1.海水浴
犬OKなビーチかどうか確認する
夏と言えば海水浴のシーズン!海に愛犬とおでかけしたい飼い主さんも多いことと思いますが、まずはそのビーチが犬の入場を許可しているかどうかを事前に調べておきましょう。
海水浴場になっているビーチにはたくさんの人が滞在しますので、衛生上の理由で犬の入場を禁止しているビーチもあります。まずはお目当てのビーチが犬OKかどうかを確認しておきましょう。
砂浜での火傷に注意
夏の砂浜はとっても熱くなります。ビーチサンダルを履いていても熱くて歩くのがたまらなくなる時がありますので、裸足のわんこたちにとっては肉球の火傷の恐れがあります。遊びに行く際は暑い時間帯を避け、飼い主さんが手で温度を確認してあげるようにしましょう。
熱中症に注意
海には日光を遮るものが少ないので、愛犬の熱中症にも気を付けなければいけません。犬は汗をほとんどかかないため、私たちよりも体熱を発散することが苦手です。
- 長時間の滞在を避ける
- 日陰をつくれるものを用意する
- 水分補給を念入りに行う
- 身体を冷やすアイテムを使う
このような工夫で愛犬の熱中症を防ぎましょう。
2.花火大会や夏祭り
踏まれて怪我をする恐れも
夏祭りや花火大会に行くと、愛犬と一緒に来ている飼い主さんも結構いらっしゃる印象です。しかし、ここでも愛犬のために気を付けておきたい点があります。
1つは愛犬と他人との接触事故です。夏祭りや花火大会は大勢のお客さんがいて、場がとても混雑します。そして、夜のおでかけは視界も悪くなります。
特に小型犬の場合は他の人が愛犬に気付きにくく、足を踏まれてしまったり蹴られてしまう恐れがあります。
他人とのトラブルにも注意しましょう
逆に、たくさんの人に興奮した愛犬が他の犬や人に危害を加えてしまう危険もありますので、他の人や犬とのトラブルにも充分気を付ける必要があります。
夏祭りや花火大会には不特定多数の人が参加しますので、もちろん犬が苦手な人もいらっしゃるでしょう。みんなが気持ちよく楽しむために、飼い主として「他の利用客」「犬が苦手な人」への配慮も必須となります。
人混みは犬にとってストレスになりやすい
いつもと違う雰囲気でたくさんの人がいる場では犬が興奮しやすくなります。特に繊細さを持ったわんちゃんの場合、人混みによって恐怖や不安を受けるなど大きなストレスとなる恐れがりますので注意が必要です。
花火の音を怖がる子もいますので、無理に連れ出すのは体調不良の原因となります。帰宅してからぐったりしてしまった、ということのないように"わんちゃんファース"を心がけておでかけしてください。
3.山でのアウトドア
ノミ・ダニの予防
川遊びやキャンプなど、海より山派!という方も多いですよね。普段のお散歩とは違い、山ではノミやダニの寄生のリスクが高まります。特に近年、問題視されているマダニには気を付けなければいけません。わんことアウトドアを楽しむために、まずは愛犬のノミダニ予防を受けておきましょう。
ワクチン接種で感染症予防
自然動物が多い山や川へ行く場合は「ワクチンの接種」を行っておくと安心です。山や川には他の野生動物がたくさんいる街中とは違った環境のため、混合ワクチンの種類も考慮しておきたいポイントです。
山や川にはネズミなどの野生動物が多く生息しているため、ネズミなどの保菌動物の尿から感染する「レプトスピラ症」を予防するものが含まれる7種以上の混合ワクチンの接種が望ましいでしょう。
レプトスピラ症は人間にも感染するもので、レプトスピラ症と診断した獣医師は保健所に届け出をしないといけないほどの感染症です。
ミニチュアダックスは7種以上のワクチンに注意
ミニチュアダックスフンドの場合、レプトスピラ症の含まれた7種以上の混合ワクチンでワクチンアレルギーを起こす確率が高い傾向があります。ワクチンはその子の犬種、体調、年齢などによっては負担となり副作用が強く出るリスクがありますので、獣医師とよく相談の上で接種を検討しましょう。
ワクチンを接種する場合は余裕ある日程で
ワクチンは接種してすぐに効果が現れるものではなく、身体の中で抗体ができるまで2週間はかかります。ワクチン接種後は体調を崩しやすくなる恐れもあるため、おでかけの予定を考慮して余裕ある日程で接種しましょう。
まとめ
海に山、お祭りに花火…夏は楽しいおでかけやイベントがたくさんある季節です。愛犬と一緒にイベントを楽しみたい!という飼い主さんも多くいらっしゃいますが、おでかけの前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
- 熱中症や肉球の火傷
- 人混みでのケガやトラブル
- 人混みでのストレス
- 感染症予防の徹底
など、愛犬が安全に楽しめるように準備と対策を行っておくことが重要です。愛犬に無理のないように、飼い主さんもわんちゃんも安全に夏のおでかけを楽しんでくださいね。