犬が体を丸めている時の心理1:体が自然に動いてしまう
体を丸めている時のワンちゃんの心理として、まず紹介するのは「体が自然に動いてしまう」です。これがどういうことかと言いますと、昔の習性が由来しているということです。
ワンちゃんの祖先が野生で暮らしていた頃は、自分や群の仲間と掘った狭い巣穴を寝床としそこで寝ていました。その際に体を丸めていたので、この名残から自然に体を丸める姿勢になったと考えられます。
愛犬のルーツを考えると何か感慨深いものがありますね。体を丸める以外にも名残由来の行動をしているかもしれません。その行動が何かを考えながらワンちゃんと接すると一緒にいる時間がさらに楽しくなると思います。
犬が体を丸めている時の心理2:暖まりたい
冬や寒い時期でワンちゃんが体を丸めているときに考えられるのが暖まりたいという心理です。また、暑い時期だとエアコンを使いますが室温が下がりすぎると同様の心理で体を丸めることもあります。
なぜ寒いと体を丸めるのかというと、体を寄せることにより表面積を小さくすることができます。そうすることで熱を逃すのを防ぎ、体温を下げないよう維持します。
ワンちゃんの体の防衛本能から由来する行動なのでそっとしておいても問題ありませんが、あまりにも辛そうであったら飼い主さんが出来る範囲で対処してあげてください。
室温が低い状態であるなら少し高くしたり、寒すぎるあまり寝る事が出来なさそうであったら布をかけるか、暖かそうなベッドを用意してあげるとワンちゃんも喜んで快適に過ごせると思います。
犬が体を丸めている時の心理3:緊張しているから
特に具合が悪そうでもなく、室温などの環境も問題ないのに体を丸めていたら、その時のワンちゃんの心理は緊張しているのかもしれません。
ワンちゃんが緊張するのには何か理由があります。原因がわかるならリラックスさせてあげるようにしてください。
原因は分からないけどワンちゃんが緊張していそうな雰囲気ならば、その際は行動を見てください。お腹や鼻など急所と言われている箇所を隠すように丸まっていたら緊張していてリラックス出来ていない状態であることを飼い主さんに伝えようとしています。
犬が体を丸めている時の心理4:具合が悪い
日頃体を丸める習慣がないのに丸めて寝る事が多くなった場合、その時のワンちゃんの心理は具合が悪いと思っているかもしれません。元気であったら日頃のように好きな体勢で寝ますが、どこか怪我をしていたり体調が悪かったら、その箇所をカバーするために体を抱える形で丸くなるようにします。
お腹が痛いときにはお腹をかばうために丸くなって寝ることが多くなります。いつもよりお腹が硬く緊張させているならば痛みがひどいと考えるほうが良いでしょう。そのため、丸くなって寝る期間が長くなったり、見るからに体調が悪そうであったら早めに動物病院に連れて行って診察をしてもらうようにしてください。
まとめ
体を丸めている時のワンちゃんの気持ちは本能由来であったり、その時の体調や精神状態で様々に変化します。具合が悪そうで普段と様子が違うのであれば、すぐに動物病院に連れて行ったほうが良いですが、それ以外の時はなるべくそっとしておいてあげてください。
ワンちゃんも気持ちの変化があれば違う姿勢で寝たり寝る場所を変えます。その時のワンちゃんの行動や様子を見ることで、愛犬の知らないことを発見できるかもしれません。