犬が人の手を甘噛みする心理4選!どんな意味があるの?やめさせるべき?

犬が人の手を甘噛みする心理4選!どんな意味があるの?やめさせるべき?

加減しながら行う犬の甘噛みにはさまざまな意味が込められています。甘噛みは犬の想いを伝える手段の1つともいえるのですが、放っておくと噛み癖がついてしまう可能性があるので要注意。今回は甘噛みをしているときの犬の心理とその対処法についてお伝えします。

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1.歯がムズムズする

人の指を噛む犬

子犬が人の手や家具などに対して甘噛みするときは、「歯がムズムズするよ~」といった気持ちになっていることが多いといえます。犬は幼少期に歯が生え変わりますのでその影響で歯に違和感を感じやすく、つい色々なものをガジガジしてしまうのだそうです。

愛犬が歯の生え変わり時期に甘噛みするのはごく自然な行為となりますので、叱るのはやめてあげてくださいね。家具や手を噛まれて困る……という場合は、噛み応えのあるオモチャをたくさん用意してあげると問題を改善しやすいといえるでしょう。

2.遊んでほしいと思っている

手を噛むチワワ

あなたが用事をしているときに愛犬が邪魔をしながら甘噛みをしてくる。そんなときは『遊んでほしい』『構ってほしい』と感じている可能性が高いといえます。

また、犬は嬉しい気持ちになったり興奮ぎみになったりしているときにも、『もっと可愛がって!』とおねだり目的で甘噛みすることがよくあります。

とても可愛い犬の誘い方といえますが、甘噛みをしながらおねだりをしてきたときに構ってしまうと「噛んだら構ってくれる」と学習してしまい、噛み癖がつくようになってしまうので気をつける必要があります。

愛犬が甘噛みをしておねだりをしてきたときは、噛むのを一旦止めて大人しくなってから構ってあげるようにしましょう。そうすることで「大人しくしたら構ってくれる」と学習し、少しずつ噛み癖を改善させやすいですよ。

3.噛む感触を楽しんでいる

人の手を噛む犬

甘噛みをする犬は『感触が好き』という理由で人の手を噛むことも珍しくないそうです。人の手は程よい柔らかさをしているので、噛んだときに丁度良い噛み応えに感じるのかもしれません。

また、犬はもともと他の動物を狩りながら生きてきたので現代の犬も名残りとして少なからず狩猟本能が残っています。ですので、人の手を噛んだとき無意識に本能を刺激され満足感を得やすいのでしょうね。

4.ストレスを発散させている

人の手をパクっとする犬

犬が甘噛みをしているときは主に遊び目的であることが多いのですが、なかにはストレスを発散させるために甘噛みをしていることもあるそうです。

散歩の時間が足らなかったり毎日の運動量が少ないと力があり余ってしまい、犬が「もっと運動したーい!」と感じやすくイタズラをしたり飼い主の手をガジガジしてしまうことがあるそうです。

大人になった愛犬が頻繁にあなたの手や家具などを甘噛みしているときはストレス解消しようとしている可能性がありますので、毎日の運動量が足りているか生活を見直してみる必要があるといえるでしょう。

また、犬は退屈な時間が多いと暇つぶしにイタズラや甘噛みをすることもよくありますから、退屈を感じさせ過ぎていないか定期的に接し方を見直すようにするのもおススメです。

甘噛みはやめさせた方がいい?

見つめる犬

犬が気持ちを伝えるときの手段の1つともいえる『甘噛み』はやめさせるべきなのでしょうか。結論から先にいいますと、ときどき甘噛みを行う程度でしたらやめさせなくてもそれほど問題ないといえるでしょう。

しかし、頻繁に甘噛みをしてくる場合は噛み癖が酷くなったり徐々に甘噛みではなく本気噛みする可能性がありますのでやめさせた方が良いと思います。甘噛みを改善する方法としては主に2つあります。

対処法1.オモチャを与えて満足させる

甘噛みを改善する方法1つ目は『オモチャを与える』です。愛犬が人の手を甘噛みするのが好きな場合は柔らかめの素材を使ったおもちゃ。

家具など硬いものを噛むのが好きなときは木製のオモチャ。といった具合に愛犬が好む噛み応えのものを用意してあげると『噛みたい』という欲求を満たすことができ、人の手や家具を噛みにくくなるのでおススメですよ。

ちなみに犬用のオモチャといえどもずっと噛んでいるとボロボロになって破損してしまいますので、愛犬が壊れたオモチャの欠片などを誤飲しないよう、定期的にオモチャが壊れていないか確認するようにしてあげてくださいね。

対処法2.『甘噛みをすると構ってくれない』と教える

愛犬に手などを甘噛みをされたくない場合は、『甘噛みすると構ってくれなくなる』ということを学習させる方法が効果的となります。例えば先ほども少しお伝えしたように、愛犬が手を甘噛みしながら構ってアピールをしてきたら手を隠して無視をする。

そして愛犬が甘噛みをやめて10秒ほど時間を置いてから手をもとの位置に戻します。この時に愛犬が噛まなかったら褒めたり構ってあげましょう。そうすることで少しずつ愛犬に『手を噛まなかったら褒めてくれる』『構ってもらえる』と教えることができ、甘噛みを改善することができますよ。

まとめ

見つめる犬

犬の甘噛みは放っておくと噛み癖がついたり本気噛みをするようになる可能性があります。しかし、噛むという欲求は犬の本能ともいえますので甘噛みを全て止めさせてしまうとストレスを溜め込ませる原因になってしまう場合もあるといえるでしょう。

ですので、程よく本能を満たしてあげるために噛んでもいいオモチャを用意してあげることをおススメします。犬の甘噛みや噛み癖の対処をしながらも愛犬の気持ちを満たしてあげられると良いですね。

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