犬が『ダメ』を聞かない心理3選!きちんと伝える方法や改善策は?

犬が『ダメ』を聞かない心理3選!きちんと伝える方法や改善策は?

『ダメ』と言っても、なぜか愛犬が素直に聞き入れてくれない…それには犬なりに理由があるのかもしれません。今回は、犬が『ダメ』を聞かない時の心理や伝え方、改善策を紹介します。

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犬が『ダメ』を聞かない!どうして?

靴をイタズラした犬

愛犬が悪い事をしたら、「ダメ」と言って叱る飼い主は多いですよね。しかし、中には「ダメ」と言っても聞いてもらえないと悩む人も…。犬が「ダメ」を聞かないのは、いったいどうしてなのでしょうか。

1.『ダメ』の意味を理解していない

ソファーに寝転ぶ子犬

子犬など、まだ人間と生活している経験が浅い犬の場合、「ダメ」という言葉の意味を理解していないことが多いです。

人間にとっては当たり前に理解できる「ダメ」という言葉ですが、言葉を使わない犬にとって、「ダメ」というイントネーションと、飼い主が怒っているという事実を結びつかせる必要があります。

子犬の場合、まだしつけを開始したばかりなので、「ダメ」と言っても「かまってくれた!」と違う意味に解釈してしまうこともあります。まずは「ダメ」の意味を理解させるところから始めましょう。

2.飼い主の指示を聞きたくないから

叱られて目を瞑る犬

飼い主と正しく信頼関係を築けていない場合、犬は頼りにならない飼い主の言うことを聞きたくないと反抗することがあります。

「なぜこの人に自分の行動を怒られなければいけないのか」という心理から、無視をしたり唸ってしまったりと反抗的な態度を取る犬は珍しくありません。

まずは飼い主の言うことをしっかり聞いてもらうためにも、飼い主が信頼できる相手である、一緒にいて安心できる相手であることを認識させなくてはいけません。

ただ一緒にいるだけではなく、日頃から基本動作を習慣的に行うなど、飼い主の指示を聞く姿勢を習慣化させましょう。

3.恐怖で反射的に威嚇してしまう

「ダメ」と言う時、皆さんはどのように伝えていますか。必要以上に大きな声で怒鳴ったり、叩くような仕草を見せたりして、まるで威嚇するように伝えていませんか。

犬は恐怖を感じると、反射的に自分の身を守る行動をとろうとし、唸ったり吠えたりと反抗的で攻撃的な態度を取ることがあります。あまりにも激しく「ダメ!」と怒鳴っている場合には、恐怖から聞き入れてもらえていない可能性が考えられます。

どうすれば『ダメ』を伝えられるの?

芝生の上でしつけする女性

犬が「ダメ」を聞かない理由もさまざまです。では、犬に「ダメ」と伝える際、言い方のポイントなどはあるのでしょうか。また、「ダメ」を聞いてもらうために必要なこととは何なのでしょうか。

『ダメ』を伝える時のポイント

「ダメ」という言葉を発することで、犬に正しく「これはしてはいけないことなんだ」と理解させるためには、以下のポイントを押さえる必要があります。

  • 怒鳴らずいつもより低い声で発する
  • 「ダメ」意外の言葉は使わず、短くはっきり伝える
  • 強張った表情を見せる
  • 正面から犬の目をジッと見つめる
  • イタズラの後処理などは、黙々と行う

この5つのポイントを押さえて、「ダメ」と言ってみてください。最初はキョトンとする犬や、反抗的な行動をとろうとする犬もいるかもしれません。しかし、何度か同じ行動を繰り返すうちに、「これはいけないことなのかも」と理解していくようになります。

また、「ダメ」と言った後に、飼い主だけその部屋から立ち去るなど、「この言葉が出ると、飼い主がいなくなる(かまってもらえなくなる)」と理解させる手段も有効です。そこから犬は、「どうしてだろう」と自分で考えるようになります。

まずは信頼されることが最大の改善策!

「ダメ」という言葉の意味を理解させても、飼い主の発する言葉を聞き入れてもらえなければ、意味がありません。反抗的な態度を取る犬の場合は、飼い主が飼い主らしい行動を日頃から見せる必要があります。

常に落ち着いた態度を保ち、愛犬の気持ちをボディランゲージから察し、愛犬がしてほしいことをしてあげる…。このような人は、犬から「頼れる人」「安心できる人」と認められ、指示を聞いてもらいやすくなります。

また、日頃から「お座り」「待て」などの基本動作を飼い主の指示に従いながら行う習慣をつけておきましょう。そうすることで、「ダメ」という指示もすんなりうけいれてくれるようになります。

まとめ

植木鉢を倒した犬を怒る女の子

今回は、犬が「ダメ」を聞かない時の心理や伝え方などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。犬が「ダメ」を聞かない理由は、多くが飼い主を頼れる人、自身がついていきたい人として認識していないことが原因です。日頃から愛犬に信頼されるような行動を心掛け、いざという時も「ダメ」を聞き入れてもらえるようにしておきましょう。

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