初めて犬を飼った人がやりがちな『NG行為』6選

初めて犬を飼った人がやりがちな『NG行為』6選

犬の飼育の難しさは、飼ってみて初めてわかるもの。そして犬は、可愛がるだけでは残念ながら幸せにはなれないんです。ここでは、初めて犬を飼った人がやりがちなNG行為6選をアドバイスとともにご紹介します。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

初めて犬を飼った人がやりがちなNG行為6選

飼い主の隣の椅子に座っているコーギー

人生で初めて犬を飼うことになると、嬉しさと同時に飼育への不安もこみ上げてくるでしょう。動物の大切な命を守ることは、人間の赤ちゃんを育てることと同じくらい責任が重くて大変なことだからです。

犬の飼い方について「何となく知っている」程度で飼ってしまうようでは、本当の意味で幸せにしてあげることができません。ここでは、初めて犬を飼った人がやりがちなNG行為6つを犬が幸せになれるアドバイスとともにご紹介していきます。

1.間違ったしつけをする

飼い主にお手をしているトイプードル

犬のしつけの目的とは、犬と飼い主の間に信頼関係を築くものであり、社会に適応させるためです。この目的をややはき違えてしまい、残念ながら次のような間違ったしつけをしてしまう飼い主さんがいます。

  • 主従関係にこだわり過ぎている
  • 体罰を与えて従わせようとする
  • ご褒美を見せながら指示を出す

「犬は飼い主に従わせるべき」という想いが強すぎるために、愛犬を見下したり、叩くなどの体罰を与えてしまう行為に走ってしまったりする方がいます。それでは、犬に大きなストレスとトラウマを与えてしまうのは言うまでもありません。

愛犬とは「信頼関係を築く」ことです。その上で、遊びの中で「まて」「おすわり」などのしつけトレーニングを行いましょう。ご褒美を見せながら指示を出すのではなく、成功したらその都度小さなおやつを与えます。おやつは特別なものでなくても大丈夫です。いつも食べているドッグフードでもよいでしょう。

犬は、飼い主さんに褒められることで「嬉しい!」と心の底から喜び、それを生きがいとしています。ぜひ褒めて伸ばすしつけで、愛犬と意思疎通ができる関係性を目指しましょう。

2.適切な食事を与えていない

フードボウルに入ったご飯を食べている犬

愛犬の健康を守ることとは、適切な食事を与え続けることです。しかし、愛犬と衣食住を共にしていると、人間のご飯を「ちょうだい!」とおねだりしますよね。

切ない目で見つめられるとつい食べ物を与えてしまいたくなりますが、それはグッと我慢をしてください。心苦しいですが、犬を生活習慣病にさせないためには重要なことなんです。必要以上の食事を与えないようにしましょう。

犬の食事量や回数については、犬の年齢や体重に合わせて1日の分量が決まっています。ドッグフードに記載されている1日の分量をまずは守るようにしましょう。愛犬の食事について疑問がある方は、動物病院に1度相談することをおすすめします。

3.犬に執着し過ぎてしまう

自分に懐いた愛犬はとっても可愛いですよね。できれば1日中ベッタリくっ付いていたい…そんなふうに思うことも理解できます。ただ気をつけてほしいのが、「1日中見える範囲にいないと気が済まない」、「少しでも離れると不安になってしまう」という心理状況にお互いが陥ってしまうことです。

度が過ぎる執着は、飼い主さん自身と愛犬を「分離不安症」という心因性の病気につなげてしまいます。お互い一人ではいられなくなり、孤独と不安感による強いストレスを感じてしまいます。

犬が分離不安になってしまうと「破壊行動」「吠え続ける」「攻撃性」などが起こってしまうことがあります。一方飼い主さんも「何をしているのか、心配」「寂しがらせているのではないか」などと様々な不安を抱くもあります。犬の場合は行動治療などで解決が難しい場合は、投薬治療の必要性も出てしまうこともあります。

あまりにも愛犬が可愛いからといって、仕事どころか買物にすら出かけられない状況に陥ってしまうのは大変危険です。愛犬の生活を尊重してあげながら、飼い主さん自身の生活も守るようにしましょう。

4.飼育環境が整っていない

ケージの中のベッドでくつろぐ犬

多くの飼い主さんは室内での飼育を選んでいると思いますが、犬が落ち着く飼育環境をとはどのような環境なのでしょうか?犬が落ち着く飼育環境を整えるために、次のポイントを目安にしましょう。

  • 犬が滑らないカーペットや犬用のフローリングにする
  • ケージやクレートを用意する
  • トイレは寝床から離す
  • 快適な温度管理をする(夏は25度、冬は20度が目安)

犬は暗くて狭い空間の方が落ち着くため、クレートは用意しておきたいものです。クレートは外出時にも必要になるので用意しておきましょう。また、犬は本来の習性として寝床の近くに排泄をしたがりません。自分の居場所を周りに知られたくないからというのが理由です。寝床の隣にトイレは置かないようにしましょう。寝床とは別のところにトイレを設置しましょう。

5.病気予防をしない

病院でワクチンを接種する子犬

犬が元気で健康に過ごしていくためには予防できる病気は予防していくことが大切です。具合が悪いと私たちに言葉で伝えることが難しいので、定期的に病院で診てもらったり、いつもと様子が違うと思えば早めに連れていくなどは健康に暮らしていくためには欠かせないことでしょう。

シャンプーなどのお手入れも必要です。愛犬のために飼い主さんができる病気予防は次の通りです。

  • ワクチン接種
  • フィラリア症の予防薬投与
  • ノミダニの予防

また、次のようなお手入れも日頃から行っていきましょう。

  • シャンプー(月1回程度)
  • 歯磨き(できるだけ毎日)
  • ブラッシング(毎日)
  • 爪切り(月1回)
  • 肛門絞り(月1回)

やり方や頻度の目安がよくわからない飼い主さんは、動物病院やトリミングサロンなどで質問をしてみてください。詳しいやり方を教えてもらえます。

6.十分な散歩を行わない

散歩が不十分な犬は、肥満などの生活習慣病を起こしてしまいます。愛犬の健康を守るためには、毎日の散歩は欠かせません。毎日長時間は大変ですが、愛犬のためにはぜひ外に連れ出してあげてください。

もし仕事の都合や健康上の事情で毎日の散歩が難しい…という方は、ペットシッターなどのサービスを利用するのもひとつの手です。また、「小型犬なら散歩は必要ないのでは?と」考える飼い主さんもいますが、犬を散歩することで外の刺激を与えることになり、ストレス解消に一役買っているものなので、やはり散歩は必要です。

まとめ

飼い主と散歩を楽しんでいる犬

初めて犬を飼う場合、不安や疑問が多いと思います。わからないことが起こった場合は、かかりつけの動物病院やトリミングサロン、ペットショップやブリーダーに気兼ねなく質問しましょう。ぜひ、愛犬との楽しい生活を満喫してくださいね。

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