1.名前を呼ぶ
わんこは自分の名前を呼んでもらえるのが大好き!なぜなら、名前を呼んでもらえるときというのは、大好きな飼い主さんの意識が自分に向いているということで、遊んだりかまったりしてもらえるタイミングである可能性が高いからです。
中には、名前を呼んだだけで耳をピクッと反応させて、喜んで寄ってくるなんて子もいるのではないでしょうか。愛犬とスキンシップをとる際には、ぜひ、名前をたくさん呼んであげましょう。
ちなみに、わんこは子音よりも母音の聞き分けの方が得意で、特に「ア・ウ・オ」は耳に残りやすく、聞き取りやすいと言われています。
そのため、「ア・ウ・オ」の母音で終わり、短く簡潔な名前というのが、わんこにとっては理解しやすい名前だそう。もしこれから新しく迎えるわんこの名付けを考えているという人は、これを意識した名付けをすると、愛犬が自分の名前をますます好きになってくれるかもしれませんよ。
2.わんこが好きな言葉をかける
いわずもがな、わんこは人間の言葉や会話を完璧に理解することはできません。ですが、短い単語であれば覚えることができ、理解できているということが近年の研究でも証明されています。
特に、自分にとってポジティブな意味を持つ単語は覚えやすい傾向があるようで、「ごはん」「お散歩」「おやつ」などのキーワードにはとにかく敏感に反応するというわんこは多いようです。
「犬には言葉は通じないから」「ひとりごとを言っているようで恥ずかしいから」なんて遠慮はせずに、ごはんのときには「ごはんだよ!」、お散歩に出かける前には「お散歩に行こう!」と、愛犬が喜ぶキーワードを積極的に声がけしてあげましょう。
ちなみに、世界には1000語以上の単語を理解しているわんこもおり、これは人間の幼児とほぼ同等の知能レベルに当たるというから驚きです。
3.高い声で話しかける
わんこはさまざまな要素から人間の感情を読み取っていると言われていますが、その中でも重要なのが「声の高さ」なのだそう。私たち人間は無意識のうちに、嬉しいときや楽しいときには声が高く上ずったり、怒っているときや悲しいときには声が低くなったりしているものです。
この声の高低差から、わんこは人間の感情を読み取っています。そのため、たとえ、かけられている言葉の意味はわからなくても、「高い声=ポジティブ」「低い声=ネガティブ」と受け取ります。
よく、わんこのしつけのポイントとして、誉めるときには高い声、叱るときには低い声を意識すると良いと言われるのは、このためです。また、男性よりも女性に懐くわんこが多いのにも、このことが作用しているのではないかと言われています。
わんこに話しかけるときには、できるだけ高い声を意識してあげましょう。すると、わんこのテンションも自然と上がり、よりいっそう楽しい気分になってくれるかもしれませんよ。
4.声を掛けながら身体を撫でる
大好きな飼い主さんに声を掛けられるのはもちろんのこと、やっぱりわんこが一番喜ぶのは、身体を撫でてもらうことです。
ぜひ、わんこに声を掛けるときには、一緒に身体を撫でてあげてください。頭や頬に触れるだけでも、めちゃくちゃに撫で回すのでも、どちらでもかまいません。声を掛けながらスキンシップをとることで、愛犬との絆はよりいっそう深まります。飼い主さんの気持ちや言葉も、よりいっそう愛犬に伝わることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?私たちがどんなに愛犬に声を掛けても、愛犬の方から人間の「言葉」を返してくれることはないかもしれません。
ですが、私たちの気持ちはまちがいなく伝わっていて、愛犬は「言葉」以上のものをたくさん返してくれるはずです。「おはよう」「おやすみ」「いってきます」といった日常の些細な声掛けでもかまいません。愛犬に積極的に声を掛け、絆を深めていきましょう。