愛犬の近所迷惑な行動をやめさせるために
犬の近所迷惑な行動の第一位は、やはり“鳴き声”です。犬の飼い主さんであれば、誰もがそう感じたのではないでしょうか。一方で、愛犬の鳴き声もご近所の犬の鳴き声も全く気にしたことがない、という人もいらっしゃるようです。
しかし、犬の鳴き声は、犬と暮らしている人でも迷惑に感じるものです。犬と暮らしていない人、犬と接したことがほとんどない人、犬が苦手な人、犬が大嫌いだという人にとっては、大迷惑だと感じるものかもしれません。“犬の鳴き声”とは言っても様々にありますね。
お留守番中の鳴き声、飼い主さんが自宅にいるにも関わらず鳴き続ける声、子犬や老犬の夜鳴き、認知症による鳴き声などです。それぞれどのようにやめさせれば良いのか、解決策をご提案いたします。また、鳴き声以外の犬の迷惑な行動についてもご紹介いたしまので、ぜひご参考ください。
1.お留守番中の鳴き声
お留守番中の鳴き声は、ご近所から苦情がくるまで気づかなかった、ということがあります。普段はとにかく大人しく、ほとんど吠えることがない犬だから、ということも理由かもしれません。
では、なぜお留守番中に限って吠えてしまうのでしょうか。飼い主さんを呼び戻すために鳴く犬もいます。不安や緊張から鳴く犬もいます。退屈しのぎに鳴く犬もいます。何かを訴えるために鳴くのです。
よく、“無駄吠え”と言いますが、犬にとっては無駄なことではありません。理由なしに鳴いたり吠えたりする犬はいないのです。
やめさせるためには?
愛犬がお留守番中に鳴いていないか、吠えていないか、騒音を出していないか、ペットカメラなどのアイテムを使って撮影してみましょう。
もし、お留守番中の鳴き声が近所迷惑になるようであれば、お留守番中の環境を変えてあげると良いかもしれません。注目してあげたいのは、鳴く理由です。
寂しいのか、不安なのか、退屈なのか、それ以外にあるのか。室内の環境はどうでしょうか。犬が過ごしやすい環境ですか?お留守番している時間が長い犬には、知育玩具を用意するなど、退屈してしまわない工夫をしてあげると良いです。
2.お散歩中の排泄
犬の迷惑な行動でもありますが、飼い主さんのマナーの悪さでもあります。基本的には、自宅で排泄を済ませてからお散歩へ行くべきなのですが、それでもマーキングをしてしまったり、ほんの少し排泄してしまうことがあるかもしれません。
どうしても外へ行かなければ排泄することができない、という犬もいます。では、どのようにやめさせれば良いのか、どのようにすればトラブルにならずに済むのか、一緒に考えてみましょう。
やめさせるためには?
自宅でのトイレトレーニングは試してみましたか?一度も試したことがないのであれば、ぜひ試してみてください。うちの子はできない、なんて決めつけているだけかもしれません。
着用できるアイテムを使用する
マナーベルト、マナーパンツ、おむつなどを着用してお散歩することで、排泄してしまっても汚すことがありません。どうしてもマーキングしてしまう犬におすすめです。
後始末をする
当たり前のことですが、排泄物を持ち帰るだけではなく、汚してしまった地面などもキレイにしてから去ると尚良いです。軟便だったのか、地面に後始末をした跡が残っていることがあります。トイレットペーパーやウェットティッシュがあれば、もっとキレイに後始末できたかもしれません。
水を流しても意味がありません
よく、おしっこをした場所に水を流す飼い主さんを見かけます。とくに、マーキングをしてしまうオス犬を連れています。そのためにペットボトルを持ち歩いているようで、それがマナーだと思われているようです。
迷惑だと感じている人にとっては、ただ水を流しても何の意味もありません。おしっこやマーキングは、マナーベルトなどを着用させることで確実に防げる行動です。メス犬が地面におしっこをしてしまったときは、せめて、トイレットペーパーなどでしっかり吸い取ってから去りましょう。
まとめ
トラブルに発展しやすく、苦情が寄せられる件数が多い問題として、近所迷惑になっている犬の行動には、「鳴き声」「お散歩中の排泄」が上位にあげられます。ご近所さんだからこそ、飼い主さんに対して何も言えない、ということがあります。
「うちの犬がご迷惑をおかけしていませんか?」など、挨拶してみると良いです。そうすると、「鳴き声がうるさいです」とは言えなくても、「あなたがいない間に寂しくて鳴いているみたいだよ」と、教えていただけるかもしれません。