1.履いた後の靴下
飼い主さんが脱いだ後の靴下に目がないわんこは多くいます。洗濯かごの中から探り当ててちゃっかり拝借して遊んでしまったり「なんで片足だけ見当たらないんだろう?」と思っていたら"お気に入りコレクション"として隠されていたということも。
靴下のみょんみょんと伸びる感覚が楽しくて遊んでしまう子もいるようです。洗い立てのものより、脱いだ後の靴下の方が好きな子が多いようですね。
2.着用後の下着(!)
着用後の靴下でさえ「そんなものくわえて遊ばないで~」と困ってしまいますが、さらに「着用後の飼い主さんの下着(特にパンツ!)」を奪ってしまうわんちゃんも多くいます。
なにやらひとりでゴソゴソしていたかと思うと洗濯かごからパンツをくわえて持ってきてしまったり、飼い主さんが脱いだ矢先に奪っていくことも。
廊下にパンツがおもむろに落ちていて恥ずかしくなってしまったという飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。中には、2匹で飼い主さんのパンツを奪い合って引っ張り合うという事件も!なんということでしょう。
3.脱いだ服
飼い主さんが脱ぎっぱなしにしていた服の上に陣取るわんちゃんはとても多いですね。お留守番中は飼い主さんの部屋着の上でくつろぐのが日課、という子もいるのではないでしょうか?
特に冬場は服のボリュームも多くなりますので、モコモコとしたあったか素材の服の上は寝心地も良いのでしょう。愛犬が眠っていると服も温かくなりますので、お留守番中に「ここで寝てたな」ということが分かります。まるで秀吉公が信長公の草履を懐に入れて温めていたというエピソードのようですね。
犬が着用後の服を好きな理由
犬は匂いフェチである
犬は嗅覚が優れているので、私たちが感じる何倍もの匂いを識別できます。そのため、犬は匂いを嗅いで探求することが大好きな"匂いフェチ"です。
そして、犬にとって体臭は名刺のようなものなので、他者の体臭を嗅ぐことで相手を知って安心することができます。それが飼い主さんの体臭であれば、嗅ぐことによって飼い主さんを感じて安心することができるアロマのようなものなのです。
飼い主さんの体臭を感じられるから
服ならともかく、着用後の靴下や下着は私たちにとって気持ちが良いものではありません。しかし、飼い主さんの匂いが強く移った靴下や下着は犬にとって大変興味深いものです。
犬にとって体臭はその人の全てといっても過言ではないため、まるで好きな芸能人のブログを見るように飼い主さんの着用後の服を手に取りたくなってしまうのでしょう。
寂しさを紛らわしていることも
また、留守番中や何かのストレスによって寂しい思いをしている時、飼い主さんの匂いを感じられるものを嗅いだりかまうことで寂しさを紛らわすという理由も考えられます。飼い主さんの匂いは犬にとって最高のアロマテラピーのようなもので、嗅いでいるととても安心できて癒されるのです。
まとめ
今回は「犬が奪いがちな飼い主さんのモノ」を3つご紹介しました。
- 着用後の靴下
- 着用後の下着
- 脱いだ後の服
これら3つのモノに目がないわんこが多いようです。
洗濯かごにある靴下や下着を上手に探り当て、くわえて持ってきてしまうことに頭を悩ませる飼い主さんも多くいらっしゃいます。
私たちにとっては洗った後の洗剤の香りの方が心地良く感じますが、犬たちにとっては飼い主さんの体臭が強く移っている「着用後」の服がとても心地良く感じます。飼い主さんの匂いを嗅いでいたい!という犬ゴコロによるものの可能性が高いです。