犬にとって家族は最も安心できる存在!
犬は元々群れで暮らしていました。仲間は自分にとって最も信頼できる存在であり、安心できる存在だったのです。今では、その仲間が『家族』に替わっています。つまり、犬にとって家族は最も信頼できる存在であり、安心できる存在なのです。
特に、家族は犬の飼い主でもあり、犬にとっては頼れるリーダー、またはお母さん的存在でもあります。そのため、家族にしか見せない甘えんぼうな行動や信頼を表す行動を見せていることも多いです。
犬が家族にしか見せない行動とは?
人懐っこい犬であっても、やはり家族は特別な存在です。そんな特別な存在である家族にしか見せない行動は意外と多くあります。ここではその中から、よく見られる行動をいくつか紹介します。皆さんの愛犬は、こんな行動見せていませんか。
1.おしりをくっつけてくる
愛犬が隣に座ってきたと思ったら、なぜか自分のおしりをわざわざくっつけるような行動をとってきた…そんな経験はありませんか。一見、「何してるの?」と思ってしまう行動ですが、これこそ「信頼しているよ」という意思表示です。
犬にとって背中を見せるということは、弱点をさらす行為です。さらに、野生で暮らしていた頃の習性として、仲間とおしりをくっつけ合って休むことで、すべての方向を監視する意味もありました。
つまり、おしりをくっつけて座る行為には、「僕の背後はお願いね。こっちは僕が見ているから安心して」という意味のある習性が関係しているのです。実際に、現在は室内に敵がいることはありませんが、信頼している人にしかこの行動は見せません。
2.お腹を見せて「撫でて」アピール
こちらも安心できる家族にしか見せない行為です。散歩中に出会った他の人に対して、突然お腹をさらけ出し、甘える犬はいません。これは信頼と安心があるからこそできる行動なのです。
お腹は犬の身体の中でも最も柔らかい部分です。それは、弱点を意味しています。そんなお腹を躊躇せず、くるっと回転し、自ら「撫でて」とアピールする行動は、家族以外には見せません。
3.後ろをついて歩く
家庭内でよく見かける光景ですが、こちらも家族以外にはしない光景です。甘えるように「何しているのかな?」と後ろをついて歩くのは、大好きで信頼している家族だからこその行動です。
大切な家族だから、何をしているのか気になりますし、できれば一緒にいたいという甘えたい願望も含まれています。また、家族が落ち込んでいたり、元気がなかったりする時は、「どうしたの?」と心配になることも。
他人が家を訪ねてきた際、その人の後をついて歩くことがありますが、よく観察してみると、少し距離を空けていたり、表情を変えなかったりと、飼い主とは異なる態度をとっていることに気付くはずです。
この場合は、「何をしているの?おかしなことしていない?」と警戒や、監視の意味が込められていることが多いです。
家族だから許してるんだよ…の行動も!
今回、具体的に犬が家族にしか見せない行動の中から、よく見られる光景を3つ紹介しましたが、この他にもさまざまな行動が当てはまります。
その中には、普段飼い主が日常的に行っているお世話も含まれます。例えば、シャワーや耳掃除、歯磨き、おしりを拭く行為などが当てはまります。
これらはすべて、犬が他人からされることを嫌がる行動です。しかし、そんな「嫌だな」と思う飼い主のお世話でも、信頼している家族だからこそ我慢することができますし、触られても警戒しないのです。
当たり前のように行っている家族の日常のお世話にも、実は愛犬が信頼しているから許していると言える行動が隠されています。そのため、大人しく我慢できていたときには、最後に褒めてあげてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。「この行動はよく見かける!」という人や、「すべて見かける!」という人もいたと思います。中には「どれも当てはまらない」と不安になった方もいるかもしれませんが、最後にお話ししたとおり、犬が家族にしか見せない行動は、今回紹介した3つの例だけではありません。
そもそもまったく警戒する素振りを見せず、リラックスした状態で体の至る所を触らせてくれている時点で、安心している証拠です。家族として、これからも愛犬にたっぷり愛情を注いであげてくださいね!