シニア犬の安全と快適をサポートする介護用品
1.「床ずれ」を予防してくれる介護用品
寝て過ごすことの多い犬ですが、シニア犬になると、さらに寝て過ごす時間は長くなり、長時間ずっと同じ体勢で寝ていることが多くなります。床に接している部分には、圧迫による負担が大きく、床ずれができやすくなります。
また、筋肉や脂肪が減ってしまい、骨が出ている部分が床と触れやすくなることも床ずれができやすい理由です。
- 手足の関節部分
- 骨盤
- 肩
- 膝
- 頬
とくに床ずれができやすい部分です。この部分をサポートしてくれる介護用品があります。
- 低反発クッション
- 低反発ベッド
- サポーター
低反発のクッションやベッドに寝るだけで、圧迫による負担を軽減することができます。また、手足の関節部分には、サポーターを巻いてあげることで、床ずれの予防になります。
2.「排泄」をサポートしてくれる介護用品
- ずれ防止付きペットシーツ
- 洗えるペットシーツ
- トイレに流せるティッシュペーパー
ペットシーツで排泄をするとき、手足の衰えによって、ペットシーツがずれてしまいやすくなります。裏面がシールで貼り付けられるようになっているペットシーツは、ずれを防止することができ、犬も快適な排泄をすることができます。
また、洗って繰り返し使えるペットシーツもあり、経済的にも助かります。また、犬用のトイレに流せるティッシュペーパーは、すぐに処理することができるので、ニオイに困りません。
3.「お散歩」をサポートしてくれる介護用品
シニア犬になっても、お散歩や運動など、健康寿命を維持するためにはカラダを動かすことが欠かせません。筋肉の維持にも役立ちます。
しかし、手足の筋力が衰えてしまったり、視力や聴力が衰えてしまうと、お散歩することにも興味を示さなくなってしまうことがあります。
手足の衰えによって、歩くことを億劫にしてしまうことがあります。そんなときには、お散歩用の介護用品を利用してみましょう。
- 後足の歩行をサポートするハーネス
- 前足の歩行をサポートするハーネス
- 補助機能が付いたベストタイプのハーネス
- 手足の甲と肉球を保護するシューズ
- ペットカート
まだまだ歩くことを楽しみにしているシニア犬には、歩行をサポートしてくれるハーネスがあります。衰えが気になる部分に合わせて選ぶことができます。
ペットカートは、公園やドッグランなどの安全な場所まで乗って行って、また帰りにも乗って帰る、などの利用ができます。通院にも使えて便利です。
4.「食事」をサポートしてくれる介護用品
食欲が低下してしまったり、食欲はあっても自力で食べることを億劫にしたりすることがあります。そのままお皿に用意しても食べてくれないけれど、飼い主さんの手で少しずつ与えれば食べてくれる、なんてこともあります。
- 介護用スプーン
- 犬用テーブル
- 介護用ボウル
犬が食べやすいように、飼い主さんが安全に愛犬の口に運んであげやすいように設計された、介護用スプーンがあります。やわらかくふやかしたフードも食べやすく、食べさせやすいです。
頭を低くして食べることをつらそうにしているときは、犬用テーブルを利用すると良いです。高さを調整できるものがおすすめです。
介護用ボウルは、犬がいる方に向かって下に傾いているため、ドライフードが減っていくと、下に向かって転がるようになっています。
まとめ
シニア犬にオススメの介護用品について、
- 床ずれ
- 排泄
- お散歩
- 食事
この4つのジャンルからおすすめの介護用品をご紹介しました。
私も愛犬の介護を何度か経験しましたが、どれもあって助かるアイテムばかりです。シニア犬の暮らしを快適にしてあげることができること以外にも、飼い主さんの介護生活も少し楽にしてくれる、そんなアイテムです。
大切な愛犬の介護だからこそ、お世話を楽しむことができるアイテムを探してみましょう。