犬がワガママを言っている時の行動は?
犬は何らかの要求がある時、飼い主さんにその気持ちを伝えるため、様々なボディランゲージでアピールしてきます。
前足でチョンチョンと飼い主さんをつついてみたり、指示をしていないのにオスワリやフセをしたり、軽く吠えてみたりと、自分の要求が通るまで一生懸命に頑張ってアピールしてくることもあるでしょう。
犬はなぜワガママになってしまうのか?
飼い主さんが愛犬からの要求の行動に応えすぎてしまうと、犬がワガママな性格に育ってしまう傾向にあるよう。
自分自身のことは二の次で、愛犬が最優先。「良いこと」や「悪いこと」などのルールをしつけで教えることもなく、自分勝手に過ごす愛犬の行動を許し続ているとワガママは更に増長します。
犬がワガママを言っている時の行動
犬がワガママを言っている時の行動は、吠える、噛む、唸るなど威嚇の気持ちを表す行動や、ご飯を食べなくなる、トイレをわざと間違える、また指示に従わなくなるなどがあります。
愛犬のワガママな行動は毎日のケアや動物病院に連れて行く時など、飼い主さんが困る場面も多々あるでしょう。
また威嚇されるとショックや恐怖心を感じてしまい、信頼関係を築きづらくなってしまいます。愛犬がどんどんワガママな性格になってしまわないよう、対処法やNG行為を確認していきましょう。
犬がワガママを言ってる時にするべき対処法2選!
犬がワガママを言っている時のすべての行動が悪いわけではないと思います。例えば長時間のお留守番を頑張ったワンちゃんが、飼い主さんに甘えたい、また遊びたいと要求してくる時は出来る限り応えてあげてください。
でも自分勝手なワガママな行動が多い時は、改善が必要になると思います。
対処法1.無視をする
愛犬が吠える噛むなどワガママを言うような問題行動を起こした時、無視をするのも一つの対処法。本来、群れの仲間と共に生活する犬にとって「無視」されることはとても辛いことなのです。
また「叱るしつけ」は感情を込めて叱ることが出来なかったり、逆に強く叱りすぎたりと難しい一面もあるため、「無視」でワガママを止めさせるほうが飼い主さんにとっても気持ちが楽かもしれません。
「無視」のポイント
無視で愛犬のマガママを止めるにはポイントがあります。
愛犬を無視するのはワガママな行動を始めたすぐのタイミングで。そしてワガママな行動が終わるまで無視を続けます。無視のタイミングが合わないと、愛犬はどの行動に対して無視をされたのか理解することが出来ません。
そして無視をしている時のポイントですが、極力愛犬の存在に反応しないよう気を付けましょう。心のどこかで「本当は無視なんかしたくない…」という気持ちがあると、無意識に愛犬に視線を向けてしまうこともあるかもしれません。
犬は飼い主さんの気持ちを読み取ることが得意な生き物なので、飼い主さんの心の中に迷いがあると「もう一息!」と更にワガママな行動をとる可能性があります。
無視をするしつけがなかなか上手くいかないのは、飼い主さんが愛犬に根負けしてしまうのが大きな理由のひとつです。問題行動を止めるまでは徹底的に無視してください。
大切なのは無視をすることで愛犬に「ワガママな行動は無駄な努力なんだ」と気づいてもらうこと。「ワガママな行動をとっても自分のワガママは叶わないんだ」と学習してもらいましょう。
対処法2.問題行動を止めたら褒める
犬はとても感受性が豊かなため、褒めてもらうことに非常に喜びを感じます。飼い主さんの指示や「無視」によるしつけで、ワガママな行動を止めたときはしっかり褒めてあげましょう。
犬は飼い主さんの声のトーンや表情で、自分が褒められていることは理解できます。そしてその優しい口調や笑顔が好きな子は多いです。「ワガママを止めると良いことがある」ということを繰り返し教えてあげましょう。
やってはいけないNG行為
ワガママを許しすぎない
ワガママな行動が多いのは、そのワンちゃんが元々ワガママだったわけではなく、飼い主さんがワガママを許し続けていたことが原因となっています。
犬は多くのことを学習する生き物です。ワガママな行動で要求が通ったとき、その行動を学習します。いつでも繰り返し要求が叶うと「叶うことが当たり前」となってしまい、要求が通らないことに不満を感じワガママになるよう。
飼い主さんは愛犬にしっかりと「良いこと」と「悪いこと」を教えてあげましょう。すべての要求に応えないことで「ダメな時もある」と少しずつ理解していってくれるはず。
すでにワガママな性格に育っているワンちゃんの場合、とても根気のいるしつけになると思います。あまり無理をせず、飼い主さん一人の力で難しいようであれば、ドッグトレーナーさんの力を借りましょう。
まとめ
愛犬のワガママがあまりにひどいと飼い主さんの生活に支障が出るほど大変だと思います。しかし愛犬がワガママな性格に育つかどうかは飼い主さん次第!
子犬の頃はあまりの可愛さについ要求に応えがちかと思いますが、小さなころからしっかりと「良いこと」と「悪いこと」を教えてあげましょう。