慣れた飼い主が陥る6つの初歩的なミス
1.自分以外に懐かなくなる
気づいたときには、愛犬が自分以外に懐かなくなっていた…ということは少なくはありません。飼い主さんと愛犬が良好な関係であるほど気づきにくく、ただ懐かないだけならまだしも自分以外の家族や来客に警戒心をむき出しにすると困ってしまいますね。
自分以外に懐かなくなる原因はいくつかあり、元々警戒心や忠誠心が強いドーベルマンのような犬種はさほど懐きません。あとは、社会性が乏しいことが原因となります。
飼い主さんと2人きりでいる時間が多く、ほかの人や犬と交流する機会が少ないと警戒心が強くなってしまうことがあります。ほかの人や犬にも心を開かせるには、飼い主さんがコミュニケーションの場を広げることです。
ニコニコして交流している姿を愛犬に見せていくことで、安心感を与えることができます。
2.犬がトイレをできなくなる
トイレトレーニングは一度成功したのに、成犬(1歳)に近づいた頃急に出来なくなることがあります。これは犬の成熟が関係していることが多いです。たとえばオスなら、マーキングを覚え始めるのにともないトイレを失敗することが増えます。
メスの場合は、最初の生理がくる生後6ヵ月前後になると頻尿になりやすく、トイレがうまくいかなくなることも。ここで大切なのは、失敗しても叱らず冷静に対処をすることです。飼い主さんが騒いでしまうと「構ってもらえる」と勘違いしてしまいます。
トイレに成功をしたら褒める、ということを繰り返していけば失敗は減らせます。
3.分離不安症に陥る
愛犬に留守番をさせようとすると異常に吠え続けたり、部屋を荒らされてしまう場合は分離不安症に陥っている可能性があります。飼い主さんと少しでも離れることに、強い不安を感じてしまうのが主な原因です。
あまり留守番経験がなかった愛犬なら、少しずつ離れることに慣らしていきます。ただ中には、パニック状態になる犬もいますので、症状によっては獣医師に相談をした上で改善することをおすすめします。
4.犬の世話をする時間が確保できなくなる
生活環境は犬を飼い始めた頃から、大きく変化することもよくあります。転職をしたり子供が生まれたりして生活に変化が起きたことで、犬の世話をする時間が確保できなくなることも。
忙しくなってしまうのは仕方がないことですが、犬は寂しさやストレスを感じてしまうものです。どうしても散歩ができないときは、ペットシッターのようなサービスを利用するのもひとつの手です。
ただし、愛犬は飼い主さんと遊ぶ時間を楽しみにしています。犬のためにも生活の改善を検討してみるべきです。
5.太ってしまう
気づいたら愛犬が太っていた!…こんなミスもよくあります。愛犬が喜ぶ姿を見たいためについ、おやつや人間のごはんをおすそ分けしてしまいますよね。
しかし犬の肥満は病気の原因になってしまうので、やはり避けるべきです。もし肥満に近づいてしまったときは、フードの適正な量を改めて見直し、糖質の多いおやつも避けるようにしましょう。
6.ごはんを食べなくなってしまう
健康なのに犬が突然ごはんを食べなくなったときは、わがままになっているサインかもしれません。犬はごはんに飽きを感じることはないので、原因は飼い主さんにあります。
- 人間のごはんを欲しがるままあげている
- おやつを多く与え過ぎている
- 犬のフードのメーカーを変えている
犬のフードのメーカーをコロコロ変えてしまうと、犬は「食べなければ変えてもらえる」と理解してしまいます。頻繁に変えるのは犬のために良くありません。
また、フードを変えると下痢などの不調を起こす場合もあるので、一週間ほどかけて元のフードに混ぜながら移行するようにしましょう。
まとめ
犬との生活に慣れてきた頃は油断をしやすいため、愛犬の不調や変化に気づきにくいものです。情が移ったときこそ冷静に生活を見直しましょう。愛犬の小さな変化に気づくためにも、コミュニケーションをたっぷり取ってくださいね。
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20代 男性 匿名