秋に注意すべき『犬への危険なこと』3選

秋に注意すべき『犬への危険なこと』3選

やっと気温が下がりはじめる秋は、愛犬とのお散歩を思いっきり楽しみたい季節。しかし、秋ならではの『犬への危険なこと』もいくつかあります。この記事では秋に注意すべき『犬への危険なこと』をご紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

秋を楽しむためにも愛犬の体調を気遣ってあげましょう

カボチャの上に乗る犬

厳しい暑さから解放される秋。行楽シーズンでもあり、気候も良いため、紅葉などの景色を楽しむために、愛犬とのお出かけが増える方もいらっしゃるかと思います。

秋晴れの空は本当に清々しく綺麗ですが、天候が変わりやすいのも秋の空の特徴です。徐々に気温が下がりはじめる秋は、夏の暑さによる疲労が体に残っていたり、気温差により体調を崩してしまうワンちゃんも少なくありません。

過ごしやすい季節の秋だからこそ愛犬に元気で過ごしてもらえるよう、秋に注意すべきことをいくつかお伝えしたします。

秋に注意すべき『犬への危険なこと』3選

ブランケットから鼻を出す2頭の犬

1.気温の変化による体調不良に注意

気象上では9月からが秋。9月に入ると、ほんのり肌寒さを感じる朝もありますよね。秋は1日の中での寒暖差が激しい季節でもあります。

その寒暖差の影響で、体調を崩してしまうワンちゃんも少なくありません。また寒さによる体のこわばりで、筋肉や靭帯を痛めてしまうこともあるようです。

椎間板ヘルニア、十字靭帯断裂

椎間板ヘルニアや十字靭帯断裂は、寒さによる体のこわばりから発症してしまうこともあるよう。

秋は朝や夜に急激に気温が下がることがありますよね。愛犬の体が冷えてこわばっている時のお散歩は特に要注意。

家の中で軽く体を動かして、ヘルニアや靭帯断裂などはもちろん、怪我を防ぐためにも、体を温めてからお散歩に出かけるようにしましょう。

膀胱炎

また、犬の膀胱炎も秋になると増えるよう。夏のように暑くないため、水を飲む量が減ってしまうのが一つの原因。

また寒さからあまり動かなくなる子もいるので、オシッコをするのを我慢してしまう傾向にあり、膀胱炎のリスクが高まるようです。

日頃からオシッコの色や回数をチェックして、異常があればすぐに獣医さんに診てもらいましょう。

呼吸器系の病気

秋は気温が低くなることや、1日の中の寒暖差で呼吸器系の病気を発症しやすい季節でもあります。特に寒さに弱い犬種は、抵抗力が落ちやすくなるのが秋だとか。

咳き込んでいたり、呼吸がゼーゼーしていると呼吸器系の病気の可能性があります。

2.体重の変化に注意

犬は秋になって寒さを感じはじめると、体を温めるために代謝が上がります。そのことによって、食欲が増加してしまう子と低下してしまう子がいるようです。

特に夏バテを引きずっている子は食欲不振になってしまい、体重減少が続いてしまうことも。

夏バテで体重が落ちてしまったワンちゃんは、厳しい冬を元気に過ごすためにも、秋のうちに体重を戻したいところ。愛犬の好きな食べ物をフードにトッピングするなど、食べやすくなるよう工夫してみましょう。

また、夏バテがなく秋に代謝が上がっているワンちゃんは、食べる量が増える傾向に。秋の美味しい味覚を楽しみたいのは人と同じかもしれませんが、太りすぎないよう加減してご飯やオヤツを与えましょう。

3.秋の植物に注意

秋の紅葉を毎年楽しみにしている方も少なくないはず。過ごしやすい気候ですし、愛犬も一緒に楽しみたいですよね!しかし、秋の自然の景色の中には、犬にとって有害な植物もあるので注意しましょう。

銀杏

「黄金の絨毯」がとても綺麗なイチョウの紅葉。イチョウの木の実である銀杏は、犬にとって有毒なものとなります。イチョウの木は街路樹として多く使用されているので、紅葉スポットに行かなくても、頻繁に見かけことがあると思います。

イチョウの木が多いだけに、銀杏の落下も非常に多く、興味を持った犬が誤食してしまうことも…。

中毒症状が出てしまう摂取量は、個体によって差があるのですが、嘔吐やけいれん発作、また呼吸困難などの症状がおき、意識不明になってしまうことがあります。

大量に銀杏が落ちていそうな場所は、抱っこをする、またカートに乗せるなどが安全かもしれません。

毒キノコ

秋の美味しい食材のひとつでもあるキノコ。「キノコ狩り」と言えば山の中で行うイメージですが、緑の多い公園にも意外と得体の知れないキノコが生えているものです。

毒キノコは人でも中毒症状を起こし命にかかわることもあります。犬が誤って食べてしまっても、同様に中毒症状を起こします。食用のキノコと毒キノコは見分けが難しいものも多いので十分に注意しましょう。

キク、カーネーション、ベゴニア、ヒガンバナ

秋の綺麗なお花の中には、犬にとって害となってしまうものもあります。キクやカーネーション、ベゴニア、ヒガンバナは全て犬にとって有害です。

誤飲してしまうと中毒症状を起こしますし、中には触れるだけで皮膚炎を起こしてしまうものもあります。

まとめ

落ち葉の中で遊ぶ4頭のテリア

秋晴れの空の下、綺麗な景色と心地良い気候の中で愛犬と遊ぶことは、飼い主さんにとっても至福の時間ですよね。秋を楽しむためにも、冬を元気に過ごすためにも、この季節に体調を整えておくのは大切なことだと思います。

気温の変化や、秋ならではの犬にとって危険な植物に気を付けて、体調管理をしていけるといいですね。

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