私と犬友との出会い
私と犬友との出会い…。
それは、私がはじめて犬を飼うことになった五年前のことでした。
結構前のことになってしまいますが、私は今でもその時のことをよく覚えています。
犬友は、分からないことや自分の知っていること(犬の情報)を共有しあったり、教えあったりと様々な面において役に立つ存在です。
「役に立つ」というと、少し表現が悪いかもしれませんが、本当に頼り甲斐のある存在なんです。
犬友が居ることによって、何かトラブルに合ってしまったときにもすぐに相談できたり、心の拠り所になってくれます。
トラブルに一人で立ち向かうはつらいものですが、犬友を通して様々な事を共有していく…。
そして互いに支えあう事で、壁を乗り越えることができます。
さて、先程の話に戻りますが、私が初めて犬を飼い始めた五年前──。
ペット飼育について右も左も全く分からなかったその頃…私の愛犬が病気にかかりました。
はじめの症状は極めて軽く、ただ食事中にむせたり、散歩の際に少し躓いて転びそうになっている程度でした。
私や家族は、そんな愛犬の異変に気付いてあげることができずに、『うちの犬は少しドジなんだなぁ』と、深く考えてはいませんでした。
当時は、周りに犬友のような存在は誰もおらず、私自身も犬を飼うのが初めてということもあり、愛犬の重大な身体の異変に気付いてあげられなかった要因のひとつでした。
それから少しして、状況は一変。うちの愛犬の症状はみるみるうちに悪化していきました。
つまずく程度だった脚は弱りはて、一度よろけると完全に地べたにお腹をベッタリとつけ、勢いよく転んでしまうようになっていきました。
ご飯を食べさせていても前はむせる程度だったのに、その時には既に吐いてしまうようになっていました。
正直、どうしてそうなったのか、家族全員で頭を悩ませましたが、全く解明することはできませんでした。
後々判明した事ですが、その原因は、「食道の炎症」でした。
躓いたり、よろけたりするのは日々のストレスや疲労のせいでそうなってしまっていたようでした。当時の知識では、予想だにしない原因でした。
その時は、どこの病院に連れて行けばよいのかも、どのような応急処置を施せばいいのかも何も分からず、只々呆然と立ちすくむことしかできませんでした。
そこで、犬を長年飼い続けている従姉妹がいる事を思い出しました。早速電話をしたところ、すぐに様子を見に来てもらえる事になりました。そこでようやく自分の愛犬がどのような状態に陥っているかを改めて自覚することができました。
私の初めての犬友は、私の従姉妹です。
こんな経緯で犬友になるのは少々心苦しかったですが、その時は本当に助けられました。
犬友がいてくれてよかったこと
先程も言いましたが、犬友がいてくれてよかったこと…それは、愛犬が病気にかかってしまった場合などです。
私と同じような、動物を飼育することが初めての方はよく分かるでしょうが、ペットを飼っているうえで初心者が直面する困難は、ほとんどが病気にまつわることなのです。
病気、怪我…動物を飼う上では付き物ですよね。
しかし、実際に病気にかかってしまうととても厄介です。
受診する病院や治療費など、その他にも多大の不安があると思います。
私自身も、そうでした。
私の場合は従姉妹が犬について詳しかったので、身近にそのような人のいない方よりは、迅速に事を運ぶことができ、そこまでの大事に至ることはありませんでした 。今でも本当に感謝しています。
その他にも、犬友がいてくれてよかったことは沢山あります。
例えば、毎日の散歩です。
犬を飼うということは、毎日1~2時間程度は散歩に時間を割かなければならないですよね?
毎日、愛犬と二人で川縁を散歩する…。
愛犬との散歩や生活は、とても楽しいものですが、しかし、愛犬に話しかけても返事はしてくれません。
そこで、私はなるべく犬友と散歩をするようにしています。
犬友と散歩をすると、良いことが沢山あるんですよ!
例えばですが、犬友と待ち合わせをして、他愛もない世間話で盛り上がったり、少し寄り道してみたり、いつもより遠くに遠出してみたり…一人だと面倒なことでも、気の合う犬友となら楽しいとは思いませんか?
困ったことやトラブルだけではなく、犬友となら楽しいことも共有し合えるのです。
少なくとも私は、それはとても素敵なことだと思っています。
そして、犬友ができてよかったとも。
まとめ
最期に、犬友との普通の友達の違いとは何でしょうか?
これは私個人としての意見なのですが、犬友と普通の友人の違う所は『犬』という共通の話題で気兼ねなく話すことができるところだと思います。
私も犬を飼っていない頃はそうだったのですが、やはり犬を飼っている人と飼っていない人の間で、犬についての会話をすると多少なりとも誤解や違和感が生じます。
犬を飼っていない人から言わせれば、犬についての話題を振られても、内容はあまり理解できません。
理解できないというと大袈裟かもしれませんが、実際のところその友人が飼っている犬も、話しているような行動も見たことがないのだから、理解のしようがありません。
犬以外の会話なら普通の友達でも充分なのですが、やはり犬の会話をしたいのであれば、犬友を作ることをお勧めします。
「犬友をどのようにつくっていいか分からない」
「何処でつくるの?」
などという疑問を抱いたら、取り敢えずドックカフェに行ってみるのがよいのではないでしょうか?
最近では、ドックカフェでの交流をきっかけに犬友となり、ピクニックや登山に出掛けたりというアウトドアな飼い主さんたちも増えてきているようです。
皆さんも、是非頼れる犬友をつくり、愛犬との楽しい生活をエンジョイしてくださいね。
ユーザーのコメント
10代 女性 のんのん
30代 女性 まろんママ
30代 女性 チャッキー
かかりやすい病気も一緒なので、相談もしやすいし参考になります。我が家はゴールデンを飼っていますが、ゴル友というランチ等を犬を連れて行く仲間がいるんです!年齢様々なゴールデンですが、お互いにフードや病気に関する情報交換も出来て頼もしい存在です。
30代 女性 トマト君
うちはワンコが関節炎の時、犬友さんが「足痛そうだよ」と教えてくれました。喜んで散歩に行くから、気が付きませんでした。愛犬と飼い主がどんな親密でも、やはり犬友という第三者の意見てありがたいです!
20代 女性 スー
まず他人にあれこれ求める前に自分が相手とわんちゃんをたててあげたりしましょう。お互いわんちゃんの自慢話をしていては話になりません。
あなたが聞く姿勢をあらわせば、大抵の人であれば気持ちよく会話ができ自分も聞こう!などと思うはずです。お互い気をかけることで嫌な思いをせず友好な関係を築けるかと思います。