不測の事態に備える~意外とお金がかかったこと~
思わぬ出費に愕然とした経験のある飼い主さんは意外と多いものです。数千円や数万円では済まされない、不測の事態に見舞われることだってあります。
数十万円、100万円を超えるお金が必要になることだってあります。ほとんどの飼い主さんが経験する「犬を飼っていて意外とお金がかかったこと」には、どのようなことがあるのか。不測の事態に備えて、どのようなことを準備しておくと良いのか。ぜひご参考ください。
1.病気やケガ
愛犬の突然の病気やケガ。レントゲン写真を撮ったり、エコー検査をしたり、内視鏡検査が必要になることもあります。MIR検査など、高額な費用を必要とする検査が必要になることだってあります。
一度の診察や検査に数千円から数万円の費用がかかることが予想されます。手術をしなければならないほどの大きな病気やケガをしてしまうことだってあります。手術後の入院も考えると、数万円から数十万円、十数万円の費用がかかることが予想されます。
不測の事態に備えて
高額な必要がかかるかもしれない病気やケガに備え、ペット保険に入ることを検討されることが一度はあるかと思います。しかし、病気やケガの内容によっては、保険が適応されないことも多くあります。
もしも、突然、数十万円以上の費用が必要になったとき、用意することができるでしょうか。病気やケガによる大きな出費に遭遇してしまったとき、飼い主さんは“愛犬のための貯蓄をしよう”と考えるものです。
ペット保険に加入しておくこと、もしくは、愛犬のための貯蓄をしておくことが、不測の事態の備えになるのではないでしょうか。
2.健康維持のための予防医療費
- 狂犬病予防の注射
- 混合ワクチンの接種
- フィラリア症予防の投薬
- ノミとマダニの寄生予防の投薬
- 定期的な健康診断
わかりやすいものをあげるだけでも、このようなものがあります。愛犬の健康を維持するため、健康寿命を延ばすために必要な予防医療です。この5つだけでも怠ってしまったことで、命を落としてしまう犬が多くいます。
うちの犬には必要ない、と考えている飼い主さんもいます。はじめて犬と暮らす人にとって、どのような予防医療が必要なのかを把握しきれず、トリマーさんや獣医さんから指摘され、治療や予防のために意外と大きな費用がかかった、というケースがあります。
不測の事態に備えて
予防医療を怠ったことによる病気のほとんどは、犬の健康を著しく阻害し、苦しみながらの生活をしいられる犬もいます。若い年齢で命を落としてしまう犬もいます。
例としてあげた5つの予防医療によって、確実に防ぐことができる病気があります。不測の事態に見舞われてしまうことがないよう、予防医療を受けさせてあげることが最も重要なことです。怠ったことで病気を発症すると、十数万円から数十万円の治療費が必要になるかもしれません。
3.トリミング費用
“こんなに必要だとは知らなかった…”と声をあげる飼い主さんが多いのが、トリミング費用です。シャンプーは自宅でも行うことができますが、全身の被毛をカットするとなると、プロの技術が必要をしますよね。たとえば、トイプードルなどの被毛が伸び続ける犬種がいます。月一回程度、被毛をカットしてあげなければ、延々と伸び続けてしまいます。みなさんがよく目にするトイプードルの可愛らしいあの姿は、毎月のトリミングによって、被毛を美しく整えた姿なんです。
不測の事態に備えて
“トリミング費用が支払えないから犬を手放した”
驚きの内容ですが、実際に起きた事例です。自身の生活もやっとなのに、毎月1万円ほどかかる愛犬のトリミング費用を支払えないというのです。このような不測の事態を引き起こしてしまわないためには、自身の暮らしに合った犬種を選ぶ、ということも必要なのではないでしょうか。
まとめ
犬を飼っていて意外とお金がかかったこと、そして、不測の事態に備えて、
- 病気やケガ
- 健康維持のための予防医療費
- トリミング費用
この3つをテーマにご紹介しました。飼い主さんが「意外とお金がかかった」と感じたこと、そして、「これからも費用が増えそうだ」と感じた3つです。経済的な余裕がなければ犬を飼ってはいけない、ということではなく、常に万全な備えをしておきましょう、ということなのではないでしょうか。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
多頭飼いだったので、3頭分の予防注射、フィラリアなどそれなりの金額でした。
2頭がラブラドールで、大型犬ですから薬の単価も高かったです。
ペットとはいえ家族が増えるわけなので、お金がかかることは確かです。ちゃんと理解したうえで迎えないと後でしんどくなってしまうこともあるかもしれません。
私のパート収入はほぼ犬のために使ってました(笑)