えば、飼い主がいつも家族に電話をしてから帰宅している場合、犬が毎日行われているその光景を見ることで『電話が鳴ったから今から飼い主が帰ってくる』と感じることがよくあるそうです。
また、犬は人の言葉を少なからず理解しているので、「これから帰ってくるみたいだよ~」と愛犬に話してあげると「今から大好きな飼い主が帰ってくるんだね!」と飼い主の帰宅するのを理解することもよくあったりします。
まとめ
まるで予知しているかのように飼い主の帰宅が分かる犬。信頼関係を強く築けていると本当に犬は大好きな飼い主が帰ってくるのをテレパシーによって予知できるのかもしれませんね。
また、テレパシーで予知できなくても犬には『聴覚』や『嗅覚』、『習慣によって予想する力』など優れた能力が備わっているので、飼い主がこれから家に帰ってくるということを感知することがよくあります。それはある意味『予知』しているといっても間違いないといえるのではないでしょうか。