犬が甘噛みする心理とは?
子犬の頃に多く見られる犬の甘噛みは、甘えているしぐさにキュン!としますよね。でも、その甘噛みは放置しない方がいいようです。犬の甘噛みをやめさせるべき理由を知る前に、なぜ犬が甘噛みするのか、その心理を知りましょう。
歯が生えてきて痒い
犬も人間の子供のように歯が生え変わる時期は、口の中がムズムズします。乳歯から永久歯に生え変わるまでは甘噛み行動が続きます。
じゃれている
犬は飼い主さんに甘えたい、遊んでほしい!というときにガブガブと甘噛みをすることがあります。甘噛みをすれば遊んでもらえる、と思っている犬もいます。
犬は噛む習性を持つので、暇だから噛んでいることも多いです。子犬の頃に親兄弟と育つと、じゃれあいながら痛みを知ることができます。人間に甘噛みをするのも、犬にとっては遊びの一貫なんです。
ストレスが溜まっている
飼い主さんが遊んでくれない、長い時間留守番させられた!などのストレスを、甘噛みにぶつけてくるパターンもあります。怒っている態度でガブガブ噛みつくのが特徴です。
放置はNG!犬の甘噛みをやめさせるべき理由2つ
犬が甘噛みする行動は早めにやめさせましょう。その理由は、甘噛みを放置すると危険だからです。ここでは、犬の甘噛みをやめさせるべき理由2つについて解説いたします。
噛み癖が治らなくなる
犬の甘噛みを放置すると噛み癖がついてしまいます。子犬の頃は可愛いかもしれませんが、成犬になると大変危険です。
犬が一度でも「噛んだら遊んでくれる」と思い込んでしまうと、噛んではいけないことが理解できなくなります。噛み癖を治すまで時間がかかってしまうので、やはり甘噛みを見過ごすわけにはいきません。
噛む力がエスカレートする
子犬の頃の甘噛みは力こそ強くありませんが、あっという間に本気で噛むようになります。甘噛みは子犬のうちから許さずに、早めに対処しなければなりません。誰にでも噛みついてしまう犬に育てないためにも、犬の甘噛みは早めに解決させましょう。
犬の甘噛みへの対処法
愛犬に噛み癖をつけないために、子犬の頃から対処をしていきましょう。すでに噛み癖がついてしまった場合も、ここでご紹介する対処法を行ってみてください。
痛い!と叱って中断させる
まず甘噛みされたら、すぐに中断させましょう。噛まれたらすぐに「痛い!」とひと言大きな声で反応をして制止させます。犬に「構ってくれる」と誤解させるような態度を見せず、毅然とした態度を示すことが重要です。
無視する
次に有効な対処として「無視する」があります。犬には、「甘噛みをしても良いことは起きない」ことを教えていきましょう。じゃれついてきてもスルーをします。しつこい場合は、その場から立ち去ってもいいでしょう。
「ちょうだい」をしつける
甘噛みをやめさせるとともに、「ちょうだい」のしつけも教えていきます。物をくわえたらおやつを見せて「ちょうだい」に従わせ、口を離すトレーニングを行います。できたらたっぷり褒めてくださいね。
しつけトレーニングには犬用のおもちゃを使い、噛んでいい物といけない物の区別をつけさせていきましょう。遊びの一環として続けていくことで、「噛むのをやめるといいことがある」と犬は覚えていきます。
まとめ
犬の甘噛み行動は、やはり放置してはいけません。「噛んでもいいんだ」と覚えてしまい、思い切り噛みついてしまう犬に育ってしまいます。
子犬の頃から、甘噛みへの対処は一環して行うことが大切です。噛み癖がつかないように、「噛むのはダメ」という態度で望みましょう。
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