①キッチンに行く、器の前で待つ
室内外の場合、キッチンで犬の食事を用意したり、食べさせたりする家庭が多いと思います。そうした家庭の場合、犬はキッチンに行ったり、自分の食事が入っている戸棚の前に行ったりして「ご飯まだー?」とアピールすることがあります。
飼い主さんがいる場所とキッチンの間を行ったり来たりして、飼い主さんをキッチンに連れていこうとする犬もいます。
また、普段ご飯を食べている食器を空の状態でも必死に舐めたり、食器の前にちょこんと座ってみたり、食器をくわえて飼い主さんのところに持ってきたりすることも。
さらに、お腹がすいている時は飼い主さんが他の用事で立ち上がったり、キッチンや食べ物が入っている戸棚に近づくだけで「ご飯かな?」「おやつかな?」と尻尾を振って喜ぶ様子を見せることもあるでしょう。
②飼い主さんの口元を舐める
犬が人の口元を狙って舐める行動も、お腹がすいているサインかもしれません。特に子犬は、母犬の顔や口元を舐めることで母乳やご飯の催促をすることから、飼い主さんに対してもそのような行動を見せることがあります。
子犬の時期は消化器官が発達しきっていないため、少量の食事を頻回に行うもの。そのため、1日の中で何度もお腹がすいて食事を必要とするタイミングがあります。そうした時に母犬にお腹がすいたことを伝えるために、口元をペロペロと舐めて合図するのです。
また、上記のように子犬の頃の習性が残っているだけでなく、単純に口元に食べ物のにおいがするという理由で舐める場合もあります。
犬は嗅覚に優れているため、飼い主さんがご飯やおやつを食べた後はもちろん、ガムやミントタブレットなどを口に入れたり、歯みがきをした後などにそのにおいに敏感に反応します。
ただし、犬が飼い主さんの顔や口元を舐めるのはお腹がすいている時だけではありません。親愛の情や、甘えや寂しさの表現、怒られた時に相手をなだめるためなどに顔や口元を舐めることもあるのです。
そのため、顔や口元を舐めてくる時にすぐに食べ物を与えるのではなく、どのような意味が込められているか考えてみるといいでしょう。
③吠えて催促する
お腹がすいている時に、食器やキッチンのまわりをウロウロしてみたり、飼い主さんの口元を舐めてみたりとアピールをしてみても伝わらない時、吠えたり騒いだりし出すことがあります。
「静かにアピールしても伝わらないのなら、騒いで大きくアピールしなくちゃ!!」と考えて、飼い主さんに向かって吠えたり、飛びついてみたり、前足で飼い主さんにタッチしてみたり。お腹がすいていることを飼い主さんに気がついてもらうために、あらゆる手段でアピールしてくるのです。
吠えて意思を伝えることはいわゆる「要求吠え」と言われ、お腹がすいている時だけでなく、飼い主さんにして欲しいことがある時に見られる行動です。要求吠えは吠えたことで伝えたいことが伝わり、飼い主さんが応えてくれるとますます行動が強化されます。
そのため、お腹がすいた時の要求吠えをクセにしたくない場合は、吠えている時は無視して、静かに落ち着いたところで食事を出すようにしましょう。
まとめ
犬は食べることが大好きな動物です。また、「次にいつ獲物にありつけるかわからない」という狩りの習性の名残から、今食べられるものはすべて食べ尽くそうとする動物でもあります。そのため、食べものを目の前にするといつでもお腹がすいているような様子を見せます。
しかし、特にお腹がすいている時には、ここで紹介したようにキッチンや食べ物のそばをウロウロしたり、器をくわえて飼い主さんの元に持ってきたりする行動が見られます。また、飼い主さんの口元を舐めたり、目をじっと見つめたり、吠えたりしてお腹がすいていることをアピールすることも。
あまりにも頻繁にこうした行動が見られる場合は、体重や食事量のバランスを見直したり、食事の与え方を変えてみるなどしてみてもいいと思います。ただし、欲しがるからと必要以上に与えすぎないように注意してくださいね。