家に帰ったら犬に構ってはいけない?!本当はどうするのがいいの?

家に帰ったら犬に構ってはいけない?!本当はどうするのがいいの?

核家族が多くさらに共働きが多い近年では、犬や猫といったペットたちも日々お留守番をする機会が増えています。長い時間留守番させるのだからと、出かける前に「行ってくるね」と声をかけたり、帰宅したときにテンションの高い犬と一緒になって再会を喜んでいたりしませんか? 犬たちの健康のためにお出かけ前後の接し方を考えてみましょう。

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犬の健康のために気を付けたいこと

窓の外を見る柴犬

犬は基本的に群れで生活をするタイプの動物なので、単体で過ごすことに慣れていません。一人で何かしているようでも、一人にしてほしそうな時でも、常に周りの仲間の気配を探ってそのなかで「自分のペース」を守って生活することを好みます。

そのため家族が学校に行く、仕事に行く、買い物に行くなどで出かけてしまって独りぼっちになると、多かれ少なかれストレスを受けてしまうのです。

家の中にいて家族が帰ってくることは経験で知ってはいるけれど、群れの気配がなくなって一人取り残されるのはやはり心細いのでしょう。この置き去りのストレスから問題行動を起こすパターンも少なくありません。

またストレスが問題行動の原因になるばかりでなく、メンタルに影響を及ぼし「分離不安」などで体調を崩すこともあるのです。これはなぜでしょう。

人にとってはほんの数時間、という時間なのですが、犬にとってはその「数時間」の感覚が人よりうんと長く感じてしまうらしいのです。一説によると犬が一人の時間を耐えられる上限が「四時間」といわれています。それ以上の孤独な時間を与えると、ストレスに耐え切れずに破壊行動、攻撃行動、常同行動などを引き起こす可能性がぐんと高くなります。

このため、犬に留守番をさせるときは時間と環境に注意することが必要でしょう。
家族構成や生活パターンによってはどうしても犬に留守番をしてもらわなければならないこともありますが、その際はなるべくストレスを与えないよう工夫することが大切です。

避けるべきパターン

女性に抱き上げられるパグ

犬は飼い主さんに置いて行かれて独りぼっちになることが好きではありません。いつも一緒にいたいので、寝ているときでも飼い主さんの動向は常に監視している状態です。そのため飼い主さんがそれまでと違う行動をすると、「なにかある!」と緊張して次の事態に備えようとします。

では飼い主が出かける前はどうでしょうか。「留守番させるのはかわいそうだからその前にたっぷりかわいがってあげよう」と出かける直前までずーっと撫でたりかまったりしていると、犬は嬉しい反面「これはこの次に置いて行かれるパターンだ」と学習します。すると次第にこのお出かけ前の儀式すらストレスの対象になってしまう場合もあります。

また一旦飼い主さんが出かけてしまうと犬は独りぼっちです。飼い主さんが帰ってくるまで寝たり、起きたり、水を飲んだり、寝たり、座って窓の外を見たり、とウロウロしながら待っています。その間、お外の音以外は自分の呼吸の音や爪の音しかしないかもしれません。孤独にただ時間が過ぎるのをじっと耐えているのです。

そこへ飼い主が帰宅すると、もう嬉しくてうれしくてテンションは一気にマックス状態になるでしょう。この状態になった犬に飼い主がテンション高く応対すると、彼等の興奮度合いにさらに拍車がかかります。興奮のままにそこらじゅうを駆けまわったり、けたたましく吠えたり飛び掛かったりと大騒ぎになります。

しかしこの大興奮状態というのは実はアドレナリンというホルモンが過剰に分泌されている状態と同様で、身体的には過剰な緊張状態になっているといえます。緊張状態というのはある種のストレス状態と同様なので、犬の健康に良い状態とは言えません。

出かける前後で犬の精神状態を大きく揺さぶることなく、そっと「いつものこと」として犬が処理できるように落ち着いた行動をすると、このストレスを減らしてあげることができます。

家に帰ったらすること

女性を見上げる犬

犬をなるべく穏やかな状態で過ごさせてあげられるよう、外出の前後は犬を過度にかまいすぎないように、飼い主さん自身が静かに行動することが良いといわれています。要するに無視です。

特に出かける10分~15分前からは出かける支度はしていても、犬に目線を上げたり声をかけたりせずに落ち着いて行動をし、また帰宅後も5分から10分程度は犬の興奮に過度に付き合わずにそっと気配をけすように行動することが望ましいようです。

出かけるときも帰ったときもまとわりつかれてとてもじゃないけれど静かに行動をしたり、犬を構わずにすごすなんてできない。という方には中にフードを仕込んで置ける知育玩具などが有効なようです。出かける15分くらい前から与えておくと、おもちゃに一生懸命になっているうちに飼い主がするりと出かけることができたり、また帰宅するときも飼い主へ注目する確率が低くなるようでした。

しかしそうはいっても気配を消して無視をするというのは、愛犬家には辛いことでしょう。無視することができない場合は可能な範囲で、犬の興奮を落ち着ける行動をするよう心掛けてください。

まとめ

女性と額を合わせる犬

お仕事をしていると犬に留守番させるなんて毎日のことになって、なかなかずっと気を付けてあげることが難しいかもしれません。

しかし要点は「犬を過度に興奮させない」なので無理やり無視をしておかえりなさいのしつけをしようとしなくても、時間の余裕があれば帰宅してすぐに「ただいま」というスキンシップの時間をたっぷり取ってあげることでもよいのです。

犬の性格と飼い主の生活パターン、性格、余裕などから、帰宅時に興奮させないルーチンを作ってあげてもよいですね。

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