犬がごはんを食べたくない時にする仕草や態度
まずは、今回の本題でもある犬がごはんを食べたくない時にする仕草や態度を紹介しましょう。「これ、食べたくないよ」と飼い主にアピールしているため、飼い主にとってもわかりやすい仕草や態度を見せているはずです。
1.一旦ごはんを見て飼い主を見つめる
飼い主が「どうぞ」と提供したごはんを一旦ジッと見つめ、その後、飼い主の方をジッと見上げることはありませんか。これは「これ、今は食べたくないです」「これを食べないとダメ?」という意思表示です。
飼い主が一歩も引かず、そのまま食べるように促すと、渋々と食べ出す犬も多いですが、中には知らんぷりしてどこかに行ってしまう犬もいます。
2.匂いを嗅いで食べるのをやめる
出したごはんの匂いだけを嗅ぎ、その場を立ち去る行動を見せることはありませんか。これは見ての通り、匂いで「美味しいかな?美味しくないかな?」と判断し、食べたい物ではないことがわかったため、立ち去っているのです。
一度ごはんの匂いを嗅いでいるということは、体調不良ではなく、単純にそのごはんが気に入らなかったという理由でしょう。
3.口に入れた後そのままペッと吐き出す
一度は口に含んだものの、その後ペッと吐き出してしまう犬もいます。「やっぱりこれいらない」とわがままで吐き出している犬も多いですが、中には「飲み込みづらい」「食べる気力が湧かない」などの理由で食べない子も。
老化現象や体調不良が関係している可能性が疑われるので、シニア犬であれば、ふやかして食べやすいように工夫してあげたり、具合が悪そうならば、かかりつけの動物病院へ連れて行きましょう。
4.ごはん皿を隅に追いやるように鼻で押す
一度出されたごはんを見たものの、ごはん皿を鼻で押すようにして隅に追いやろうとする仕草を見せる犬もいます。これは行動から見てわかるとおり、「これはいらない」とわがままを言っているサインです。
ここで別のものを与えてしまうと、今後もそのドッグフードを食べなくなってしまう恐れがあるので、食べないようであれば、一旦片付け、10分後、再度同じごはんを出してみましょう。
5.チラッと見てそのまま無視
ごはんを見るけれど、そのまま無視をするように立ち去ってしまう犬もいます。これは「このごはんは食べたい気分じゃない」というわがままを言っているケースと、「食べる気力が湧かない」「食欲がない」など体調不良を感じているケースの2パターンあります。
この場合も、愛犬の様子を注意深く観察し、ぐったりしていたり、体のどこかを気にするような仕草を見せていたりする場合は、病院へ連れて行きましょう。
愛犬がごはんを食べない…どうするべき?
実際に愛犬がごはんを食べてくれない場面が出てくると、飼い主としては困ってしまいますよね。愛犬がごはんを食べない時はどうするべきなのでしょうか。
まずは、ごはんを食べない原因を探ることが重要です。シニア犬であれば、今までのごはんが硬くて食べづらいと感じている可能性もあります。ウェットフードに換えたり、ドライフードをふやかしてみるなど、食べやすいように工夫してみましょう。
ごはんを食べない以外にも、1日中ぐったりしていたり、体を気にする様子を見せたり、どこか不安げな様子であるならば、病気や怪我などの体調不良を抱えている可能性があります。できるだけ早く、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
もしも上記の理由に当てはまらず、尚且つおやつなら食べるという場合は、単純にわがままの可能性が高いでしょう。
この場合は、出した時にわがままを言い食べなければ、一旦片付けてしまいましょう。その語、10~20分後にもう一度同じ物を出し、それでも食べないようであれば、その時間のごはんは与えないでください。もちろん、代わりにおやつやガムを与えるのもいけません。
このように「その時に食べないとごはんがもらえない」と学習させることで、徐々にごはんに対するわがままな態度が改善されていきますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬がごはんを食べたくないとアピールする場合、「わがまま」「体調不良」「老化現象」の3つが考えられます。愛犬はどの理由に当てはまるかを判断し、それぞれに合った対処法をとりましょう。