あれ、これって反抗期?犬の行動に着目!
1. 噛む
反抗期で一番分かりやすいのが「噛む」行動です。愛くるしい容姿からは想像もつかない豹変ぶりに、初めて見る方は驚くかもしれません。
筆者も自分の飼い犬にとても悩まされました…。甘噛みレベルではなく、生傷が絶えないくらい噛まれ続けていたのです。同居の家族に対しては全く噛むことがなかったため、相手を選んでいる節はあるようです。
2. 飼い主の指示を聞かない
しつけやコミュニケーションにより、主従関係が構築されていたはずなのに、突然飼い主の指示を無視するパターンです。いわゆる「イヤイヤ期」にあたります。敢えて飼い主を困らせて、自分が上位に立とうとするのです。
《具体例》
- 「おすわり」「お手」などのコマンドを出しても従わない。
- 特定のものに固執し、取り上げようとすると噛み付いてくる。
- リードを付けようとすると嫌がる。
3. マーキング
室内のトイレ以外の場所である「カーペット」や「ソファ」「ベッド」などにマーキングをするようになります。トイレの仕方を忘れている訳ではなく、自我が芽生えることが起因しています。
《マーキングする理由》
- 縄張りを主張しているから
- 飼い主の注目を浴びたいから
粗相をされてしまった場所の掃除・洗濯は大変ですが、犬が成長した証ではあるので、嬉しい変化だと言えるでしょう。
4. ドッグフードを食べない
生まれてしばらくは、ドッグフードの味しか知りません。徐々に社会性が身に付いていくにつれ、フードのトッピングやおやつなど、もっと美味しい食べ物が存在することを理解していきます。そのため、ドッグフード以外の食べ物を貰おうと、要求の意思表示としてドッグフードを食べなくなるのです。
反抗期はみんな来る?
性別・犬種問わず訪れる
個体差があるため、必ず訪れると断言はできませんが、小型犬から大型犬まで、どの犬でも反抗期は訪れる可能性があります。性別や飼育環境により、反抗期の時期は多少変わってくるようです。
生涯におよそ1〜3回
できれば反抗期は来ないで欲しい…という想いは飼い主ならみんな同じ気持ちでしょう。しかし、回数が多い犬だと、なんと生涯に3回も反抗期がやってきます。
《反抗期の目安時期》
- 第1期:0〜1歳頃
- 第2期:1歳半前後
- 第3期:2〜3歳頃
犬の反抗期に対する対処法
過剰に反応しない
わがままを聞き入れるということは、犬の要求を全て受け入れたとみなされます。また、驚くような反応を見せると、飼い主の反応を面白がって行動がエスカレートする傾向にあります。出来るだけ普段通りの対応で接してあげて下さい。
犬の怒り出すきっかけを見つける
犬が飼い主に危害を与える際は、何かきっかけがあるはずです。不機嫌になって攻撃的になるときは、痛みや驚き、拒否といった気持ちが発端だったりします。何をしたらそのような態度に発展したのか、原因を突き止めましょう。
まとめ
犬が言うことを聞かないからといって、暴力をふるうことは絶対にやめましょう。恐怖心を植え付けると共に、一瞬で信頼関係が崩れ去ります。
反抗期中は、愛犬への接し方で悩むこともあるかもしれませんが、時期が来ればいずれ落ち着いていきます。子犬から成犬への成長を見守ることが出来るのは、貴重な体験です。飼い主のメリットとも言えるので、写真や動画で思い出として記録してみて下さい!
ユーザーのコメント
50代以上 男性 おぼんこぼんの父
2頭飼していましたが、前先住犬が亡くなって寂しそうだったので良かれと思って、3年くらい間をおいてパピー犬を飼い2頭飼を再開しました。
老犬になる前のタイミングで飼えば良かったのかもしれません。
一時、老犬もパピー犬もかわいそうな状態でした。
老犬がパピー犬を威嚇したり追い回したり噛みついたり。時には興奮して私も噛みつかれました。反省しているのは過剰に老犬を叱った事です。信頼関係が一時的になくなりました。
そのような状況ですたが、マニュアル通りですが我慢して老犬を立てて接しました。
幸いだったのは、パピー犬が卑屈にならなかった事。こっそり可愛いがりましたけど。
勝手な飼い主の思い込みと、ただただ言い訳で可愛いパピー犬も飼いたいとの欲ですよね。
愛情だけでどうにかなるものでもありませんが、どうにかしようとし続けるのは飼い主の責任ですね。
今は少しづつ、それなりの家族になっています。