『吠えにくい』と言われる犬種とは?
犬種によって、性質の傾向があることをご存知でしょうか。甘えんぼうな傾向が強い犬種、しつけがしやすい犬種、吠えやすい犬種…さまざまですが、今回は一般的に吠えにくいと言われている犬種を紹介します。
1.フレンチブルドッグ
短頭種の代表的な存在であり、日本国内でも人気の高いフレンチブルドッグは、一般的に吠えにくいと言われています。
フレンチブルドッグの性格的傾向として、落ち着きがあり、騒がしいことを好まない傾向があります。そのため、自身もあまり無駄吠えをする事がなく、日本国内ではペット可のアパートやマンションでも飼いやすい犬種と言われています。
2.パグ
パグもフレンチブルドッグと同様に、短頭犬種として有名です。愛嬌があり、陽気な性格のパグは、人間、犬共に友好的な性格で、非常に穏やかです。
頑固な性格ではありますが、最初にしっかり性格をすることで、子どもにも優しい家庭犬へと成長するため、初めのしつけさえしっかりすれば、無駄吠えをしにくい犬に育ちます。
3.ゴールデンレトリーバー
大型犬の中でも賢く落ち着きがあり、比較的しつけがしやすい犬種として知られているのがレトリーバー犬種です。ゴールデンレトリーバは、レトリーバー犬種の中で活発な犬種ではありますが、最初にしつけを行うことで、無駄吠えの少ない犬に成長します。
また、とても社交的な犬種なので、子どもから大人まで、多くの人に対して友好的に接してくれます。他にペットを飼っているご家庭でも、仲良く過ごすことができるとされています。
4.シーズー
ふわふわで愛らしい見た目が人気のシーズーも、実は吠えにくい犬種として挙げられます。賢いことと、穏やかで大らかな性格を持つ犬種なので、警戒心もそれほど強くありません。これらの要素が吠えにくい犬種と言われる由縁でしょう。
一度遊びのスイッチが入ると、とても活発に元気よく遊んでくれる犬種なので、子どものいるご家庭でも人気が高いです。
5.キャバリア
元々海外の貴族を中心に人気が高かった犬種ということもあり、落ち着きがありながらも元気な愛らしい犬種です。歴史的に見ても愛玩犬として飼われていたため、警戒心が薄いことも吠えにくい要因の1つです。
家族はもちろん、家族以外の人や子どもに対しても優しく接する犬が多い傾向にあり、初心者でも飼いやすい犬種として人気が高いです。
吠えにくい犬種なのに無駄吠えが多い…なぜ?
吠えにくい犬種を5犬種紹介しましたが、これらの犬種であっても吠える犬はもちろんいます。同じ犬種であっても、個性はそれぞれですし、吠えにくいといわれている犬種であっても、それは「しつけをする」ことが前提条件です。
しかし、今回紹介した犬種たちは、元々吠えにくい要素や性質を持っている犬種なので、しっかりしつけをし正しい接し方をしていれば、比較的無駄吠えを抑えることは簡単な犬種です。
「なぜかうちの子は無駄吠えが多い」という犬は、飼い主の接し方に問題があったり、しつけが完了していない可能性が高いです。
- かまいすぎている
- 要求に応えすぎている
- スキンシップが極端に少ない
- 散歩に毎日行っていない
- 吠えても叱るときと叱らないときがある
- 興奮して吠えているときに宥めない
このような行動に心当たりはありませんか。このような間違った接し方をしていると、犬も精神状態が不安定になったり、わがままになったり、あるいはしつけに対して戸惑いを感じ、無駄吠えが多くなってしまいます。
吠えにくいといわれている犬種なのに無駄吠えが多い場合は、もう一度、きちんと無駄吠えのしつけを行い、尚且つ、日々の接し方を見直してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。吠えにくいと言われる犬種であっても、最初にしっかり無駄吠えのトレーニングをすることが大前提です。無駄吠えが多いと感じる飼い主さんは、もう一度無駄吠えトレーニングを行い、自身の接し方も見直してみましょう。