初対面の犬に嫌われやすい行動(犬編)
1. 吠える
初対面の相手に対して吠える行動は、攻撃姿勢の表れです。温厚な性格の犬でも、吠えられれば戦闘態勢を取ろうとするので、いつの間にか喧嘩になってしまうことがあるかもしれません。
2. 飛び掛かろうとする
相手に飛び掛かろうとする行動には「遊びたくて興奮している」「危険を感じて警戒している」という意味があります。たとえどちらの理由であったとしても、飛び掛かられる側の犬は、威嚇と捉えてしまう可能性が高いです。
3. 一方的におしりの匂いを嗅ごうとする
犬同士の挨拶の一つに、お互いのおしりの匂いを嗅ぐ行為があります。肛門腺には犬特有の匂いがあり、この匂いを嗅ぐと相手がどんな犬なのか分かるようです。どちらも嗅ぎ合っているのであれば問題ありませんが、社会性を身に付ける前の犬だと、嫌がられてしまいます。
初対面の犬に嫌われやすい行動(人間編)
1. 急に触ろうとする
犬を触ったり撫でたりすることができるのは、双方で信頼関係が構築できている証です。初めて会う相手とは、当然ながら信頼関係は築けていません。心を開いていない人間から急に触られそうになったら、噛み付いたり唸ったりして抵抗してくるでしょう。
2. 抱き上げようとする
知らない人を見かけたら身構えてしまうのは、犬も他の動物も同じです。抱っこが好きな犬であっても、見慣れない人に抱き上げられるのは嬉しくないですし、不快に感じてしまいます。抱っこ中に犬が暴れて地面に落下したら、怪我をするかもしれません。
3. しつこく追いかけ回す
犬が可愛いからといって、逃げている後ろ姿を追いかけ回すのはおすすめできません。「逃げている＝怯えている」ことは明らかなので、追いかけ回す行動は犬の恐怖心を煽るだけです。特に子供は無意識にこの行動を取りやすいので、保護者の方は動向を見守るようにしてください。
未然にトラブルを防ぐには？
群れるのが苦手な犬がいることを理解する
日本犬をはじめとし、性格上、他の犬と群れることがあまり好きではない犬はいます。犬同士が仲良くできるのは飼い主として嬉しいことではありますが、どちらかが望んでいないのであれば、無理やり仲良くさせる必要はありません。
予兆を感じたら、リードは短めに！
犬と犬の距離が離れているにも関わらず、片方の犬が唸り始めることがあります。ある程度距離を保っていてもこの状態だと、近付いたときに飛び掛かったりするトラブルに発展しやすいです。リードを短めに持ち、飼い主のそばに愛犬を引き寄せるようにしてください。
メス犬のヒート中の散歩には注意
メス犬について、ヒート(生理)中の散歩には注意が必要です。できることなら、他の犬に遭遇しやすい時間の散歩や犬が集まる場所への外出は避けた方が無難です。
なぜかと言うと、ホルモンの分泌が増えることでオス犬を引き寄せるフェロモンを出しており、望まない妊娠に繋がるケースがあります。ヒート中はメス犬も神経質になっているので、自宅でゆっくりさせてあげるのが良いでしょう。
まとめ
今回は「初対面の犬から悪い印象を持たれてしまう理由」についてお伝えしました。愛犬の行動全てをコントロールするのは難しいと思いますが、人間の行動については、本人の気持ち次第で変えられる部分もあります。
犬友達ができると、遊びの幅が少し広がるかもしれませんね。今一度ご自身と愛犬の行動を振り返ってみてくださいね。
