犬は飼い主に似る?犬も怒りっぽくなるパターン
無駄吠えが多い
怒りっぽい飼い主さんに多いのが、愛犬が無駄吠えをしたときに「うるさい!」と頭ごなしに叱りつけてしまうパターンです。
無駄吠えのしつけの基本は、とにかく「無視」をすること。飼い主さんが叱っているつもりで「うるさい!」と言っても、わんこは「吠えたら応えてくれた!」と勘違いしてしまい、無駄吠えが助長されてしまうことがよくあります。
そのため、飼い主さんが怒りっぽく、無駄吠えにガマンができない場合、わんこの無駄吠えも多いことがあります。
攻撃的になる
飼い主さんの怒った声や態度に同調し、攻撃的な行動に出てしまう子もいます。ソファや家具、おもちゃに対する破壊行動から、他の犬や人に対して警戒心が強くなり、唸ったり噛みつこうとしたりすることもあります。
飼い主さんの怒った声に刺激されている場合もありますが、飼い主さんの態度にストレスを感じ、発散しようとしている可能性も考えられます。
飼い主さんが怖い!犬が萎縮してしまうパターン
撫でようとするとビクッとする
わんこを撫でようと頭の上に手を伸ばしたときに、ビクッと身構える子がいます。
普通の子であっても、突然頭の上に手を伸ばされると警戒する子は多いですが、飼い主さんが怒りっぽい性格で、特に怒るときに手を上げるようなタイプの場合には、「また殴られるのかも?!」と必要以上に萎縮してしまうことが多くなります。
いつも様子をうかがっている
ごはんを食べようとするときや遊びをはじめようとするとき等、何をするにつけても飼い主さんの顔色をうかがう子もいます。「これをしたらまた飼い主さんが怒るかな?」と心配するあまり、自由気ままに振る舞うことができなくなってしまっているのです。
何となく体調が悪い
飼い主さんの怒った顔や声にわんこが恐怖を感じている場合、それは強い心理的なストレスになります。ストレスが溜まった結果、それが食欲不振や下痢、嘔吐といった体調不良の症状として現れることがあります。
わんこは人間の感情がわかる
わんこは元来、平和で穏やかな環境を好む動物です。そして、同時に、人間の喜怒哀楽といった感情の機微にとても敏感な動物です。
人間の感情の変化が、表情などからわんこに伝わるということは、さまざまな研究や実験によって科学的にも証明されています。飼い主さんの怒った顔や態度から、わんこは飼い主さんの怒りを感じ取っているのです。
つまり、飼い主さんの怒った顔を見ていることは、平和な暮らしを愛するわんこにとって楽しいこととは言えません。
もちろん、いけないことをしたときにはきちんと叱るのがしつけの基本ではありますが、同時に、指示に従ったときや良い子でいられたときにはたくさん誉めてあげることが大切です。
また、同じことをしたときでも、飼い主さんの感情まかせに、誉めるときと叱るときがあっては、わんこは善悪の判断がつけられずに混乱してしまいます。飼い主さんの気分で怒ることはあってはなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?飼い主さんの性格に起因する表情や態度は、わんこの性格や体調にも大きな影響を及ぼします。愛犬に「この家に来て良かった」と思ってもらうため、幸せに暮らしてもらうためにも、飼い主さんは笑顔でいることを心がけたいですね。