犬が眠たい時によくする仕草や行動
愛犬が眠いと意思表示をしているのを見かけたら、飼い主として愛犬が眠りやすいよう、テレビの音量を下げたり、邪魔をしないようそっと遠くから見守るなど、環境を整えてあげたいですよね。
ここでは、犬が眠たい時によくする仕草や行動を紹介するので、このような仕草や行動が見られた際は、愛犬が眠りやすいような環境作りを心掛けてください。
1.口をクチャクチャと動かす
ごはんを食べた後や散歩から帰った後など、犬が眠たくなりやすいタイミングです。そんな時、愛犬が何も口に入っていないのに、口をもごもごと動かしていたり、クチャクチャと音を立てながら動かしていることはありませんか。
これは1つの眠たいサインです。「もう満足だよ。そろそろ眠たいな」という時に見せることが多いです。
これは子犬時代の名残だと言われていて、母犬の母乳を飲んだ後、粘性の高い母乳が口内に残り、それを払拭しようと口を掃除していた頃の習慣が、成犬になったあとでも残っていると考えられています。
2.深いため息をつく
ごはんを食べた後など、「ふぅーっ」と深いため息をつく姿を見たことはありませんか。一見、「何か不満でもあるの?」と不安になってしまいますよね。
実は深いため息も犬にとってはポジティブな意味があり、満足感を表しています。「もうお腹いっぱい!」「散歩楽しかったなぁ」「たくさん遊んだなぁ」という時に深いため息をつきます。
このように満足な気持ちで満たされることで、犬は眠たくなることが多いので、深いため息をつき満足感に浸っている時は、眠たい時であることも多いです。
3.飼い主にすり寄ってくる
飼い主にすり寄り、そのままズルズルッと体を預けるようにして体を床に伏せる(つける)ことはありませんか。これも眠たい時に見せる行動です。
信頼している飼い主に体を密着させることで、飼い主の体温や匂いを感じる事ができるので、安心して眠ることができると考えているのです。飼い主としては嬉しいですよね。
飼い主に体を密着させたら、眠る体勢に入り、そのまま夢の中に入ってしまう犬も多いです。自由に部屋の中を歩き回らせているご家庭では、見かけることも多いのではないでしょうか。
4.まぶたが重そうな表情を見せる
トローンとした目をしたり、まぶたが重そうにウトウトし始めたら、わかりやすく眠たいというサインです。人間も眠いときにはまぶたが重い感覚を味わうと思いますが、犬も同じような感覚に陥ります。
ジッと座ったり伏せたりした状態で、しばらく動いていないなと感じたら、そっと少し離れた場所から愛犬の表情を覗ってみてください。目を閉じそうな程、薄目を開けて眠そうな表情をしているかもしれません。
5.寝床付近でぐるぐると回る
愛犬専用のベッドや、いつも愛犬が眠っているケージなど、普段寝床として愛犬が使っている場所でぐるぐると回る姿を見かけることはありませんか。
これは、犬ならではの習性です。ぐるぐると回ったり、後ろ足で地面を蹴ったりすることで、寝床がより眠りやすいように環境を整えているのです。
また、野生で暮らしていた頃は、いつ敵が襲撃してくるかわかりません。そのため、眠る前にぐるぐると回り、周辺に敵がいないかどうかを確認してから眠っていたとも考えられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。うちの子もよくこの行動してる!というような仕草や行動が1つはあったのではないでしょうか。このような仕草や行動を見かけたら、眠いサインです。室内を静かにし、照明を暗くするなど、愛犬にとって良い環境を整えてあげてくださいね。