犬が『いびき』をかく原因4選!どんないびきが危険?すぐに病院へ行くべき?

犬が『いびき』をかく原因4選!どんないびきが危険?すぐに病院へ行くべき?

愛犬が安心しきってぐっすり寝入っている姿は、なによりも飼い主さんの心を癒します。けれども、眠っている時に『いびき』をかいて、その音が大きいと「癒される~」とばかりは言っていられません。なぜなら、命を脅かすほどの危険な病気が潜んでいるのが原因で、愛犬が『いびき』をかくことがあるからです。今回は、どんな『いびき』が危険か、すぐに病院へ連れて行くべきかどうかの判断基準について、考えてみたいと思います!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬が『いびき』をかく原因1.『いびき』をかきやすい犬種だから

フレンチブルドッグの子犬

『いびきをかきやすい犬種』5選

犬がいびきをかく要因の一つとして、鼻の形状の違いが大きく関係しています。人間の口の中にもありますが、「軟口蓋」と言って、食べ物を飲み込むときに肺へ繋がる気道に咀嚼物が入り込まないように調整する役割を果たしている部分があります。

俗に「鼻ぺちゃ」に見える短吻種と言われる犬種は、「軟口蓋」が長いため、気道が塞がれ、呼吸が妨げられます。この「軟口蓋」が気道付近で呼気で揺れるたびに音が出て、それがいびきになります。さらにこの犬種には「鼻腔狭窄症」といい、先天的に鼻の穴が小さい犬も多いので、余計にいびきをかく確率が高くなります。

また、一種の先天的な疾患で短吻種でない犬種にも「軟口蓋過長症」と言って生まれつき軟口蓋が長い犬もいびきをかくことがあります。

  • ブルドッグ (短吻種)
  • フレンチブルドッグ(短吻種)
  • パグ(短吻種)
  • ヨークシャーテリア(軟口蓋過長症)
  • リトリバー(ゴールデン、ラブラドール共に)(軟口蓋過長症)

犬が『いびき』をかく原因2.肥満気味だから

あおむけで寝るブルドッグ

なぜ、「肥満」だと『いびき』をかくのか

喉の周辺に脂肪がつき周りから気道を圧迫してしまいます。眠ると筋肉が緩んで、その脂肪の塊が気道を圧迫し、いびきの音が出るようになります。

肥満によって『いびき』をかくことで起こり得るリスク

まず、犬にとっても人間にとっても肥満でいることに何一つメリットはありません。デメリットやリスクを数え上げればそれだけで一つの記事になります。

愛犬を肥満体にすることは、ある種、愛犬の命を縮める行為であり、様々な病気の原因になります。糖尿病、高血圧、体重過多による関節炎、心臓疾患などが肥満がきっかけになり起こる可能性のある病気で、いずれも平均寿命よりも もっと早く愛犬の死を招くことになります。

犬が『いびき』をかく原因3.病気だから

舌を出して寝る柴犬

『いびき』をかくことで考えられる呼吸器系の病気

「軟口蓋」「軟口蓋過長症」と並んで、いびきをかく原因の一つとしてあげられる呼吸器系の疾患として「気管虚脱」という犬特有の病気があります。この病気は、小型犬と短吻種によく発生します。

はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、本来、気管は円筒形をしており、空気が通過しても変形しないように気管軟骨などが形を維持しています。しかし、徐々に気管軟骨などの力が弱くなると呼吸をするたびに変形してしまいます。変形すると空気の通り道が狭くなるために音がするようになります。いびきをかくだけでなく、普段の呼吸音からアヒルの鳴くような音が出ることが大きな特徴です。

『いびき』をかくことで考えられる呼吸器以外の病気

  • アレルギー、感染症から起こる鼻炎
  • 心臓病からくる呼吸不全

犬が『いびき』をかく原因4.アレルギー症状がでているから

マスクをしているチワワ

犬が鼻炎アレルギーを引き起こす原因

花粉、ハウスダストに加えて、飼い主さんの吸うタバコも原因になり得ます。

どんな『いびき』が危険?病院へいくべき症状

獣医さん二人とブルドッグ

  • 起床時にも『いびき』のような呼吸音を立てている
  • いびきの音が大きくなった
  • 加齢とともにいびきをかくようになった
  • いびきの悪化と同時に食欲が落ちた

以上のような症状の一つでも当てはまったら、すぐに獣医さんの診察を受けましょう。

まとめ

地面の上で眠る白いフレンチブルドッグ

人間も、『いびき』をかく人はただ寝不足になるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群や脳梗塞などのさまざまな病気のリスクがあるとされています。

犬の場合は、犬種の特性として『いびき』をかく場合もありますが、それらの短吻種の犬種でなく、今回、ご紹介した「危険ないびき」をかいている可能性があるのなら、素人判断せず、出来るだけ早くかかりつけの獣医さんの診察をうけることをおススメします。

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