犬がキスしてくるときの心理と可愛い理由
愛犬が近寄ってきて、前足を肩の辺りに乗せてキスをしてくる…。犬を飼っている人であれば、1度は経験したことがあるのではないでしょうか。犬がキスしてくるのには、ある理由があります。可愛らしい理由ばかりなので、ぜひ知っておきましょう!
1.飼い主さんが大好きだから
まずは飼い主さんが大好きだからです。これはしっかり感じ取っている人も多いのではないでしょうか。犬にとって、口の周りを舐めることは、愛情表現の1つです。元々子犬が母犬にごはんをもらう際に行われていた行為です。
そのため、犬が飼い主にキスをするのは、飼い主を母犬のような存在だと認識しているからです。愛情を伝えるためにキスをしてくるなんて、可愛いですよね!
2.飼い主さんの口から美味しい匂いが…
犬の嗅覚はとても優れています。そのため、人間が気付かない匂いでも感知し、その匂いの元を辿ろうとします。美味しそうな匂いが飼い主の口から漂っていたら…「いいな、美味しそうな匂い!」と飼い主の口を舐めようとすることもあります。
愛犬がキスする前に、ごはんを食べたりしませんでしたか。きちんと歯を磨いたつもりでも、嗅覚の優れている犬からすると、「いい匂い」が漂っているのかもしれません。
3.飼い主さんに甘えたいから
飼い主さんが大好きな犬は、飼い主のことをお母さんのように思っています。そのため、甘えたいときに近寄り、キスをするように口周りを舐めることも珍しくありません。
犬によって甘えているときに見せる仕草は様々です。目の前にゴロンと仰向けになる犬もいれば、あごを膝の上に乗せてくる犬もいます。キスしてくる行動も、そのうちの1つです。
4.飼い主さん、遊んで!構って!
飼い主が忙しく、なかなか構ってもらえないときには、自分に注意を引くために、飼い主の目の前に顔を出し、顔周りを舐めることがあります。
「今日、あまり一緒に遊んでいないよ!」「早く遊んでよ!」「構ってよ!」と飼い主にアピールしているのです。手が空いているときであれば、愛犬の要望通り、おもちゃを使うなどして一緒に遊びましょう。
もしも忙しいのであれば、「ちょっと待ってね」「後でね」などと声をかけてあげてください。無視をすると寂しい気持ちになってしまうので、アクションは必ず起こしましょう。
5.実はちょっと不安なことが…
犬は不安を感じているときにも、飼い主の近くに寄り添ったり、「ちょっと不安だよ」「助けて」という意味を込めて、キスをしたりしてくることがあります。
人間にとっては些細なことであっても、警戒心の強い犬にとっては大事と感じられ、不安になってしまう犬も多いです。
例えば、雷の音や工事の音、強い風の吹く音が外から聞こえてくるだけでも、恐怖を感じる犬も少なくありません。不安なときは、耳が後ろに倒れていたり、しっぽが丸め込まれていたりするので、こちらも合わせて確認すると判断しやすいですよ。
犬とのキスにおける注意点を覚えておこう!
犬がキスをしてくるのは、その人のことが大好きで、信頼しているからです。たまに「美味しい匂いがする」などの本能的欲求が関係していることもありますが、すべては飼い主さんへの愛情があるが故の行動です。
とても可愛らしい行動ではありますが、犬とのキスには注意しなければいけません。なぜならば、犬は様々な菌を口内や体内に持っているからです。菌を持つ犬とキスをすることで、飼い主が体調不良を引き起こしたり、病気を患ってしまったりすることもあります。
特に免疫力の低い小さな子どもや高齢者は要注意です。可愛らしいキスは嬉しいものですが、衛生面を考えると、直接口と口でするのは控えるべきです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が飼い主のキスをするのは、飼い主に対して深い愛情があるからです。しかし、犬は口内に多くの菌を保有しているため、直接キスをすることは不衛生です。飼い主が健康を維持するためにも、キスはなるべく避けるべきでしょう。