愛犬の体調管理について
1.こまめに休憩をとる
泳ぐのが大好きなわんちゃんや初めて泳ぐわんちゃんは、水遊びに夢中になって興奮しやすくなっています。水遊びは体力の消耗も大きいので、こまめに休憩を取ることが大切です。プール施設によっては「15分ごとに休憩を取り、愛犬の体調をチェックしましょう」と推奨しているところもあります。
2.熱中症&低体温症に注意
屋外のプールの場合は、強い日差しと高い気温によって熱中症になるリスクが高いため注意しましょう。一方、長時間冷たい水に浸かることによって低体温症になってしまうこともあります。暑さ寒さの変化は愛犬の身体に負担がかかるため、愛犬の体調管理を充分行いながら楽しみましょう。
3.「水の飲みすぎ」水中毒に注意
意外なことに、プールなどの水遊びで「水の飲みすぎ」による体調不良が発生するリスクもあります。これは「水中毒」と言って、水を過剰に飲むことで血中のナトリウム濃度が下がってしまうことによる体調不良です。
プールでの「持ってこい」の遊び中や、動く水に興味を持って口にくわえようとしてしまうなど、水遊び中には知らず知らずのうちに水を飲んでいることがあります。
水中毒は症状がすぐに出ないこともあり、帰宅してから体調不良を起こすこともあります。
- ふらつき
- 嘔吐
- 意識混濁
- けいれんや麻痺
- 大量のよだれ
などの症状が現れた時にはすぐに受診するようにしましょう。
4.初めての場合はライフジャケット着用が安心
水遊びをする時には、愛犬にライフジャケットを着用させると安心です。
犬種によって泳ぎが不得意な骨格や性質の子もいます。
- チワワ
- ダックスフンド
- コーギー
- 短頭種(鼻ぺちゃ犬)
- 柴犬
などは泳ぎが不得意な子が多いようです。パグやフレンチブルドッグなどの短頭種の場合はもともと呼吸にリスクが高く、息継ぎがうまくできないという恐れもあります。
たとえ波のないプールであっても溺れてしまうこともあるので、一応ライフジャケットを着用させる方が安心でしょう。
公共マナーを守るために
5.トイレを済ませておく
プールサイドでの排泄を極力させないようにするのがプールでのマナーとなります。みんなで清潔を守れるように、プールを利用する前に愛犬のトイレを済ませておくようにしましょう。
6.ブラッシング&シャワーを済ませておく
他のわんちゃんも利用するため、愛犬の清潔さを確認してからプールを利用しましょう。自宅でブラッシングを済ませ、プールに浸かる前にシャワーで流すようにしましょう。
7.リードをつけたまま場に慣らす
他のわんちゃんの存在やプールにワクワクして興奮しやすくなりますので、プールの敷地内でもリードを付けたまま場に慣らすと良いでしょう。愛犬が落ち着いた様子になったあとでリードを外すと、興奮して暴れてしまうことや他の方とのトラブルを軽減することができます。
まとめ
水中の運動は関節に負荷がかかりにくく、かつ水の抵抗によって効率よく運動ができるのがメリットです。日常のお散歩とは違う水遊びで愛犬のストレス発散になるところも嬉しいですよね。
犬用のプールを利用する際には愛犬の体調管理を充分行い、マナーを守って利用することが大切です。
- こまめに休憩をとる
- 熱中症や低体温症に注意する
- 水中毒に注意する
- ライフジャケット着用が安心
- トイレを済ませてから利用する
- ブラッシングやシャワーを済ませてから利用する
- リードを付けたまま場に慣らす
犬用プールをご利用の際には、今回ご紹介した7つのポイントをぜひご参考にしてみてください。プール施設によっては独自のルールがある場合もあるので、初めて利用するプールは事前に確認しておくと安心ですね。